げんしけん 二代目 第13話 「あの部室で待ってる」 【後半その1】 やりたければやればいい。
荻上「あれがあったから、みんなとちょっと分かり合えたっていうか、分かってもらえたっていうか…」
【回想】
荻上「笹原さんと斑目さんで…BLネタを想像してました…」そういうイラストをもう…何十枚も描きとめてます…」
荻上「逃げるのをやめたっていうか、変われて良かったです。」
波戸「あのっ…なんで変われて良かったって思うんですか?」
荻上「波戸くんは今、ここにいることを後悔してるんですか?」
波戸「そうじゃないですけど…」
荻上「だったらいいじゃないですか。」
そう言われて、いよいよ温泉に向かう波戸くん。
810ちゃんも見守っています。
そりゃ吉武っちも見たいよね!
矢島「いい加減にしろよ!普通に軽犯罪法違反になるぞ!」
吉武「ちっとも見えないっスね~手強いっス。」
矢島「手強いじゃねぇだろ!メガネ置いてこい!」
大野「これは男女逆シチュエーションですね…」
吉武「大野先輩も気になるっスよね?男の中に美しき波戸ちんが1人なんスよ!しかもツルツルの。」
矢島「お前、聞い…」
吉武「俺の中の妄想列車が暴走中っス!」
コンディショナーを探す斑目先輩にそれを手渡す波戸くん。よっ夫婦!いい奥さん!
斑目「(おおっ…ツヤッツヤかよ…男の肌じゃねぇなぁ… あっ…いかんいかん…)」
波戸「あっ、いえすみません、そういう意味じゃなくて… ってそういう意味ってのは…!」
斑目「うーん…仕事は探すよ。元々大学に近いからってだけで決めた職場だったし…次はもうちょっと考えねぇと。」
波戸「はい…」
斑目「今になってやっと大学を卒業した感じ。」
波戸「先輩、これまでありがとうございました。」
斑目「えっ…?」
波戸「僕、これまでお詫びとか失礼発言はいっぱいしてたけど、お礼は言ってなかったと思って。」
斑目「お、おう… なんだもう、うちに来るのやめて女装もやめるのかと思ったよ…一瞬。」
波戸「えっ…?」
斑目「や、一瞬。」
斑目「えっ!?あ…そうなの?」
波戸「ん…いえ…」
斑目「マジでやめるの?」
波戸「わからないです。でも、いつかはやめなきゃいけないんだろうなと思って…」
波戸「だって、やっぱりあの、色々変わってくし…変わらなきゃいけないし…自分も周りも… それに先輩だって、実際に会社を…」
斑目「うーん、そこまで強い意志があったかっていうと、そうじゃないんだよなぁ…適当にやってたらこんな風になったって感じで…結果論?」
波戸「う…適当…?」
斑目「うん、だいたい女装は、ロボとかロリとかレイヤーとか鉄とか腐とか…そういうのはガワに過ぎないよ。大丈夫。波戸くん、君は立派なオタクだから。それは未来永劫変わらないことだから。」
斑目「そしたら、女装するしないなんて、すっげー些細なことでしょ。」
斑目「やりたければやればいいし、やめたければやめればいい。再開するもしないも自由。そう考えれば、すっごい楽になんね?」
波戸「自由…」
斑目「そうそう。まだ時間はいっぱいあるんだからさぁ…」
吉武「それでは乾杯の前に、第1回波戸ちゃんは女装と男装どっちがいいかー会議ー!」
大野「それは女装でしょう!せっかく浴衣の宴会なんですし。」
波戸「えっ…」
吉武「あの荷物の大きさは…持ってきてまスよね?道具。」
波戸「う…」
スー「♪波戸くんのー可愛いところー見てみたいー」
波戸「えっ、いや、待って…」
吉武「波戸ちゃんが女装すればいいと思う人ー」
大野・スー・朽木「はいっ!!」
ノノノノノ<はいっ!
斑目先輩も小さく手を挙げる。
っとここで、温泉の画像が多くなりすぎたので、もう1回分割させて下さい!
後半その2:波戸ちゃんの可愛いところへ!
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