少年メイド 第3話 「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」 風邪ひきちーちゃんの破壊力

少年メイド 2016/05/26 10:19


朝、ちーちゃんが目覚めると…

隣に円が!

円「目覚まし止めて~ …ウッ!!


円「だって~僕のベッド仕事の道具や資料で埋まっちゃってるんだもん~」
千尋「自分の部屋くらい自分で片付けろ!このダメ人間!

ちーちゃんの拳&お言葉!ありがとうございますっ!
そんな円を防犯スプレーでやっつけることを提案する桂一郎。


番犬でも置いてやろうか…と考えながら学校へ行くちーちゃん。


そんな時、タイムリーにも捨て犬を発見!


かわいい…飼いたい…
しかしただでさえお世話になってる身なのに犬なんて…!


でも、やはり捨てていくのは忍びない…。



そんなわけでこっそりパーカーの中に入れて家へ。
しかし家では、円がネコアレルギーにもかかわらずネコを拾ってきて桂一郎に叱られていた。


千尋「逆に考えるんだ!ネコがダメでも犬なら…


いや、あの時犬から必死に逃げていた…ダメだ…


千尋「だ、大丈夫だって…ちゃんと飼ってくれる人探してやるから…。」


円は桂一郎にネコを奪われ傷ついたと、ちーちゃんにネコミミをつけて癒やしてもらおうとする!


いや~いいですねぇ~
ちーちゃんは円のスリスリを我慢し、犬は大丈夫か聞いてみるが…。


犬は猛獣だ!」と円。


やはりダメか…逃げるちーちゃん。
円はズボンにもしっかり尻尾を!それもいいですね~。


学校で犬のもらい手を探すちーちゃん。しかしみんなムリだという。めがねっ子…。



それより、家においていたら見つかるんじゃない?と言われたちーちゃん。
あわてて帰宅しワンコがいるのを確認…するが、そこを桂一郎に見つかってしまう。



桂一郎「わかりました。私のもらい手ネットワークはほとんどネコ派なんですが、なんとかツテをあたってみます。」
千尋「ホントに!?」
桂一郎「ちゃんと相談していただければ、お手伝いくらいできるんですよ。
千尋「ご、ごめんなさい…。」
桂一郎「先に謝る人がいるのでは?


千尋「あの…か、勝手なことして、ごめんなさい…


円が怒って立ち上がった!?と思いきや…。


円「とりあえずその犬…どっか隠して…

ワンコは桂一郎に預けて別室待機。


意を決して話しだすちーちゃん。


千尋「ダメなのわかってるけど、飼い主がちゃんと見つかるまでここにおいてやってください!



円「いいよ。
千尋「えっ…?」
円「僕は犬は嫌いだけど、千尋のお願いぐらい聞いてあげるよ。


円「どうして黙ってたの?僕が話も聞かないと思った?」
千尋「(違う…怒らせたんじゃない、傷つけたんだ…!)円ごめん!今度からはちゃんと話すから、だから、えっと…よ、よろしく!


円「ププーッ!!
千尋「わ、笑うな!


円「はぁ…よろしく千尋。」

円「でも犬の世話はしません。」
千尋「それは期待してないから…。」

その夜、円はちーちゃんと一緒に寝ようと部屋にやってくるが…。

千尋「こいつと一緒でいいならいいよ。


いい番犬になりそう。


庭で犬を抱く少年メイド…絵になるなあ。



その時、家に親友の祐司くんと、そのおじいさんが。


おじいさんはこの家の庭師だった。


おじいさんに懐いているちーちゃん。かわいい。
祐司くんは円に「あんたにも懐いてんじゃない?」という。前なら勝手に犬なんて拾ってこず、我慢する方を選んでたはずだから…。


祐司のおじいさん「まったく祐司のやつはしょうがないなあ。少しは千尋くんを見習えってんだ。か~いらしい作業服着せられてなあ!働きモンだよな。」
千尋「これは…突っ込まないで…。



おじいさんもちーちゃんのことを心配してくれていた。
「なんならうちに来るか?とも言ってくれたが、ちーちゃんは…。


千尋「でも…俺ここにいます。だってせっかくキレイに掃除したのにまた荒れちゃうし、オレも部屋もちゃんとあるし。円や桂一郎さんに『ただいま』って言うの慣れてきたから、だから…。



祐司のおじいさん「そうかい。良かったな。
千尋「エヘヘ…。
祐司のおじいさん「ま、がんばれよ。」

いい話だねぇ…。



犬は「餡太郎」と名付けられ、美耶子の家にもらわれることに。


ちーちゃんが飼えなかったのは残念だけど、円がストレスで倒れそうだから…


それにもかかわらず、もらい手が見つかるまで置いてくれた円にはお礼を言わないと…。


その頃円は、今日から出張だというのに行きたくないと駄々をこねていた。


千尋「そういうことはちゃんと行っとけバカ!とっとと顔洗って着替えてこい!


