迷宮ブラックカンパニー 第5話 「Transfer」 あざとい巫女で男の娘!のランガちゃんついに登場!

迷宮ブラックカンパニー 2021/08/10 19:03


ランガ「お目覚めですね、救世主さま。


ランガ「どうか私達の世界を救って頂けませんか?

謎の世界で目を覚ました二ノ宮キンジは、突然このランガちゃんに救世主扱いをされる。


なぜここに飛ばされたのか、キンジは詳しい説明を求めるが…。


ランガ「セリフ忘れちゃった!てへ☆


ランガ「ちょっと待って!もう一度やり直させて!


ランガ「救世主さま、私達人類は今、滅亡の危機に立たされています…。


ランガ「どうか、お力をお貸しくださいませ…♥
キンジ「なんだこの茶番は…。」


するとこの街の長が現れる。


ザゼル「私はこの街マルシアを取りまとめているザゼルと申します。この子はランガ。我々の巫女で魔法の腕はいいのですが、自由にやらせておいた分少々勝手が過ぎるきらいがございまして…。


ランガ「べっ。

かわいい!

かつては社畜を使い急速に発展したこの世界。しかし社畜は倒れ、そこを魔王に支配された。
敗北した人類は地下に逃れ、暗いシェルターで300年間過ごしてきたが、ついに資源も尽きる。
そこで予言の書に従い、この世界を救える人物を召喚した。それがキンジだったのだ。


キンジ「《アムリアとかいうクソ異世界からまた別の異世界に転移だと…!》

そんな思いのキンジとは対照的に、キラキラ笑顔のランガちゃん!

当然魔王討伐など断るつもりだったキンジ。
しかし予言の書には「救世主と魔王が相まみえるとき、“ニホン”への道が開かれる」とあったと聞き、協力せざるを得ないことに…。


ランガ「うふっ☆2人ともバッチリ支度は終わったみたいだね?
キンジ「その格好…まさか…。」


ザゼル「ランガには、巫女としてニノミヤ様の旅に同行してもらいます。


キンジ「こんな脳ミソとろけてそうな女、邪魔以外の何者でもないんだが…。」


ランガ「もう~、そんなこと言わないでぇ~♥


ランガ「よろしくねぇ~ニノミヤくぅ~ん♥


キンジ「ウッ…!?

キンジ、ナニかに気付いた!!



ランガ「きゃああ!!


ランガ「ひどい…ボクの大事なところを…♥
キンジ「お前、男か!


ザゼル「魔力を持った子どもを巫女とすると予言の書には書いてあったのですが、この街で魔力を持っているのはその子だけでして…仕方なく。
キンジ「いい加減な連中だなオイ!滅ぶべくして滅んだんじゃないのかこの世界の人間は!」


ランガ「ムッフフ~ン、勘違いしちゃったぁ?でもそれは仕方のないことだよ~。


ランガ「ぶっちゃけボクよりカワイイ子っていないからぁ、ニノミヤくんも我慢できなくならないよう気を付けてね~。


キンジ「《またろくでもないタイプのやつか~!》


ランガ「きゃあ!


ランガ「もう!髪がめちゃくちゃ!何するんだよぅ!


キンジ「お前の趣味をとやかく言うつもりはないが、色気付くのはあと10年経ってからにしろ。



ランガ「きーめた♥ボク絶対ニノミヤくんを振り向かせる!
キンジ「言ってろクソガキ。」



ランガ「ガキじゃなくて、ランガだってばっ。


そしてキンジ、リム、ランガの3人でシェルターの外に出てみると…。


そこは「別の異世界」ではなく、キンジがいたアムリアの未来の姿だった。
ライザッハ鉱業のブラック幹部、ベルザ・シューバッハの銅像があったのである。彼女がトップに立ってからおかしくなったという。




バイクで風に吹かれるランガちゃんもいいよねぇ…。


そして着いた魔王の城。


いかに魔王に気付かれずに潜入するか考えるキンジだが…。




ランガ「えいっ。


ランガ「ふん!
キンジ「って!何やってんだテメェ!」


ランガ「何って、魔法でドッカーン作戦だよ。魔王に会うんでしょ?早く行こ行こ。

すると部下が出てきた…が、ここは魔王軍の課長補佐代理が収める街・ジェネラルアントファームであるらしい。


ランガ「え~あれ~?どっかで道間違えちゃったのかなぁ?


ランガ「ねーねーそれより見て見て!おそろいっ☆
魔物「こいつ殴っていいか?」
キンジ「ぜひそうして欲しいが…。」

課長補佐代理のジェネラルアントのもとへ連れて行かれる一行。


ランガ「うわうわすごい!なんか偉そうな人にすぐ会えちゃったよ!


ランガ「魔法でドッカーン作戦、大成功だね☆ニノミヤくんっ。
キンジ「黙れクソガキ…。」



ところが驚きの事実。
ジェネラルアントは実は、過去の方の世界でキンジが世話をした「アリA」だった。


ランガちゃん中心でまったく紹介していなかったが、手前でよく食べているのがリム。


救世主が魔王軍の者とつるんでいても、特に気にする様子はないランガちゃん。


ランガ「ぶっちゃけボクは街の外にさえ出られれば何でもよかったしね~。


ランガ「あんなクソ湿った空気はもううんざりだったし。


ランガ「それに…。


キンジ「どうした?」
ランガ「ううん、なんでもない!

ここにきて珍しく憂いの表情?


そんな時、人間が殴り込みにやってきた。
おかげで料理が散らばってもったいない…。


その人間が言うには、もう限界だ!1日8時間労働、休みは週にたった2日、保険とかいうものに入らされる…。


いやいやめちゃくちゃホワイト企業じゃねーか!



ランガ「えっ?なになに?どうしたのニノミヤくん!



キンジのやることにいちいち楽しそうにするランガちゃんカワイイね。

外の魔王軍は実にホワイトだったが、ここまで手厚くしても人間が働かないのがジェネラルアントの悩みだった。



そこでキンジは改革に乗り出す。
素行の悪い者にはより厳しく、逆に良い働きをした者には報酬と人間を支配する権利を与え、皆が競って働くようになった。



そんなわけでキンジは魔王軍側につき、地下の住民とした魔王討伐の約束はあっさり裏切られることに。


キンジ「メンゴ!!

迷宮ブラックカンパニー 2021/08/10 19:03
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