鬼滅の刃 遊郭編 第3話 「何者?」 上弦の鬼に立ち向かう善子
善子「《なんか俺、自分を見失ってた…俺は宇髄さんの奥さんの雛鶴さんを捜すんだったよ。三味線と琴の腕を上げたってどうしようもないだろうよ…。》」
善子「《でもなぁ…どうしよ。ずっと聞き耳立ててんだけど雛鶴さんの情報ないぞ…。》」
善子「《2日前に楼主の奥さんが死んだんだよな…みんな暗いし、口が重いな…。》」
その時、女の子の泣き声が聞こえた!
善子「《一大事だ。女の子が泣いてる!》」
猪子「《妙だな…妙な感じだ。今はまずい状況なのか?分からねえ…ぬめっとした気持ち悪い感じはするが…。》」
遊郭じゅうを駆け回り追いかける猪子。
猪子「逃がさねえぞ!」
善子「ちょっ!めちゃくちゃなんだけど!どうしたのこの部屋!?」
善子「だ…大丈夫?ねえ落ち着いて。君を怒ったわけじゃないのよ。ごめんね、何か困ってるなら…。」
善子「勝手に入ってすみません…部屋がめちゃくちゃだったしあの子が泣いていたので…。」
蕨姫「不っ細工だね、お前。気色悪い。死んだ方がいいんじゃない?」
禿(かむろ)が部屋を片付けていなかったことに怒り、その耳たぶを引っ張る蕨姫。
アイキャッチ
炭子「女将さん!廊下の拭き掃除と花瓶の水切り・水揚げ・水替え終わりました。」
女将「えっ、もうかい?」
何やら変なポーズで集中する猪子。
「な…な…何してんのさ!?」
猪子「《集中しても気配を感じねえ…あいつどこへ行きやがった!?》」
蕨姫「よく見るとさらに不細工だね。」
善子「手を…。」
蕨姫「そのお前が私に…。」
炭子たちが潜入する2日前の京極屋。
ここからケガ人や足抜け自殺が多く出ていることから、蕨姫を人間ではないと考え、問い詰めるお三津。
すると正体を表した蕨姫に、お三津は殺されてしまったのである。
蕨姫「気安く触るんじゃないよ。のぼせくさりやがって!このガキが!しつけがいるようだねお前は。きつ~いしつけが。」
蕨姫「《あのガキ…この感触からすると軽傷だね。失神はしているけれども…。》」
禿「善子ちゃん、殴られて気絶しちゃったのよ。」
善子「ああ…そうね…あたし善子だったわ…。男になった夢を見てたの…。」
禿「善子ちゃん、ありがと。私をかばってこんな目に…。」
善子「男たるもの、乙女が泣いていれば助けるのは当たり前だわ。」
善子「…男じゃないけどね!つまり人間というものはね!例えば長女とかね!あたし長女なんで年下の子が泣いてたらほっとけないじゃない、普通ね!」
禿「そんなことないよ。ここの人たちはみんな自分のことで手いっぱいだから。善子ちゃんみたいな優しい人は初めてよ。」
善子「あ…。」
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