乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー THE ANIMATION 第1話「乙女としての日々と危機」

乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー , 2012/08/06 21:29

乙女はお姉さまに恋してる」のアニメから6年、ついに「おとボク2」もアニメ化です!
今回は「乙女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー THE ANIMATION」OVA全3巻として発売。
Vol.1は8月29日発売。その前に7月29日・8月4日にAT-Xにて先行放送されました。


聖應女学院にやってきた転入生・妃宮千早(きさきのみや ちはや)。
3年生での転入は珍しい上、綺麗な銀色の髪に紫色の眼という美貌、それに成績も優秀とあり、早くも学院中の評判となっていた。


同じ寮生の七々原薫子(ななはら かおるこ)さん・神近香織理(かみちか かおり)さんとも仲良くなり、3人一緒に寮に帰る。
するとその帰り道に雨が降り出した。傘がないが、寮は近いので小走りに帰る3人。するとその途中、千早ちゃんはベンチで眠っている生徒を発見する。
彼女は栢木優雨(かしわぎ ゆう)。1年生。


千早「大丈夫?」
香織理「優雨、目を覚まして。」
薫子「濡れてるじゃない、風邪ひくよ。」
優雨「天使…さま…
千早「いいえ、しっかり目を覚まして。このままでは身体が冷えてしまうわ。」
優雨「雨は…好き…。眠らせて…」

薫子「寮から初音さんを呼んでこようか?」
千早「いえ、それより連れて帰った方が。」

そういうと千早ちゃんは、彼女をお姫様抱っこして寮に連れて行く。

薫子「千早さん…」
香織理「けっこう力があるのね。」
千早「あっ…、彼女、優雨さん、とても軽いようですから…。」

そして寮に連れて帰り、優雨が姉として選んだ3年生の皆瀬初音(みなせ はつね)さんに引き渡す。
初音さんは身体を暖めるためスープを勧めるが、優雨は断る。それどころか優雨は今朝の朝食も食べていないという。

そこで千早ちゃんは、「イートンメス」というイギリスのイートン校発祥のデザートを作って彼女達に出す。これには優雨も「桜の花みたい」「甘い」と喜んで食べてくれた。

薫子さんたち他の寮生にもイートンメスを。
すると薫子さんはそれを食べて、なぜか赤くなった。薫子さんには初対面の美女にのぼせるという妙なクセがあるらしい。

薫子「あ、あたしはただ、千早さんってすごいなって…ほら、あっという間にデザートを作ったりとか、なんか完璧な女性だなって…
香織理「あらあら、どこまで虜なのかしら。」
薫子「香織理さん!」
初音「やっぱり熱があるようですね。」
薫子「初音まで!」
千早「ありがとうございます。」
薫子「ふえっ!?」
千早「薫子さんのような人にそう言ってもらえるのは、とても嬉しいことですね。」
薫子「あ…えと…ん……」


千早ちゃんの妹となるのは、度會史(わたらい ふみ)。
元々千早ちゃんの家でも侍女として仕えており、千早ちゃんの入寮に合わせて彼女も入寮した。

史「寮生の皆さんは入浴をお済ませです。どなたも入ってくる心配はありません。」

そう言われ、千早ちゃんはお風呂へ。

千早「完璧な女性、か…」

千早ちゃんは、聖應に転入することをお母さんに勧められた時のことを思い出す。
布団の中に閉じこもりっきりの千早ちゃんに、お母さんはこう提案した。

千早母「いつまでこうしているつもりなの?ねぇ、聖應に転入したらどうかしら?」
千早「え?」
千早母「あそこならおっとりしたお嬢様ばかりだし、千早ちゃんにも合うと思うわ。」
千早「いえ、母さん?そういう問題ではなくて…。」
千早母「千早ちゃんは可愛いから大丈夫よ~。」
千早「母さん、そうじゃなくて、あそこは女学院で僕は…!」


千早「…男、なんですよ…。全然大丈夫じゃないんだけどな…

男…だけどいい身体つきじゃないか…!お母さんはよく分かってる!
そんなことを考えていると、史が千早ちゃんの背中を流しにお風呂に入ってきた。


千早「ちょっ、待って!史は女の子でしょ、こんな…」
史「史程度の身体に驚いていては、この先聖應で学院生活を送ることは困難です。千早様には、女体というものに慣れて頂かなくては。」
千早「史、なんか…」
史「触覚に訴えることも大事かと思いまして。」
千早「む、胸が!胸が当たってるよ!史!そこまでしなくても平気だから!!


