暴風雨の翌日、さくら達が目覚めると洋館ごと流されていた。

暴風雨は街にも爪痕を残し、ひどい有様。

洋館は浜崎海岸にあった。

リリィ「無人島じゃなくて佐賀だったね。」
さくら「しかもかなり近かね…。」

念の為メイクをしてから外に出たフランシュシュ。

しかしその瞬間、洋館はついに崩壊してしまったのだった。

リリィ「リリィ達のおうち、なくなっちゃった…。」

運び出せたのは純子の人形の道具だけ。
メイク道具も、幸太郎のギターも全部沈んでしまった…！

愛のバイト先の人達が声をかける。

その人に連れられ、ショッピングモール「カチオン」に設けられた避難所へ。
（実際は「イオン唐津」だそうです）

サキ「マジか…。」

階段上のスペースを提供してもらう。

バイト先では「三子」と名乗っている愛。
他の子の名前も聞かれて「一子」～「六子」と。覚えやすかね！

「零子」ちゃん…。

フランシュシュのみんなも避難所のお手伝いに。
人形の道具も役に立っているようで。

零子ちゃんの生首と遊ぶ子どもたち。

ヒイッ！！

リリィちゃん、不安で眠れない子どもたちのために…。

あのリトルパラッポを歌って踊ってあげるのだった。

サキちゃんも手拍子、みんなも懐中電灯で応援！

そんな避難所を大古場が訪れ、フランシュシュを発見する。

フランシュシュはあれから毎日、パフォーマンスを行っていた。

彼女らは無理矢理にではなく、自らすすんで、楽しんでアイドル活動を行っている…？

一方、濁流に飲まれていた幸太郎と徐福。
警察官Aに助けられる。

徐福を救急車に任せ、幸太郎は走り出す。

幸太郎「《あなたは死にません…フランシュシュが必ず、佐賀を救います…！》」

しかしついにフランシュシュの特殊メイクにも限界が…！

アイキャッチ

走り出した幸太郎。
まず洋館に向かうが、すっかりなくなっている…。

佐賀各地の様子を見て愕然…。

幸太郎の歌う挿入歌『Never ending saga』が流れる。
佐賀のために、フランシュシュのために、さくらのために…男は駆ける。

美沙に助けを求め、ボートで泥の海を進む…。

サキ「厳しかな…作業中ポロポロ取れてきちまって…マスクなかったらヤバかった…。」

ロメロ「アン！アンアンアンアン！」

リリィ「ロメロ、しっ！だよ。」

やはり普通のメイク道具では直すのは無理。

ゆうぎり「素顔を隠すお面などあればいいのでありんすが…。」
リリィ「あ！ここっておもちゃ屋さんあったよね。お面ないかな。」
愛「いいアイデアだと思う。けど今はお店が閉まってる…。」
サキ「あのネット破っちまうか！」
純子「それでは普通のゾンビです…。」
サキ「あ～～！どうすりゃいいんだぁ～！」
リリィ「とりあえず破壊的な思考から離れようよ…。」

お面！それなら…！
純子の人形一式を使い、お面を焼いて作ることに。

さくらの顔が完全にコントになってるけども。

大古場「何をするつもりなんだ…？」

さすがにこのお面で出るのはスベるか…と思われたが、「人形といっしょ」ってことでわりとウケた。

さくら「せーのっ！フランシュシュで～～すっ！」

しかし調子に乗って勢いよくジャンプしたら、見事にお面が割れた…！！

大古場「はァァァァァァっ…！？」

どどど、どやんすどやんす！！
なぜか大古場さんまで焦ってる。

とりあえずゾンビを隠していたことを謝る…。

…だが、子ども達は優しかった。

子ども「違うよ！ゾンビって怖かとよ！」

子ども「お姉ちゃん達はゾンビじゃなくて…フランシュシュ！」

愛「バレちゃったかぁ～みんなをビックリさせようと思ってゾンビメイクしたのになぁ～。」

沸き起こる「フランシュシュ！」コール。
なんて温かい…

ゾンビィなのに温かい。

いくらリスクを背負ってもステージに立とうとするその力。
大古場は実感した。

そこに幸太郎現る！大古場もビックリ！
ここで幸太郎は大古場にある頼み事をする。

フランシュシュのもとに幸太郎が帰ってきた。

幸太郎は1人1人に問いかけながら、メイクを直す。

リリィちゃんへの言葉は「子ども達が待ってる」だった。
（ちなみにゆうぎりには「大人達が待ってる」だった）

駅スタライブは決行する。本気だ。

幸太郎「お前達はアイドルだ。ここにいる人々を笑顔にできたお前達ならば必ずできる。ただし万全な状況でライブを行うことはできない。当日はリハをする余裕もないだろう。ぶっつけ本番になる。それでも…」

さくら「それでも、それが佐賀のみんなのためになるとなら、私達は命ば賭けてやります！」
みんな「うん。」
幸太郎「命はもう終わってるがな。」

幸太郎「16日後の3月8日10時に駅スタに集合しろ！俺はそれまでにできることをすべてやる。ゾンビィを尽くして天命を待つ、ってな。」

ここまで引っ張ってきてくれたことにお礼を言うさくら。

フラッシュバックする“乾くん”…。
さくらが出そうとしていたオーディションの封筒。それを見てどんなことをしてでもさくらをアイドルに…。

幸太郎「いいかさくら！お前の夢は駅スタごときじゃない！お前の…お前らの夢は！世界一の永遠のアイドルになることじゃい！いいかさくら！それが叶うまで俺は…俺は…」

幸太郎「俺は…永遠に持ってる男なんじゃい！」

乾くん…熱いね…ついさくらへの感情が爆発してしまった。

次回予告

次回、史上最大…。