藝大1次試験。
ユカちゃんはキャンバスに×をつけて出てきてしまった。

試験官「待ちなさい！」
龍二「はい？」

試験官「えっ何？棄権するの？」
龍二「絵を描くのに見る目ないんですね。」

龍二「それ以外どう見えるっていうんですか？」

八虎は「自画像」の課題に挑む。

だがその最中、前の人がうっかり八虎のキャンバスを倒してしまう。

そのせいで鏡が割れるというアクシデントに見舞われるも、それをヒントにしていく八虎。

八虎「《割れた構図も悪くないけど微妙にワクワクしないんだよな…》」

ならばと、よくある二面性の構図をさらに縦に割ってみる。
マスキングテープでマスを作り、マスごとに明度を変えていく。
強く描き込むばかりではなく、時には弱くすることで立体的に見せる。
学んだことを活かしつつ、試験終了まで手と脳みそを動かしまくる八虎。

八虎「《終わった…これが受かる絵なのか落ちる絵なのか俺には分かんねぇ。ともかく1次試験が終わったんだ。》」

そして1次試験の結果発表の日。

通過者は、桑名マキ、橋田悠…。

そして矢口八虎だ。

八虎は2次試験へとコマを進めた。
一方、棄権するほどまでに追い込まれたユカちゃんが気になる…。