KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 第2話 「太刀花ユキノジョウ いざ、参る!」 歌舞伎かプリズムショーか…ユキ様苦悩の末に
だが稽古に励むユキノジョウに、父・菊右衛門は魂が入っていないと厳しく叱りつける。
そして「プリズムショーにうつつを抜かしているせいだ」「プリズムショーから足を洗え」と言うのだ。
稽古のため寮の晩ごはんにいないユキ様。
「衣装の相談をしたかったのに」とレオきゅんショボン。
キングカップの時、出場権をシンくんに譲ったユキ様。
それは歌舞伎が忙しかったから…?
いいや、譲ったのはシンくんのプリズムの煌めきに感謝しているからだ。
菊右衛門「大会に出るなどもってのほか、金輪際プリズムショーから足を洗いなさい。」
ユキノジョウ「ダメだ…どうして理想の型にならないのだ… なぜ…。」
キングカップを譲った理由を言う。
ユキノジョウ「シンのショーが好きだからだ」
カケルは、ユキ様のシンへの言葉を「綺麗事にしか聞こえなかった」と斬り込む。
ミナトも同意見だという。
カケル「俺たちだって悔しかったんだよ…できることならエーデルローズの未来を後輩に託すなんてしたくなかった…俺たちは同期代表として太刀花のショーが見たかったんだ!」
ユキノジョウ「はっ…!」
ユキノジョウ「そうだ、俺は逃げたんだ!歌舞伎からも、プリズムショーからも…プリズムショーを始めたのは、歌舞伎から逃れるためだったのかもしれない…!今の俺はどの舞台にも上がれない…くっ…俺はいったい、どうすればいいんだ…。」
しかし「高校2年生の太刀花ユキノジョウ」として無様な姿を晒したことで、少し気が楽になる。
他のメンバーもこっそり話を聞いていた。全然隠れてないけど…。
菊右衛門の歌舞伎を見て、「ボクも」とやりたがるユキノジョウ。
紫子「あなたの身体に流れる血、この太刀花家の血脈を…私達は国立屋300年の伝統を決して絶やしてはならない…。」
紫子「代わってあげられるものなら、代わってあげたい…でも、たとえ血を受け継いでいても、私は舞台に上がることすら許されない…。」
紫子「この家にあなたを産んでしまって、本当にごめんね……。」
シン「心が…ポカポカしますぅ…!」
ユキノジョウ「やるな…シン…!」
ユキ様は紫子から父と祖父のことを聞く。
実は父・菊右衛門は歌舞伎の出ではなかった。
雪翁の「国立屋の血はなくとも、お前はお前の魂を見つけよ」という言葉に何かをつかんだ菊右衛門は、国立屋史上最高とも言われる芸を確立した―。
紫子「私は知ってますよ。あなたがプリズムショーに魂を惹かれてエーデルローズの門を叩いたことを。決して逃げているわけではないと。」
ユキノジョウ「母上…。」
ユキノジョウ「シン、あの時出せなかった答えを、ステージで見つけてくる。」
シン「はい!」
ユキノジョウ「逃れられぬ国立屋の血、もはや逃げぬ!私は生きる、太刀花ユキノジョウとして!」
いよぉ~~っ!!
ユキノジョウ「プリズムジャンプ十八番、国立屋流藤娘。夢見心地恋地獄――。」
ユキノジョウ「もう何も怖くない、弱み、悲しみ、醜さもすべて、舞台でさらけ出す!」
ユキノジョウ「プリズムジャンプ十八番、百花王連獅子回転炎舞!!!」
菊右衛門「見つけたな…弱さは強さになるということを。プリズムショーは続けるがよい。私が稽古をつけるより、よっぽど身になるようだ…。」
ユキノジョウ「そしてプリズムスタァ、太刀花ユキノジョウでございます。」
エンディング
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