少年メイド 第5話 「男子の一言、金鉄の如し」 捻挫ちーちゃん&怖がりちーちゃん
ちーちゃんには治るまでおとなしくしてもらって、代わりに円がメイドとして頑張ろうとしてるけど…
千尋「台所は…?」
円「今は見ないほうがいいと思うな…」
千尋「やっぱりか~!」
千尋「もう…明日からはオレがご飯作るからな!そんな大したケガでもないし…」
円「ダ~メ、関節のケガはちゃんと治さないとクセになったりするんだから。」
千尋「でも掃除もしなきゃだし…ご飯だってお菓子ばっかじゃ…」
円「それなら大丈夫。明日は助っ人が来るから。」
千尋「ん?」
千尋「ああ待って、台所は今日…」
美耶子「キャー!円兄様、この台所、泥棒がぁ~!」
円「ああ、違うちが~う。」
千尋「はぁ…大丈夫かな…。」
なんか調子が狂うけど、心配してもらってうれしい。
夕食は何がいいかと聞かれ、「和食で」と答えるちーちゃん。
千尋「ヒマだな~。今週はあんまり宿題も出なかったから、シンク磨いたりしようと思ってたのに…。」
根っからのお掃除人間です。
千尋「すっかりキレイになってたし…なんか思ったよりオレっていなくても誰も困らないのかな…。」
いやいや!ちーちゃんの愛らしさは唯一無二!
千尋「2人ともオレのために頑張ってくれたのに…勝手にスネてて…オレ、バカみたい…。」
反省したちーちゃんは2人に言う。
千尋「シチューとデザートを食べたい。美耶子さんの料理おいしいし、円のお菓子も好きだよ。和食は…今度ちゃんと教えてあげるからさ。」
美耶子「はい!」
円「じゃあデザートは何がいい?ケーキ?プリン?」
千尋「その前に…片付け!」
円「あぁ~~~ん!」
すると公園におばあちゃんを見かける。
なにやらネコに近づこうとしてるようだが…。
昔の回想。
ちーちゃんの母・千代に見送られ、円と桂一郎がフランスへ旅立とうとしているところ。
ちーちゃんの友人たちが、この家のでっかいテレビでDVDを見ようとやってきた。
祐司「円さんに遊びに行っていい?ってメールしたら…『別にいいよ~(^^)』って返事が来た。」
千尋「はぁ!?何なのお前ら、仲良しなの?」
雪人「ギャアァァァァァァ…!」
千尋「ヒィィィィィィ……」
宏「今のビックリしたねぇ。」
茶髪の元気系ショタ・天原雪人くんも怖い!そういえば家に来た時から青ざめた顔をしていた。
そしてメガネでおとなしい竹井宏くんはどちらかと言えば冷静だ。
千尋「怖くない…怖くない怖くないぃ…!」
円「無理して観ることないのに…」
千尋「怖くねえっつってんだろ!」
千尋「だいたい、こんなの作り話だし、幽霊なんていねーし…」
円「うん、そうだよね…。」
千尋「いや~…なんかぜんぜん怖くなかったよな~…幽霊とか非科学的だし!だから全然恐くないんだからな!」
円「えっと、要するに今日は一緒に寝てもいいってことかな?」
千尋「さっさと寝ろ!」
かわいいかわいいかわいい
円「そういえば姉さんもホラー苦手だったなあ。なのに誘うと絶対観るんだよね~なんで?」
千尋「知るかバカ!苦手だと知ってんなら誘うなバカ!別にオレは恐くないけど!」
円「あれ…聞こえない?」
千尋「な、なにが…」
円「なんか、鳴いてるみたい…」
円「やっぱ聞こえる。外かな…」
千尋「ヒィ…き、聞こえねえよバカ!変なこと言うなバカ!早く寝ろバカ!」
円「え~、聞こえるよ。ほら…。」
千尋「うるさいバカ!さっさと寝ろ!」
ちーちゃん必死!
その夜ちーちゃんは夢を見た。
それは「助けて…ちゃんと呼んでたのに…」と泣いている…昔の母さん?
千尋「ヒィ…!」
雪人「血まみれの女が追っかけけてくんの!」
祐司「映画のまんまじゃねえか。」
宏「そういえば呪いのビデオの映画ってあったよね。見た後呪い殺されるってやつ。」
祐司「ああ、あったあった!」
雪人「オレ、呪われた?死ぬまで追いかけられるの?」
千尋「ヒィィ…!」
雪人くんもたまらんよねほんま…。
祐司「何?もしかして小宮も怖い夢見たの?」
千尋「みみみ、見てねーよ…。」
祐司「見たな…。」
教科書逆ー!
その夜、円は外で仕事。
布団にくるまって怯えるちーちゃん。
だけど外からはまたあの鳴き声が!
開き直りその正体を確認しようと外を見るちーちゃん!
だがそこには白い影…!
いや負けない!
千尋「ゆ、幽霊なんていないんだからな…ただの泥棒に決まってる…!」
いや泥棒だとしても怖いぞ?特にちーちゃんのような可愛いコはだな…
犬のおもちゃにビビるちーちゃん。(円を閉じ込めるのに使ってたアレ)
「ぎゃあああ…!」と悲鳴を上げながら逃げまわるちーちゃん。
するとついに現れた!幽霊!?
この家ならどうにかしてくれると思ってか、捨てネコが多いらしい。(どうにかしてるのは桂一郎)
ネコちゃんに“助けて”って呼ばれたらほっとけないと円。ちーちゃんもそうだった。
千尋「オレのことは…なんで助けてくれたの…?」
円「約束したからだよ。姉さんと約束したんだ。」
円「だから、ずっと待ってたんだよ。姉さんが呼んでくれるのを。」
円「呼ばれなかったけどね。まあでも、ちーちゃんなら呼ばれなくても助けてあげるから。安心して。」
千尋「なんだよ、それ…///」
円「交わした指が離れても約束は残っているから…姉さんが全てを捨てても守ったもの、ちゃんと守るよ。それでいいかな、姉さん…。」
そして眠るとまた同じ夢…あの子が助けてと泣いている。今度こそ助けなきゃ!
千尋「だ、大丈夫だよ!円が助けてくれるよ!見つけてくれたから大丈夫だよ!」
小さい千代「ホント?良かったぁ。」
よかった、ちゃんと救われた。
起きて母さんの遺した手紙を読み返すちーちゃん。
勝手にネコを拾ってきた円が桂一郎に叱られている。
そんな中ちーちゃんは思うのだった。
千尋「お前よかったな。見つけてもらって。」
ネコ「ニャー。」
エンディング
今回の一言:「放っておけないんだ。」
エンドカード
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