28歳の美少年ナルシスト・巧美兄さんが帰ってきた！
巧美兄さんは家を出て美国探偵事務所の所長になり、それを追ってきた弟の恒も「兄さんが帰らないなら」とそこに住み着いた。

だがそんな2人を、2人の父親のお付きである奈々が連れ戻しにやってきた。

恒は慎重に抜け出してきたから大丈夫、見つかるはずがないと言うが、あっさり見つかってしまった！巧美兄さん大激怒！

巧美「俺、あの家にまた戻らなきゃいけないの…？」

所長名物嘘泣き！これが効くわけがないと思ったら効いちゃう。

巧美「やだやだ奈々ちゃーん、僕帰りたくなーい。グルグルグルグル……」

奈々「なぜそこまで帰りたくないのですか？」
巧美「うちに帰ったら恒がいじめるんだ…だから恒から逃げてここに来たの…クスン…」
奈々「まあ…」
正宗「速攻責任転嫁！」
恒「ウソですよ奈々さん！」

巧美「僕ねー、大きくなったらこの街で福山潤になるんだー♥」

恒「ええい、なにが大きくなったらー、だ！今年で28のくせに！」
巧美「俺は妖精だから歳はとらねえんだよ！」
恒「どうしてシラフでそういうことが言えるんだアンタは！」

奈々「わかりました。今回は見なかったことにいたしましょう。」
恒「い、いいんですか？」
奈々「ええ、未来の福山潤を潰してしまうのは忍びないですもの…」

そこ信じるのか！
ともかく、なんとかごまかそうと言ってくれた奈々さん。

しかし、2人を逃したことで奈々は解雇され、今はフリーの便利屋に。
また探偵事務所に入り浸るメンバーが増えてしまったのだった。