げんしけん 二代目 第6話 「因果地平の彼方でモエを叫ぶ」 【後半】 ツルツルっ…

げんしけん 二代目 2013/08/13 21:44

前半からの続きです。


あれから朽木先輩は締めで落ちるのがクセになったらしく、波戸ちゃんに「もう一度僕ちんにあの技をかけてください!」とお願いしてきた。

波戸ちゃんは断るが、すると今度は「斑目を襲ったら絞め落としてくれるのか?」と、斑目先輩を待ち構えて襲おうとする始末。


ところが、待ち構えていたところにやってきたのは…

2話で波戸ちゃんの名前を聞いてきたナンパ男であった。


ナンパ男「君、どうなのかな?学内であまり見かけないけど、もしかしてうちの学生じゃないの?
波戸「いえ…あのその…なんというか…」

これはマズい…荻上先輩も大野先輩もスーもいないし、朽木先輩はビビって何もできない(ひでえ!)
「こうなりゃ私が…」と矢島が立ち上がろうとしたその時…


おいおい、場違いだなぁ。お前ら。

波戸「へっ?」
みんな「誰…?」

何やらイケメンが現れましたよ。

イケメン「ここは由緒正しきオタサークルだぜ。一般人は帰ってくんね?」
ナンパ男「あれ?何この空気…俺ら悪役?」


彼は吉武のお兄さんで、吉武理人(よしたけ りひと)だという。
矢島っち赤くなってるっスよー?


波戸「本当にオタクなんですか?見えないです。」
理人「いや俺はね…そうだねぇジャンルで言うと…ショタかな。
吉武「そういうボケはいらないの、お兄ちゃん!」
矢島「(さすがは吉武の兄貴…普通ではないようだ…)」


理人「いやでも見えねぇって言えば、波戸さんこそオタクには見えねぇぜ。服可愛い系。めちゃくちゃ似合ってるよ。
波戸「あ…ありがとうございます…。(褒めてくれるのは嬉しいけど、僕が男だって知ってるのかな?)


吉武「シー」。どうやら性別のことは言わない方がいいらしい。


しかしこの兄妹に波戸ちゃんは何らかの違和感を覚えていた。


それからお兄ちゃんも一緒に飲みに行こうと部室を出る。
そこでさっきのナンパ男に出くわすが、「大丈夫、俺いるから」と理人。頼りになるなぁ。


ナンパ男は大丈夫だったが、さらに波戸ちゃんに声をかける男が現れる。
それはサークル自治委員会の三上という人だった。外部の人間と思われる女性が頻繁にサークル塔に出入りしているという情報があるから波戸ちゃんに身元を確認させてほしいというのだ。


これは本当にピンチ…!


ナンパ男「三上先輩!このコは俺が調べるって言ったじゃないっスか!出てこないでくださいよ!
三上「播磨、お前がそう言っておきながらまったく進まないから俺がこうして聞いているんだろう。」
ナンパ男=播磨「聞きます!俺が聞きますって!」

なんとナンパ男こと播磨も自治委員会の一員だったのだ。
「自治会の名前だしてナンパすると三上さんに怒られるから」言わなかったらしい。ちゃんと仕事しろ!


しかしピンチなのは変わらず、今度は播磨が波戸ちゃんに聞く。
と、そこに、まーた現れました問題児!


朽木「ハァ…ハァ…


息も荒く近づいてくる!
斑目先輩がダメなら播磨を襲うというのか!


そして朽木先輩の希望通り?羽交い絞め決まったー!


これには播磨も驚愕!そしてこのクッチーの笑顔!


するとその拍子にクッチーの手が理人の胸に触れた。


理人「キャッ…!

あれっ、女か…?


波戸「播磨さん…でしたよね?」
播磨「あっ、はい!」
波戸「この人ほっとくと死んじゃうので、蘇生させるために今日はこのへんで終わってもらってもいいですか?
播磨「あ…はい…。」


というわけで彼…いや彼女は“理人”ではなく、本当は吉武の妹・吉武莉紗(よしたけ りさ)。正真正銘の女であった。
女子高でバスケ部で高確率で男と間違えられるそうで、ならどこまで騙せるか試してみようとしたのだった。


吉武「どうっスか?けっこう騙されたっスか?」
矢島「うんやっ、全然っ!

