げんしけん 二代目 第11話 「いい最終回だった」 【後半】 鼻毛が出てたんだ!

げんしけん 二代目 , 2013/09/22 13:32

前半からの続きです。

斑目先輩と春日部先輩の2人きりでの話し合いが始まった。
部室から出てきた高坂先輩と笹原先輩は展示室の方に。


高坂「咲ちゃんなら、部室で斑目さんと2人っきりだよ。
大野「高坂さん!」
高坂「久しぶり。」
大野「それって…例の男の娘ゲーのコスプレですかぁ!?
荻上「いや…食いつくトコそこじゃないです…」

いーや、食いつくトコはそこだね!完璧すぎるこの女装には食いつかないでどうする!


大野「私、写真でしか見てなかったんですよ~!」


みんなを驚かそうと着てきたそうです。
見つからないように予め笹原先輩のところに衣装を送り、部室に持ってきてもらっていた。


田中「そんで何?2人だけって。」
高坂「なんだか恵子ちゃんと波戸くんがセッティングしたみたいです。」
久我山「なっ…なんだその青い春的な展開は…」
田中「あれ?それって高坂くん的にいいの?」


高坂「僕だって、斑目さん好きなんですよ。
みんな「!!!!」
朽木「にょ!?」


高坂「だからもう少し、なんとかしてあげたいんです。

好きといってもそういうことじゃなくて…ここはそういうシーンじゃない。


斑目「そんなに俺…バレバレか?」
春日部「何が?」

春日部先輩もその想いは知っている。だけどあくまでも斑目から切り出してほしい。

斑目「フラれるの前提の告白とか、意味あるのか…?」

しかし超奥手の斑目先輩、どうしても直接その想いを言えず、こんな告白を。

斑目「あの時君は…鼻毛が出てたんだ!


春日部「は?鼻毛?
斑目「でもそれを伝えようとした瞬間、君に殴られた。」
春日部「あ、あの時…でも前にそのこと忘れたって言ってなかった?」
斑目「言う勇気がなかったんだ。」
春日部「はぁ?勇気がいる話?」
斑目「全部忘れたフリをしてれば楽だし…」


斑目「君の卒業を前に俺はその程度の奴だった。でも今日はこんな場を作ってくれた子達がいて、君は自分から話を振ってくれた…だから言うよ!声を大にして言うとも!君はあの時、鼻毛が出てたんだ!
春日部「それ、涙を浮かべて言うセリフ?」

春日部「ひどいね。大声で鼻毛出てたぞってか。でも、伝わったかな…


春日部「ごめん、高坂がいるから、斑目とは付き合えない。
斑目「そ!そんな話…してたわけじゃ…あ…」


斑目「いや…まあ…そっか… ちなみに一応聞いとくけど、今の言い方…じゃあ高坂がいなかったら…」
春日部「そんな未来もあったかもね。
斑目「おお…! ありがとう…」


斑目「(はぁ…終わった… おおぉ、これは意外とマジでスッキリしてる…)

春日部「どうしたの?」
斑目「いやぁこれが意外なことにね、フラれたらマジにスッキリしてんだわ。うーんビックリスッキリ…」
春日部「あぁ…ヤバヤバ…」


斑目「なんで春日部さんが泣くの?
春日部「言ったでしょ、私から見たら4年前からだって…絶対思わせぶりな態度は取らないって決めてたけど、ずっと斑目を苦しめてたのかなって思ったらつい…
斑目「そんなことねーよ…」

斑目「(知ってるよ…春日部さんは…意外とよく泣く…)」


斑目「本当に楽しかった…本当に楽しかったんだ…」

次回予告


男の娘ゲーのコスプレをみんなで!
次回「恋と仕事とチーズケーキ」

げんしけん 二代目 , 2013/09/22 13:32
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