らいち「（拝啓『アイカツ！』ファンの皆さん　僕・星宮らいちはテレビでマスカレードのステージを見てすごいことに気づいてしまったようです）」

らいち「くんくん…」

らいち「（この家、もう1人のアイドルのにおいがします！）」

マスカレードの復活ステージの後、正体をいちごに明かしたミヤこと星宮りんごママ。
だがらいちきゅんは自力でその答えにたどり着いたようです！さすが！

早速、帰ってきたママの様子を観察するらいちきゅん。

らいち「お…おかえりなさい…」
いちご「どうかしたの？らいち。」

らいち「ううん…なんでもない…まだ仮説の段階だから。」
いちご「仮説？」

そしてママの匂いも嗅ぎまくります！

らいち「くんくん…。」

らいち「（マスカレードのライブを見て思ったんだ。ミヤちゃんのオーラはなんかお母さんのにおいがする…でも、ホントにそうかな…？）」

らいち「（そうだ！）」

らいちきゅんはマスカレードの歌の鼻歌をママの前で歌ってみる。

らいち「♪フフフフ～フンフフン～フフン～フフン～」

りんご「ん？らいち、どうかした？」
らいち「別に…」

しかし特に反応はなし…

だがここでらいちきゅんは決定的な証拠を発見！

らいち「（こ これは！）」

らいち「くおぉぉぉぉぉぉーっ！」

らいち「（ドキドキ…ドキドキ…よ～し！）」

らいち「お姉ちゃん。」
いちご「何？」

神妙な面持ちでいちごの部屋に入るらいちきゅん。

らいち「僕…すごいことに気づいちゃったんだ…」
いちご「なになに？」
らいち「あのね…じ…実は…！」

らいち「おっ、お母さんが！！」

らいち「え～～～～～～っ！？」
りんご「？」

らいち「お姉ちゃん、お母さんがミヤちゃんだって知ってたの～？」

いちご「うん。」
らいち「どうして僕だけ、知らないのさ…」

もうここまでの流れが全て可愛いッ…！
仮面をつけて「よーし」から涙目になるまでの表情の変化がたまらなく素晴らしい…

りんご「ごめんね、らいち。ご飯の後にでもゆっくり話そうと思ってたの。」
らいち「ううん、いいのいいの。」

らいち「うちアイドル2人もいるんだ～。」

さあらいちきゅんも続くんだ！ぜひ3人目に！

ミヤとヒメが出逢ったのはとあるオーディションだった。
その話を聞いている時のらいちきゅんのキラキラっぷりったら！

お母さんの世代であっても「ヒメちゃん」と呼んでるのがイイ。いくつになってもアイドルはアイドルなんです。

りんご「マスカレードやってた頃は素敵なことがいろいろあったわね…」
いちご「こういう話あおいも聞きたいだろうな。」

らいち「あっ、あおい姐さんとは情報共有しとくから大丈夫。アイドルファンの道は助け合いだからね。」
いちご「録音してたの？」

なんと抜け目の無い…！

そしてらいちきゅんはミヤの事を新聞にする。小学生らしい可愛い新聞。
これはあおい姐さんに見せるため？まさか学校で貼り出したりするんじゃないよね？

ところでこの新聞の発行者の欄…
星宮頼智！？
らいちってそんな字だったの？

いちご「あおいが言ってた。らいち、アイドルファンのなかでもハイレベルになりそうだって。」
りんご「そうかもね。」
いちご「ママがマスカレードだってことにも自分で気づいたしね。」

ハイレベルなアイドルファンにしてハイレベルな女装をしハイレベルな可愛さ…それが星宮らいちだ！
このままただの弟で終わらせておくにはもったいない！

らいちきゅんもデビューして、いつかこの崖を3人で登ってくれたら…