少年メイド 第4話 「好きこそ物の上手なれ」 円の大切なもの&円の女装写真だ!
あまりの汚さにちーちゃんは、止める円を押しのけ部屋へ!
千尋「オレだって、ホントはこんなことしたくない!円はもう大人だし、自分の部屋ぐらい自分で掃除させなきゃって思ってたけど…。」
桂一郎「あ、そういう話ですか…。」
千尋「でも見ちゃったんだ…円の部屋にアイツが…髭男爵が!」
桂一郎「髭男爵!?」
それは小宮家における“アイツ”の隠語。
千尋「オレの掃除した家に髭男爵がいるなんて…絶対許せない!駆逐してやる!」
千尋「隅々までキレイにしてやる!」
円「いやぁ~やめてぇ~」
千尋「ふぅ…まったく、この家にまだこんな未開の地が残されていたとはな!」
ワンコのおもちゃを使って別の部屋に閉じ込め中。おもちゃとわかっているのに開けられない~。
ちーちゃん輝いてるよちーちゃん!
しかしそれには中身はなく、包装紙だけ。包装紙だけを箱状にしたものだった。
「意味がわからん!」とゴミに捨ててしまう。
そしてキレイにはなったが、「自分の部屋じゃないみたい~」と落ち込む円。
しかし、アレが捨てられていると知ると、その落ち込みようは本気に…。
次の日、円の部屋にたまっていた服の処分を任されたちーちゃんは、桂一郎に相談してリサイクルショップに車を出してもらうことに。
しかしどうにも円の様子がおかしいのが気になる。
千尋「円、なんか変じゃない…?」
桂一郎「いつも通りですが、何か?」
千尋「昨日から元気ないっていうか…。」
桂一郎「ああ…昨日叱られて堪えたのでは?」
千尋「うっ…無理やり掃除したの、やっぱひどかったかな…。」
桂一郎「あれは自業自得だと思いますが。」
桂一郎「そもそも円様はモノを捨てられないタチですし…特に贈り物は包装紙まで飾っておくありさまで…」
ショタ円!!かわいさも2倍~。
桂一郎「ご丁寧にリボンまで結び直して…ムダに器用なのもなんですねぇ。」
桂一郎「円様はプレゼントの中身より、贈られた事実の方が大切だったようですから…。」
そう聞かされてゴミ袋から拾い拾い。
千尋「ゴミだよなぁ…。」
ちーちゃんは思い出していた。
冷蔵庫にずっと貼ってあるおつかいメモ。ちーちゃんが捨ててもいいかと聞くとお母さんはダメと言った。
千尋母「千尋のはじめてのおつかいのメモなのよ。お母さんうっかり漢字で書いちゃって…千尋、まだが漢字読めなかったから半泣きになってねぇ~可愛かったなぁ!」
千尋「なにそれ…。」
他にも、ちーちゃんが初めて書いた名前、ちーちゃんが初めて描いたお母さんの似顔絵…貼り過ぎで冷蔵庫がいっぱいに。
それほどちーちゃんが愛されてるってことだなあ。
傍目にはゴミにしか見えないけど、大事なもの…。
ちーちゃんはゴミの山の中から包装紙を探す。桂一郎も手伝ってくれることに。
千尋「あの… ぐちゃぐちゃになってたからアイロンかけたんだけど…そしたら元の形に戻せなくなっちゃって… ごめん。」
まったくあざとい顔だよぉ!
円「形は覚えてるから、大丈夫だよ。キレイになってる…ありがとう、千尋。」
千尋「でだ。そもそも大事なものをゴミと一緒にしておくのがダメなんだ!」
円「ヒッ…さっそく説教モード?」
千尋「大事なものはちゃんとしまうか、ここに入れろ。そしたら捨てないから。」
円「こんな小さいのじゃ入りきらないよ~。」
千尋「入るように整理するの!」
千尋「ちなみに、はみ出たら捨てるからな。」
円「横暴~。」
千尋「がんばれよ!」
円「がんばらない!」
千尋「がんばれってば!」
円「がんばらない!」
千尋「もういい!」
円「がんばらない!」
千尋「がんばれ!」
円に説教しながらも楽しそうなちーちゃんの天使っぷりよ…。
カラメルは後から入れても底に沈む!
ちーちゃんも知らなかったこの事実。
とりあえずキレイに完成!
ちーちゃんはプリンに鬆(す)というブツブツが立っていて舌触りが不安だと言うが…。
円は味はいいから頑張ってと励ます。
果たして桂一郎を笑顔にできるか?
だが当の桂一郎は「調理師でも目指すのでしょうか」と、まったくその想いに気づいてなかった。
桂一郎が出かけていった。しかし手帳を忘れてしまう。
ちーちゃんがその手帳を拾い上げると、中から女性の写真?が!
ちーちゃんは祐司に相談。
桂一郎が美耶子になびかないのはこの女性のことが好きだからか…?
千尋「(いや、桂一郎さんが何も言わないのにオレがバラすのはなんかダメだよ…でもでも、美耶子さんがあんなに頑張ってるのに最初から無理じゃかわいそうだし…ああいっそ早いうちに!いや…でもでも…!)」
円!直球!
さりげなく聞くって言ったのに!
さらに「写真の子って誰?」とまで!
桂一郎「なるほど、そういうことですか…」
千尋「(ギクッ!)」
桂一郎「千尋くん、どうしたんです?入らないんですか?」
千尋「はい…。」
千尋「勝手に見ちゃって、ごめんなさい…。あのっ、ででででもっ、見ようと思って見たんじゃなくて、ぐぐぐ偶然で…」
桂一郎「わかってますよ。そもそも置き忘れた私のミスですし…」
桂一郎「で、どれを見たんです?」
千尋「ええ、いっぱいあるー!」
桂一郎「千尋くん、この写真は円様です。」
千尋「えええっ!?」
桂一郎「まあ、よくある子どもの悪ふざけで、千代様が円様に、ご自分の洋服を着せて遊んでらしたんです。」
桂一郎「思いの外お似合いになられたのと、珍しく円様が抵抗なさるのが、千代様には楽しかったようで。」
千尋「それで、カツラまで…」
円「なんでそんなの持ち歩いてるの!!」
桂一郎「いざという時のために、弱みを握っておくのは基本です。」
円「人でなし~!」
これはバレてしまったが、切り札は他にもあるという。
桂一郎さんは初めて撮った写真を大切にしているよ、と教えてあげるちーちゃん。希望あるのかな?
「大きくなりましたね」と桂一郎。「お父さんかよっ」とツッコミたいちーちゃん。
その夜、円の女装写真を焼き増ししてもらったちーちゃん。さっそく魔除けになった?
エンディング
今回の一言:「離れたくない…」
エンドカード
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