八虎「《世の中は自信満々で楽しんでるヤツの方が魅力的に見えるのも知ってる…だから俺も自信のあるふうに振る舞ってきた。》」

八虎「《でも絵の怖いとこはそれが全部バレるとこ…楽しまなきゃ、本気で楽しまなきゃ、意味が…》」

様々な苦悩を重ね、右腕の蕁麻疹に悩まされながら、ついに迎えた藝大の1次試験当日。

しかし気になるのは、ここ最近ユカちゃんを見かけないことだ。

八虎「あっ、龍二！？」

八虎「いや、気のせいか…。」

八虎「《受かっても落ちてもどうせチャンスは1回きり…この課題は俺のものだ！》」

八虎「《楽しんで、楽しんで、楽しもう！》」

ユカちゃんの受ける日本画の試験も開始した。

あれ…ユカちゃんの様子が…？

なんとユカちゃん、キャンバスに×印をつけて、そのまま退出してしまった…！