ブルーピリオド 第12話 「色づき始めた自分」 八虎、合格発表へ

ブルーピリオド 2021/12/20 7:50



八虎はスケッチブックにオイルを垂らして半透明にし、人の形を残して塗りつぶす。
こうして「裸=ありのまま」感を出す。



テーマをわかりやすく演出するのも戦略だ。


裸は情けなくて頼りない姿。服を着るのはそれを隠そうとする行為
ヌードはディテールを描き込んで、その対比として服を着る人には絵の具を厚く盛る…。



そんなテーマを「天才」世田介くんが気づいてくれたのも嬉しかった。

こうして八虎の2次試験はすべて終了――。


佐伯先生「今日でしたね、藝大の2次試験。」
龍二「ああ~そういえば。


佐伯先生「あら、心配じゃないんですね。」
龍二「ははははっ…。


龍二「まあ、大丈夫じゃないですか。八虎ああ見えてできるヤツなので。

さすが逃避行した仲?わかってる感。



佐伯先生「矢口さん、試験どうでした?」



八虎「後悔はないですよ。反省は山ほどあるけど。


後悔はないけど、納得してるわけでもない。
だがもう何もできることはない。森先輩の絵を見てから描いて、描いて、描いて、辿り着いたのがあの絵だ。


卒業式の日。


八虎は合格発表と重なったため、欠席。


女子生徒「さみしい~!」
女子生徒「ボタンもうないんですか~?」
龍二「ごめんね。
女子生徒「遊びに来てくださいね。」
龍二「ああ~行く行く。
女子生徒「絶対ですよ。」

相変わらずユカちゃんはモテモテだった。

一方合格発表の八虎は…!

八虎「《えっ…。》


八虎「《あれ…?》


まさか… 合格?

自分でも信じられないまま入学手続きに向かうと、そこには世田介くんが。


八虎「世田介くん…?
世田介「…!?


どうやら本当に受かったらしい…ぞ…?


八虎の母「ええっ!?やだ!うそうそうそ!お父さ~ん!
八虎の父「やったな!




これから八虎の大学生活が始まっていく。


ハッピーエンドじゃ終われない。この先八虎に一体どんな道が待ち受けているのか…。
そしてユカちゃんは進路をどうする?

ブルーピリオド 2021/12/20 7:50
コメント(0) / トラックバック(0)

トラックバック (0件)

コメント (0件)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。