げんしけん 二代目 第11話 「いい最終回だった」 【後半】 鼻毛が出てたんだ!
斑目先輩と春日部先輩の2人きりでの話し合いが始まった。
部室から出てきた高坂先輩と笹原先輩は展示室の方に。
高坂「咲ちゃんなら、部室で斑目さんと2人っきりだよ。」
大野「高坂さん!」
高坂「久しぶり。」
大野「それって…例の男の娘ゲーのコスプレですかぁ!?」
荻上「いや…食いつくトコそこじゃないです…」
いーや、食いつくトコはそこだね!完璧すぎるこの女装には食いつかないでどうする!
みんなを驚かそうと着てきたそうです。
見つからないように予め笹原先輩のところに衣装を送り、部室に持ってきてもらっていた。
田中「そんで何?2人だけって。」
高坂「なんだか恵子ちゃんと波戸くんがセッティングしたみたいです。」
久我山「なっ…なんだその青い春的な展開は…」
田中「あれ?それって高坂くん的にいいの?」
高坂「僕だって、斑目さん好きなんですよ。」
みんな「!!!!」
朽木「にょ!?」
好きといってもそういうことじゃなくて…ここはそういうシーンじゃない。
春日部先輩もその想いは知っている。だけどあくまでも斑目から切り出してほしい。
斑目「フラれるの前提の告白とか、意味あるのか…?」
しかし超奥手の斑目先輩、どうしても直接その想いを言えず、こんな告白を。
斑目「あの時君は…鼻毛が出てたんだ!」
春日部「は?鼻毛?」
斑目「でもそれを伝えようとした瞬間、君に殴られた。」
春日部「あ、あの時…でも前にそのこと忘れたって言ってなかった?」
斑目「言う勇気がなかったんだ。」
春日部「はぁ?勇気がいる話?」
斑目「全部忘れたフリをしてれば楽だし…」
斑目「君の卒業を前に俺はその程度の奴だった。でも今日はこんな場を作ってくれた子達がいて、君は自分から話を振ってくれた…だから言うよ!声を大にして言うとも!君はあの時、鼻毛が出てたんだ!」
春日部「それ、涙を浮かべて言うセリフ?」
春日部「ひどいね。大声で鼻毛出てたぞってか。でも、伝わったかな…」
春日部「ごめん、高坂がいるから、斑目とは付き合えない。」
斑目「そ!そんな話…してたわけじゃ…あ…」
斑目「いや…まあ…そっか… ちなみに一応聞いとくけど、今の言い方…じゃあ高坂がいなかったら…」
春日部「そんな未来もあったかもね。」
斑目「おお…! ありがとう…」
斑目「(はぁ…終わった… おおぉ、これは意外とマジでスッキリしてる…)」
春日部「どうしたの?」
斑目「いやぁこれが意外なことにね、フラれたらマジにスッキリしてんだわ。うーんビックリスッキリ…」
春日部「あぁ…ヤバヤバ…」
斑目「なんで春日部さんが泣くの?」
春日部「言ったでしょ、私から見たら4年前からだって…絶対思わせぶりな態度は取らないって決めてたけど、ずっと斑目を苦しめてたのかなって思ったらつい…」
斑目「そんなことねーよ…」
斑目「(知ってるよ…春日部さんは…意外とよく泣く…)」
次回予告
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