千尋「詐欺だ…」


円「3日もいなくなっちゃうんだよ?僕がいないと寂しいでしょ?」
千尋「1年くらい帰ってこなくていいぞ。


ちーちゃんに携帯が手渡される。
はじめての携帯…うれしそうなちーちゃん。


円「これを僕だと思って…いつでも電話していいからね…朝でも昼でも夜でも!
千尋「しねーから、安心して働いてこい。」
円「しーてよー。」


「人さらい~」と言いながらも円と桂一郎が出発…。


千尋「そういえば、この家で1人きりなんて初めてだな…」


千尋「これは…誰にも邪魔されずに大掃除のチャンス!

さすが掃除の鬼!


だが張り切りすぎて風邪をひいてしまうちーちゃん。


というのも、お風呂でカビ取りに夢中になったから!わぁ!はだか!



携帯の使い方を聞くちーちゃん。
するとそこには、円からのおびただしい数のメールが!


円のメール「ちーちゃんおやすみ♥♥いい夢みてね


祐司「返信はこれを押して…
千尋「言いたいことあんなら言えよ!スルーの方がいてえんだよ!
祐司「いやいやいいんじゃないかな…ちーちゃん…
千尋「呼ぶな!


あいつがいないとこの家こんなに広いのか…
などと感心してる場合じゃないよ風邪がっ!


一方円、家での姿が嘘のようにビシっと仕事してる!


でもちーちゃんのことは常に気になるようでメールは欠かさない。


キモいわー!」と携帯を投げるちーちゃん。
ちーちゃんにキモいと言われるなんてむしろご褒美ですよねー。



と言いつつも、やっぱり返信しなきゃと思うちーちゃん。


風邪をひいていることも言おうとしたが…やっぱり消してしまう。
余計な心配をさせまいと思ったのか。


結局メールを送らずそのまま仕事に…
どんどん体調が悪化していく…



千尋「誰も…いない…静かすぎて…落ち着かない…



その時円からのメールが…
「アホ」とツッコミつつも、「大丈夫?」というその言葉に甘えたくなったちーちゃん…。


いよいよ円に電話を!…しかし切れた?


千尋「バカ…風邪くらいで電話したら迷惑だっつーの…

そんなことないよ!頼ってちーちゃん!


ちーちゃんは夢を見た。




ちーちゃんが同じように風邪をひいた時、お母さんが仕事を休んでおかゆを作ってくれていた時の夢だった。
ちーちゃんは「ただの風邪なのに」と言ったが、「風邪をなめちゃダメ」とお母さん。


千尋母「大丈夫、大丈夫だから…


円「千尋、大丈夫?


なんと目覚めるとそこには円が!



タクシー飛ばして帰ってきたという。


円「電話、くれたでしょ?取れなかったから。
千尋「バカ…アホ!電話くらいで…。

あの電話で異変を察したというのか、さすがだ。


ここまでされちゃあ、デレるしかない!


千尋「おかえり…。
円「ただいま。


千尋「無理して犬を置かせてくれて…ありがとう…

この弱り+デレデレはたまりませんな!



翌朝、円はちーちゃんのためにおかゆを…ってまたか!また台所が…。



でも仕事はいいのか?
大丈夫、手は打ってきたから…って桂一郎にカツラでごまかせと!?


桂一郎さんに謝っとけよ!」と叱られる円。ほのぼの(してる場合じゃないけど)。


風邪ひきちーちゃん、ごちそうさまでございました。

エンディング


今回の一言:「こっちにおいで。

エンドカード


イラスト:灰原薬

少年メイド 2016/05/26 10:19
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  1. ちーちゃんかわいい

    ゆりみるく - (2016/05/28 23:38) 返信

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