ウッソだー!しかし波戸ちゃんは違和感を持ってましたね。女装と男装でなんかわかるんスかね~。
なおショタなのは本当らしい。よしちょっと話しあおうぜ。

そして部室で説教を食らう朽木先輩。

波戸「元々悪いのは私です。でもいつまでも同じネタを引きずられても困るんですよ。」
朽木「はい…全て波戸ちんのおっしゃる通りです…」

この後は吉武の家で飲み会へ。矢島の純情を弄んだ罰として吉武のおごりで。


莉紗がショタに目覚めたきっかけは「神山成太郎」くん。テレビに映るたびにチラチラ見てた。


矢島「このご時世、三次のショタは色々厳しいだろうに…。」
莉紗「いえ、集めてるのは二次メインです…それに、神山くんももう中学生ですから、きっともうツルツルじゃないんだろうなって…

バスケの試合や練習があるため、コミフェスはおろかオンリーも行ったことがないという莉紗。
バスケは嫌なわけじゃないけど、そのためにバスケをやめたいとも思っているそうで、どうするべきかその判断材料として大学へ連れて行ったそうな。(男の格好させたことには意味は無い)


吉武「どうスか?他に見たいものあるっスか?」
莉紗「あ、うん…実を言うと、波戸さんの男バージョンが見てみたいかも…
吉武「ほ~う!」
波戸「えっ…なんでですか?」
莉紗「だってその、腐女子に混ざるっていうためだけに一体、どれだけの努力してるんだろうって…」


吉武もノリノリで「これは新たな視点を得るための絶好のチャンスなんじゃないっスかね?」と波戸ちゃんにお願いする。
波戸ちゃんは嫌がるが、吉武にグイグイと押され、更にジュースが服にこぼれてしまったので、仕方なくシャワーと着替えへ…


波戸「あの…それじゃあシャワー浴びてきます。
吉武「どうぞ~ゆっくり変身してきてくださーい。」


しかし、その間ゆっくり待ってるわけがないのが吉武である。もちろん覗きに行くっ!
矢島は止めようとするが、莉紗がそれを押さえる。お姉ちゃんには逆らえないらしい。


吉武「矢島っち、波戸ちゃんに関する疑問は解消されたっスか?」
矢島「は?」
吉武「どうなっているのかとか、どうなっているのかとか、どうなっているのかとか!!波戸ちゃんのスカート、めくろうとするくらいなんスから…」
矢島「それはもういい!」


そして吉武がドアに手をかける。
が、矢島は「デブの筋力なめんなよ!」と莉紗の手をほどき、全力で止めにかかる!


ところが追いかけているうちに、その勢いで浴室へ全員突入…!


吉武は倒れている中、矢島っちは…


バッチリ見たようである。


波戸「(女声)キャァァァァァァァ!
矢島「すまんっ!!」

叫び声は女声!男の姿になっていたけど波戸ちゃんの中ではまだ女モードだったのでしょうか。


矢島「ハァ…ハァ…ハァ…見…本物…つぅか…ツ…」


莉紗「ツ、ツルツル…ツルツル…


吉武「ツルツルって…何が?ナニがツルツルだったんスか?」

矢島「この後波戸はいくら呼んでも出て来なかったので、我々は解散を余儀なくされた。余談ながら吉武妹は、椎応大受験を決心したということである。矢島美怜、記す。」

決心ってツルツルで!?

エンディング


描いていいんだ…だから早速描いたかハト×マダを。

次回予告


予告コメントでは大野先輩が吉武さんの妹がイケメンだと聞いて大盛り上がり。
波戸ちゃんと男装×女装でどうなってしまうのかと大興奮でした。

うん、莉紗×波戸もアリだな!

次回「KOIBANA3」

げんしけん 二代目 2013/08/13 21:44
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