阿波連さんははかれない 第9話 「風邪じゃね?」 れんくん興奮!2人は恋人さんなの?

阿波連さんははかれない 2022/05/31 20:04

阿波連(れいな)さんが風邪をひき、プリントを届けることになったライドウ。


その道中で、大きい阿波連さんと遭遇!?


それはれいなの妹の「える」であった。
えるはツリ目。姉思いなのだが思いが強すぎて暴走するところがあるようだ。「自分ではれいなの一番にはなれない」とライドウを敵視している様子…?

長女:れいな(ジト目、高校生、小さい)
次女:える(ツリ目、中学生、大きい)
長男:れん(タレ目、小学4年生、天真爛漫、れいなの服を着る、

阿波連家にライドウがやってきた。

れん「ライドウにーにー?なんで?なんで?


れいなが欲しかったぬいぐるみをもらうと、れんくんも自分のことのように嬉しそう!


れいなのためにマグロを一匹買ってきて鍋を作るえる。やりすぎじゃね…?

晩ごはんの前にライドウは帰った。



れん「ライドウにーにーも食べていけばよかったのにね。
れいな「私もそう言ったの。」


える「気を遣ったんですよ。家族じゃない人と一緒に食事すると風邪のれいながもっと疲れちゃうと思ったのでしょう。」
れん「そんな気を遣わなくてもいいのにさ。残念。


れん「れいなねーねーもライドウにーにーがいてくれた方がよかったよね?
れいな「えっ…うん。」



れん「おいしいね、今日のお鍋!
れいな「うん、おいしい。」
える「ライドウさんが手伝ってくれたから…。」


れん「れいなねーねーが元気になってよかったね!

れんくんのお風呂!


れん「どうしたの?
える「今日のれいながライドウさんを見る目…何か特別な感情があるように見えました。二人は…。」


れん「ああ~!それ僕も気になった!れいなねーねーとライドウにーにーは付き合ってるのかな?


える「分からないですね。」
れん「今度僕、ライドウにーにーに聞いてみるね。
える「えっ!つ…付き合ってたらどうしましょう…。」


れん「ええ~僕はうれしいなぁ。
える「どうしてですか?」
れん「ライドウにーにーのこと好きだから。えるねーねーは?
える「私も嫌いではありません…。」

それから後日。



街でれんくんとバッタリ会ったライドウ。
れいなはもうだいぶ良くなったという。


スーパーへおつかいに行くところのれんくん。



れん「そうだ!ライドウにーにーお使い一緒に行こう。今忙しい?
ライドウ「いや、大丈夫だよ。」
れん「やった~!行こう!



ライドウ「れん君はいつも一人で買い物来るの?」
れん「いつもは違うんだけど、れいなねーねー病み上がりだし、えるねーねーも看病で忙しかったから、今日は僕が買い物。
ライドウ「そうなんだ。偉いね。」


れん「にーにー、これどこにあるかな?
ライドウ「粉チーズはあっちだね。」


れん「ライドウにーにーが本当のお兄ちゃんだったらいいのに。
ライドウ「そうだね。俺もそうだったら楽しいなって思うよ。」


れん「うん!


れん「よし、レジ行こ!お財布、お財布…。


ライドウ「ん?れん君?どうしたの?」


れん「もらったお金、財布ごと落としちゃったかも…!


ライドウ「本当に?」
れん「うん。どこにもない…。


れん「いっぱいもらったのに…どうしよう…。


れん「うう~…。


ライドウ「これ使って。


ライドウ「ここは俺が立て替えとくよ。


ライドウ「大丈夫だよ。そして早く捜しに行こう。



これはカッコいいなぁ…。


れん「にーにー、ありがとうね。

れんくんも惚れる…。


だが、そのライドウの財布の中も…。


れん「にーにーもお金落としたの?
ライドウ「いや…普通にないみたいだ。


れん「しかたない…こうなったら…。


れん「アレをやるしかないな…。
ライドウ「《そんな、まさか…れん君、お金がなくても商品をゲットできるアレを…!》」


ライドウ「《リボルビング払い!どんなに借りても支払いは一定額なのでお金がなくても高いものが買えて便利だが注意が必要だ…》」




ライドウ「《無計画にリボ払いを続けると毎月の返済額が利息だけで消えていき、いずれ返せない額になってしまう…いわゆるカード破産だ!》」
れん「わあ~!ああ~!

それもある意味悪い?けども…小学生でカードはない。


ライドウ「《ここはきちんと仕組みを説明しなければ…》」
れん「自分のお菓子を棚に戻して、お使いの分だけ自分の小遣いで立て替えとこ。


ライドウ「あっ…自分のお小遣いの財布はあるんだ。」
れん「うん。混ざっちゃうといけないから。



財布の落とし物が届いていないのを確認して、店までの道を捜しに行く。


と、店を出たところに、阿波連家の飼い犬「ヌイ」が!


ヌイは、落とした財布を拾って持ってきてくれたのだった。


れん「拾ってきてくれたんだ。よしよし、ありがとう。

そして別れ際に、れんくんはあの疑問をぶつける!


れん「その…ねーねーのことなんだけど…ライドウにーにーとれいなねーねーは恋人さんなの?

この屈託のない目よ!


ライドウ「いや、それは…。


その時後ろにれいなが!


ライドウ「…また今度ね。
れん「ねーねーだ。


れいな「何かしゃべってたの?」
れん「なんでもないよ!大丈夫、大丈夫!


ライドウ「ところで阿波連さん。」
れいな&れん「ん?
ライドウ「あっ、二人とも阿波連さんか…。」


ライドウ「じゃあ、れいな。
れいな「!!


ライドウ「名前にさん付けも何か変だと思って。他人行儀な気がして。」
れいな「阿波連でいい…。



この2人の姿に、恋人同士だと確信してはしゃぐれんくん!
人の幸せを喜べるいい子だねぇ…。

次回予告

える「ばんそうこう、風邪薬、頭痛薬、消毒液…。」
れん「何してんの?えるねーねー。
える「れいながキャンプに持っていく常備薬です。」
れん「じゃあ僕、おもちゃやぬいぐるみ入れてあげよっと。
える「次回」
れん「『キャンプじゃね?』

阿波連さんははかれない 2022/05/31 20:04
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