次の日、千早ちゃんは図書室にいた。
すると、なんと香織理さんが女生徒と口づけを交わしている所を目撃してしまう。
香織理さんはその女生徒を帰した後、千早ちゃんに見られたことに気づき、こう言う。

香織理「誰に何を言われようと、私はいつも正直に生きているつもりよ。」


その夜、千早ちゃんは家族のことを考えていた。
千早「…会いたい」
香織理「あら、ホームシック?」
千早「あっ、香織理さん…」

するとそこに現れた香織理さんは、千早ちゃんのおっぱい(もちろん偽)を揉む。

千早「あっ…」
香織理「やはりあなた、男だったのね。
千早「…そう簡単には行かないと思っていました」
香織理「あら、もう降参?」
千早「突き出されても、文句は言えません。香織理さんが、そう望むなら…。」
香織理「意外にも殊勝な心がけね。ちょっと驚きだわ。ふふっ、私、あなたの話が聞いてみたいわ。」


さすが百合な人の洞察力というところか。
最初に触れた時に警戒していたこと、優雨を軽々と抱き上げたこと、それに千早ちゃんの女から見たら嫌味に思えるほどの完璧さ。それは“男として考える最良の女性”を演じていたからだと、香織理さんは見抜いたのです。
しかし香織理さんは、このことをバラすつもりはないという。あの女同士の秘め事を覗き見た千早ちゃんなら、わかってくれると思うから。

その翌日、どうも薫子さんがよそよそしい。
薫子さんは、昨夜の千早ちゃんが実は男だという話を聞いてしまっていたのだ。
そして夜、薫子さんは千早ちゃんを体育館に呼び出し、フェンシングで対決を申し込む。

薫子「あたしが勝ったら、千早に本当のことを言ってもらう。」


薫子「1つ確認させてもらう。本当に男なの?」
千早「男です…。」
薫子「さぞかし滑稽に見えるんでしょうね。今のあたしを。」
千早「薫子さん…。」
薫子「あたしにはわからない。何を考えて、何をしようとしているの?千早って一体何なの?」
千早「僕にもわかりません…でも、信じてもらえないかもしれませんが、こうするより他ありませんでした。でもこうなった以上、僕はここから、聖應から出ていきます。」
薫子「出ていく?それで済むの?その程度の中途半端な気持ちで騙していたの?」


薫子さんは「あたしなりのやり方で試させてもらう」と、剣を振るう。
しかしどちらも攻めきれず勝敗はつかないまま、香織理さんが仲裁に入って試合は終わる。

香織理「どうなの薫子。やっぱり許せない?」
薫子「もういいよ、少しだけ落ち着いた。香織理さんこそ、どうして見逃したの?」
香織理「カモフラージュとイメージ戦略よ。千早の秘密を守る代わりに、学院内での私の味方になってもらったの。」
薫子「よくわかんない。」

千早「なぜ…薫子さんは、なぜ僕を…?」
薫子「べ、別に、その…今居なくなったら優雨ちゃんとかきっと悲しむでしょ?それに…ちょっと憧れちゃったしさ。おまけに、あたしのお姉さまに似ててさ、それがちょっと腹立つんだけど、だから、居てもいいかなって。それだけよ。」


それを聞いて涙を浮かべる千早ちゃん。

薫子「な、なんで泣いてんの?どしたの?」
千早「いえ、なんでも…なんでもないですよ…。ほんとになんでもないです…。すみません…。」


香織理「嬉し涙でしょ。千早。これから1年間女子の生着替えが見放題になるんですものね。
千早&薫子「えっ!?」
薫子「あっ、あああ…!そうだよ。着替え…!」
史「驚きました。この数日で、早くも2人に正体が発覚し、それでもまだ学院に居続けるところに、史はうっすらと、奇跡までも感じ始めております。」
千早「僕もそう思うよ…。」


薫子「千早っ!あんた、この前の体育の着替え…! み、み、見た?あた、あたしの下着姿あぁぁ!

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