乙女はお姉さまに恋してる 第6話 「夏の日の狂想曲(カプリッツィオ)」
夏がやってきた!…というわけで、瑞穂ちゃんにも水着を用意。
まりや「おー、なかなかいいんじゃない。」
一子「うわぁ!お姉さま可愛いです素敵です!お似合いですよ~。」
でも、さすがに授業で瑞穂ちゃんだけみんなと違う水着というのもまずい。とはいえ…
瑞穂「さすがにこんなの着れないよ…。」
そこで、まりやはある方法を思いつく。
まりや「いい?瑞穂ちゃん、これからあたしが言うことよーく聞いて、必ず言った通りにするのよ!」
次の日、瑞穂ちゃんは真っ赤な顔で体育の先生のもとへ。
瑞穂「しっ、失礼します!」
先生「あら、宮小路さん、何かしら?」
瑞穂「は、あ、あの…、せ、先生…それが、次の、た、た、体育なんですが、その、せ、せ…せい…」
瑞穂「でっ、では、失礼します!」
言い終わると、ダッシュで逃げ出す瑞穂ちゃん。
瑞穂「はっ、はっ…寿命な何年も縮まった気がする…。」
こうして、なんとか授業は見学にすることができた。
瑞穂「うー、いたたたた…。(演技)」
紫苑「あら、瑞穂さんどうかなさったの?」
まりや「瑞穂ちゃんね、今日は女の子の日なんですって。」
紫苑「あら、それは…わたくしもどちらかといえば重い方ですから、お察ししますわ。」
瑞穂「え…?あの、紫苑さん…。」
紫苑「別に恥ずかしいことではありませんから。」
まりや「そうじゃなくてほら、瑞穂ちゃんは…」
紫苑「あっ、ああ!嫌ですわわたくしったら。最近の瑞穂さんを見ていると、すっかり忘れていて…。」
まりや「だってさ。良かったね~瑞穂ちゃん。」
瑞穂「はぁ…なんかだんだん男子へ復活の道が遠のいていく気がする…。」
まりや「みーずーほーちゃーん、それー!」
瑞穂「ちょっと!もう、まりやさんってば!」
まりや「オホホ、ごめんあそばせ。」
瑞穂「ちぇっ、楽しそうだな…なのに休まなきゃいけなかったりして、女の子ってやっぱ大変だな…」
それから2回目、3回目のプール授業も同じように休む瑞穂ちゃん。
みんなもお姉さまの水着姿は見たいようで残念そう。
でもさすがにこの手を何度も使うのはまずかったようで…一部生徒の間では「授業をボイコットされている」という噂が。
そして、その噂を聞きつけた貴子さんがついに…?
貴子「類まれな運動能力をお持ちのお姉さまが、なぜ水泳だけはボイコットなさるのか、私なりに考えた結果、嫌でも1つの結論に達しました。お姉さまは実は女の子の日と偽って…」
瑞穂「バレた…!」
まりや「まずい…!」
貴子「カナヅチなのを隠してらっしゃるのですね!」
瑞穂「あ、そ、そういうこと…。」
まりや「ま、普通に考えたらそうなるか…」
エルダーたるもの、泳げないことを恥じずに授業を受けるべきという貴子さん。
しかし、まりやはこう切り返す。
まりや「瑞穂ちゃんは水が怖いの!怖くて怖くてプールなんかに入ったりしたら、ショックで死んじゃうんだから!」
幼い夏の日、瑞穂ちゃんが足を滑らせて川に転落。それをまりやが竹の棒を差し出して助けようとするも、棒が瑞穂ちゃんの顔に直撃…それを何度も何度も繰り返しちゃった結果、トラウマで水は怖くなった…という作り話をしたまりや。作り話とはいえ酷い絵面だ…。
と、瑞穂ちゃんのことについてはごまかせた?ものの、それをきっかけにまりやと貴子の言い争いは白熱し、2人がプールで対決することになった。
- ▼コメント(0) / トラックバック(0)
-
トラックバック (0件)
コメント (0件)