げんしけん 二代目 第8話 「ルートはあってもループはない」 【後半】 高坂ルートはマタニティウェディング!
斑目「え、えーと…じゃあ…(ベ、ベッドに座らせるのはマズイよな…前は男だったから気にしなかったけど…)」
斑目「(いや…今も男は男なんだが…なんかいい匂いがする…なんだこれ!!)」
結局波戸ちゃんはイスに座らせる。
すると例の男の娘ゲーが出しっぱなしなことに気づき、慌てて隠そうとする斑目先輩。
波戸「あ…それもうとっくに気付いてますから…」
斑目「あ…そうなの?」
波戸「だって、さっきまでここで着替えてたんですから…そもそも先輩、けっこう同人誌とか置きっぱなしにしてますし、だからその…男の人はそういうのやるのは普通のコトだと思いますから、気にしないで下さい…」
今は女の格好だけど、そういう点では男同士わかりあえるのか。
ただ波戸ちゃんはエロゲーはしないらしい。なかなか値段もするし…服や化粧品で生活費はほぼ消えるんだそうで。
斑目「リーマンになって良かったのは服悩まずに済むことだな。ネクタイ締めてりゃいいんだから…」
斑目先輩のこの仕草にドキッ!
思わず810ちゃんが出てきそうになるが、キッと威嚇して止める波戸ちゃん。
波戸「わ、私は…BL関係で精一杯という感じです…金銭的に…」
斑目「んー、じゃあ、興味なくはねぇんだ?貸そうか?」
波戸「あえて触れないようにしてたんですが…それ…高坂先輩がコミフェスで宣伝してた男の娘ゲーですよね?」
斑目「いやー、別にこれ指定ってわけじゃなくて…」
そう言って斑目先輩がゲームを引っ込めようとすると「えー…」と残念そうにする波戸ちゃん。可愛い。
波戸ちゃんはゲームをしたいわけじゃなくて、斑目先輩の感想が聞きたいだけなのだ。
斑目先輩によると「みんなエンディングで妊娠してたのには驚いたけど、充分に“使用可能”」だという。
内容としては普通にエロゲーで、「やってることも女と変わらないし、要するに貧乳キャラだよね」とも。
実際そういうゲームはあるから困る。でも女と一緒みたいに考えて欲しくはないですね。
確かに男なのに妊娠するというオチは、ファンタジーだったりギャグ的なオチという側面もあるだろう。
しかしそればかりではない。男なのに妊娠するということは、仮に医療技術的に可能であったとしても、世間体とか様々なハードルがあると思われ、それを越えてでもあなたとの子どもが欲しいという深い愛情がそこにはあるのではないでしょうか。
いやそんなことより、重要なのは高坂先輩のキャラはどうだったのかということ!
波戸「高坂先輩ルートは、クリアしましたか?」
斑目「あ~来たか…このキャラね…」
波戸「(ああああ…な、なんてこと…!ゲームで2人はそこまで先へいってしまったのか!ゲームと同じプレイどころじゃない!)」
波戸「(うっ…あれ…?でもこれコウ×マダじゃなくて逆カプ?マダ×コウ?)」
斑目「いやーマジこのキャラひでぇわ…高坂がノリノリで言いそうなセリフばっかでな…」
波戸「そうなんですか?」
斑目「まあだから、これだけは言っておきたいねぇ…」
斑目「マジです。流石に…。」
波戸「あ…そうですか…(うぅぅ…残念…まあ勝手に妄想しますけど…)」
斑目「このゲーム…春日部さんは知ってんのかねー、自分の彼氏がエロゲキャラのモデルって、なにこのありえない感。」
波戸「(そっか…もしこのゲームのせいで、高坂先輩と春日部先輩の仲が微妙になったら…斑目先輩に逆転の可能性が!?)」
波戸「(うわっ、うわっ!今の先輩の発言もそれを意識してるかも!どうしよう!でもそしたら、マダ×コウの結婚式は無しになっちゃうのか…)」
波戸「(もったいない!ここはやはり春日部先輩も込みで、コウ×マダ展開を考えねば!)」
春日部先輩をネタにするなんて…と思いつつも、妄想が止まらない波戸ちゃん。
この妄想している時の声は心の声なので男声なんですが、それが充分に可愛いからすごい!><
それから改めて、朽木先輩が斑目先輩を襲ったことを謝る波戸ちゃん。
斑目先輩は「波戸くんが謝ることじゃないよ…朽木くんがアレなだけで…」と快く許し、そして「朽木くんが襲うのをやめても、俺総受けって見る目は止まらんのでしょ?」とも。
とそれだけで終われば良かったのだが、話はどうも不穏な方向に…
斑目「卒業した人間がいつまでも大学の周りをうろつくのも良くねぇなって思ってたとこでね。このままここにいても息苦しそうだから、環境変えた方がいいんじゃねえかって…」
今日もそうだが最近仕事が早く終わることが多く、会社がヤバそうなこともあって転職・引っ越しを考えているとのこと。
これを聞いて、総受け発言やBL妄想ばかりしている自分のせいだと責任を感じる波戸ちゃん。
斑目「いやまあ引っ越すとなるとね、波戸くんが着替えに困るだろうから、ちょっと考えるけど…」
波戸「いえ…私のことなんか気にしないで下さい…着替え場所なんかどうとでもなります…。」
斑目「いやまあ、まだ全然わからんけどね。まず転職が無理だろうし!」
どうとでもなりますといいながらも、その声はどこか悲しそう。
その胸の内には、斑目先輩への妄想以上のなんらかの感情があるかのような…
波戸「そ、そうですよ…もうすぐ学園祭なんですから、それには必ず来てくださいね!」
波戸ちゃんは学園祭で出す「メバエタメ」に、荻上さんと普通の漫画を描かないかと誘われていることを報告。
波戸「私…私はBLイラストしか描いたこと…描けなくて…」
斑目「いいんじゃね。BLだろうが、ガンガン描いちゃって。」
波戸「はっ…」
斑目「学園祭っつっても、遠慮しないで好きなもの描くべきっしょ。まあマジでヤバけりゃ荻上さんが止めるだろうし。それでも俺らが現役の頃よかはるかに活気があんだろうよ。」
波戸「自分がBLネタに使われても、人の妄想を止めさせることはしないんだ…」
これは惚れるよ…
波戸「BLじゃない漫画を、できるだけ頑張ってみようと思います。」
荻上「そ、そうですか… じゃあ私も、覚悟を決めますか。」
波戸「よろしくお願いします。」
荻上「はい、こちらこそ。」
エンディング
次回予告
次回「ホワイト ゲート キーパー」
- ▼コメント(1) / トラックバック(0)
-
トラックバック (0件)
コメント (1件)
このウィッグが好き