バレンタインデー、リタが突然さくら荘にやってきた。

リタ「今日はバレンタインデー。女子にとって勝負の日ですから！」

急に現れたリタに驚き、トイレに逃げこんだ龍之介。

龍之介「いい加減に諦めろ！」
リタ「普通、私くらい可愛い女の子に積極的に迫られたら、泣いて喜ぶものだと思うんですけど…龍之介は私の何が気に入らないのですか？」
龍之介「全部だー！」

リタ「とにかくチョコは受け取ってもらいます。」
龍之介「僕は受け取らないと言っている。要求を１つ聞き入れたら次は何を求められるかわかったものではない。」
リタ「人をテロリストみたいに言わないで下さい。」
龍之介「むしろそのものだ！」

リタ「クリスマスイブ…メールをもらえてとても嬉しかったのですが…」
龍之介「あれは盆暮れ正月の挨拶と同義だ。日本人は律儀だからな。他意はない。」
リタ「そう…ですか…」

そしてリタは帰ってしまった。

いなくなったのを確認して恐る恐る出てきた龍之介だったが、テーブルに置かれたチョコと手紙を見つけると…

リタの手紙「もう飛行機の時間です。本当に時間がなくて、それでも今日だけはあなたに会いたくて…さくら荘の皆さんに挨拶一つできずに申し訳ありませんとお伝え下さい。ましろにもごめんなさいと…　追伸　空港でのキスは、私のファーストキスでした。」

さすがに悪いことしたな…と思ってるみたい。