鬼滅の刃 遊郭編 第3話 「何者?」 上弦の鬼に立ち向かう善子

鬼滅の刃 ,, 2021/12/23 20:01


萩本屋。
その一室で囚われた宇髄の嫁の1人・まきを



気配を感じた猪子がそちらの方へと向かう。


京極屋の善子。


善子「《なんか俺、自分を見失ってた…俺は宇髄さんの奥さんの雛鶴さんを捜すんだったよ。三味線と琴の腕を上げたってどうしようもないだろうよ…。》


善子「《でもなぁ…どうしよ。ずっと聞き耳立ててんだけど雛鶴さんの情報ないぞ…。》


善子「《2日前に楼主の奥さんが死んだんだよな…みんな暗いし、口が重いな…。》

その時、女の子の泣き声が聞こえた!

善子「《一大事だ。女の子が泣いてる!》



まきをの部屋の前に飯が置いてある。


猪子「《妙だな…妙な感じだ。今はまずい状況なのか?分からねえ…ぬめっとした気持ち悪い感じはするが…。》



猪子「《チッ!ここで考えて何もしねえのは俺じゃねえ!》



突入する猪子!




猪子「風!?窓も開いてないのに…。





猪子「おい!コラァ!バレてんぞ!


猪子「天井ん中でバタバタしてやがる!くっ…!



鬼は天井をはって逃げたようだ。

遊郭じゅうを駆け回り追いかける猪子。




猪子「逃がさねえぞ!


猪子「そこだー!!


客「おお、カワイイのがいるじゃない…。



猪子「おらぁ~~!!




猪子「《くそ…しくじった!下に逃げてる!》


猪子「こっちか!いや…こっち…!?


猪子「チクショー!気配を感じづらい…。


猪子「見失った!くそったれ!邪魔が入ったせいだ!



一方善子は、女の子が泣く部屋へ。



善子「ちょっ!めちゃくちゃなんだけど!どうしたのこの部屋!?


善子「えぇ!?ケン…ケンカ!?ケンカした!?大丈夫!?


善子「だ…大丈夫?ねえ落ち着いて。君を怒ったわけじゃないのよ。ごめんね、何か困ってるなら…。


善子「!?


蕨姫「あんた、人の部屋で何してんの?


生唾をのむ善子。



声をかけられるまで居るのに気付かなかった…上弦の鬼か!?


善子「勝手に入ってすみません…部屋がめちゃくちゃだったしあの子が泣いていたので…。


蕨姫「不っ細工だね、お前。気色悪い。死んだ方がいいんじゃない?


蕨姫「何だい?その頭の色。目立ちたいのかい?


善子「あぁ…えぇ…?


禿(かむろ)が部屋を片付けていなかったことに怒り、その耳たぶを引っ張る蕨姫。



蕨姫「何?


善子「手…離してください!

アイキャッチ






ときと屋では、炭子がてきぱきと家事をこなしていた。


炭子「女将さん!廊下の拭き掃除と花瓶の水切り・水揚げ・水替え終わりました。
女将「えっ、もうかい?」


炭子「次は何をしますか?
女将「つ…次は…え~っと…。」


炭子「女将さん、次は?


炭子「女将さん!
女将「うるさいわね!ちょっとお待ち!」


女将「仕事が早くて真面目な子だね。

何やら変なポーズで集中する猪子。

な…な…何してんのさ!?


猪子「《集中しても気配を感じねえ…あいつどこへ行きやがった!?》




わっ!?


蕨姫「何だって?もう一回言ってみな。」


善子「手……離してください。


蕨姫「よく見るとさらに不細工だね。」
善子「手を…。
蕨姫「そのお前が私に…。」



蕨姫の拳が!

炭子たちが潜入する2日前の京極屋。


ここからケガ人や足抜け自殺が多く出ていることから、蕨姫を人間ではないと考え、問い詰めるお三津。



すると正体を表した蕨姫に、お三津は殺されてしまったのである。


そんな蕨姫も、この「無惨様」には敵わない…。



というより、恋をしている…?





蕨姫の拳で、善子吹っ飛ばされる!


蕨姫「気安く触るんじゃないよ。のぼせくさりやがって!このガキが!しつけがいるようだねお前は。きつ~いしつけが。」


蕨姫「《あのガキ…この感触からすると軽傷だね。失神はしているけれども…。》


蕨姫「《受け身を取りやがった。一般人じゃない。》


蕨姫「《鬼殺隊なんだろう。でも柱のような実力はない…。》


炭子「《濁ったにおいがする…。》


炭子「《この街の夜は…濁ったにおいがする…。》



禿たち「善子ちゃん。善子ちゃん。」


善子「あっ…!
禿「よかった。大丈夫?善子ちゃん。」


善子「俺…どうしたの?


禿「善子ちゃん、殴られて気絶しちゃったのよ。」
善子「ああ…そうね…あたし善子だったわ…。男になった夢を見てたの…。


禿「善子ちゃん、ありがと。私をかばってこんな目に…。」
善子「男たるもの、乙女が泣いていれば助けるのは当たり前だわ。


善子「…男じゃないけどね!つまり人間というものはね!例えば長女とかね!あたし長女なんで年下の子が泣いてたらほっとけないじゃない、普通ね!


禿「そんなことないよ。ここの人たちはみんな自分のことで手いっぱいだから。善子ちゃんみたいな優しい人は初めてよ。
善子「あ…。


「じゃあね善子ちゃん。お大事にね。」
禿「ゆっくり休んでね。」
善子「うん、ありがとう。



混沌のなかで優しさに触れた善子ちゃん。


だがそんな善子ちゃんを襲うものが…!


善子ちゃんの運命やいかに…!

鬼滅の刃 ,, 2021/12/23 20:01
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