4人はそれぞれウソをつく 第10話 「熱海」 剛が“剛”としてみんなと接すると…?
お店の人が「あと1人…」とお客さんに来てほしそうにしている。
関根は超能力でそれを読み、店に入ろうとしたところ「1000人目のお客様」となり、遊園地のチケットをもらってしまった。
だが超能力で利益を得ることは禁止されており、組織に捕まってしまう!
関根はチケットをリッカと千代の2人に譲った。
翼(剛)「関根は行かなくていいの?」
関根「ええ、委員長としてクラス全体の奉仕者でありたいので…。《私だって本当は行きたいですよ!》」
幼少期はパイロットとしての英才教育漬けで、年相応の遊びなど無縁だったリッカはとても楽しみにしていた。
翼(剛)「リッカの服のセンス…この服の人と一緒に歩かされるという罰ゲーム…。返信どうしようかな…あっ、でも千代さんが止めるよな…きっと…。」
千代「いいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいねいいね…」
そうか、翼(剛)ちゃんも女物の服についてアドバイスできるぐらいになったのか…(しみじみ)
千代「急に強敵が…いえ、所用で行けないとリッカちゃんにご伝言を!
翼(剛)「《しかしすごいペイントだったな千代さん…とりあえずリッカに電話…つながらない。》」
翼(剛)「《現地に行くしかないのか…その前に制服に着替えないと…。》」
翼(剛)「《いや、このままでもいけるか…千代さん俺だってすぐにわかったし…。》」
翼(剛)「《特に女装しなくても女の子に見えるってこと!?》」
翼(剛)「ガーーーン!!」
ナレーション「地味にショック。」
翼(剛)「リッカ!」
リッカ「どうしてここに翼ちゃんが?」
翼(剛)「それが…。」
剛としての友人に出会ってしまった!
そこで…。
リッカ「《同一人物にしか見えん!》」
ナレーション「大正解!」
“剛”として接することに!
いやこれが本来の姿なんですが。
千代さんの代わりに“姉の翼”が行く予定だったが、それもできなくなったんだと説明。(井上のせいで…)
リッカ「そうですか…ありがとうございます。1人で回るのもアレなので…帰ります。」
リッカ「あのー、何乗りましょうか。」
剛「タメ口で大丈夫だよ。リッカの乗りたいものにしよう。」
リッカ「私はなんでも…。」
剛「次何乗ろっかぁ。」
リッカ「ナニガイイカナー、ワクワクスルヨー。」
剛「遊園地って、こんなに楽しくなかったっけ…?」
リッカ「《千代さんが恋しい…。》」
リッカ「フフ…。」
ナレーション「大佐、ストレス疲れ。」
剛「なにその譲歩している感じ…あたかも俺がスゲー乗りたがってるみたいな…。」
剛(イメージ)「あははは~わ~俺、メリーゴーランド大好きっ!」
かわいい。
リッカ「ほら、並ぼうよ。好き…なんだろ?」
剛「《好き…なんだろ?》」
でも実は絶叫系が好きだという剛くん。
そこで乗ってみると…。
一方千代さんは、そう言ってマスクマのコースターを投げるという、遊園地要素を取り入れつつ戦っていた。
関根「利益を得るために能力を使ったわけでは、決してありましぇん!」
そして結局詰められる関根。組織は厳しい…。
そこで、近くのカップルを真似て「こわいよ~」とぶりっ子を始める大佐。
前は「死とは宇宙のチリとなることだよ…」とすごくクールに言ってたのに!
剛「待てよ…もしこれが千代さんとなら…キャーキャー言って騒ぎたいってヤツか…女子あるあるだな…!」
いや今は男子だから…。
剛「わぁぁぁぁ~~!!ぎゃぁぁぁぁぁぁ~~!!ごわいよぉぉぉぉぉぉ~~!!」
その気遣い、伝わらず。
剛「《ここのコンセプトは病院系廃墟…なんで落ち武者が…?》」
リッカ「《実態がないのにエネルギーを感じる…もしやこれは…あの…めったに遭遇できないポウピョピポッピョピョパピョプ星人!》」
剛「いたよね落ち武者…。」
リッカ「いたよ!超レアポウピョピポッピョピョパピョプ星人!」
剛「ポウピョピポッピョピョパピョプ星人…?」
リッカ「まさかこんなところにポウピョピポッピョピョパピョプ星人がいるとは…いや~びっくり…。」
夜はパレード。
「マガポケ」が思いっきり宣伝されてる。
4ウソもここで読めます。
※また、息をするようにちくびを出すオスガキ・尾鳥たんが活躍する?話題作「生徒会にも穴はある!」も読めますよ。注目してほしい作品です。
リッカ「その…付き合ってくれてありがとうだよ。」
剛「あ、うん…俺こそ役に立てて嬉しいっていうか…ほら、翼がお世話になってるし。」
リッカ「こちらこそだよー。翼ちゃんはクールで頼りになるし、すごく助けられてるんだ。」
剛「《俺のことをそんなふうに思ってくれてたんだ…。》」
剛「つ、翼も言ってたよ…リッカは頑張り屋さんで一生懸命で、すっごく友達思いな子だって…。」
剛が落ちるのかぁ…。
リッカ「とーってもいい子だよ。でもぉ…。知性、動体視力、運動神経、不測の事態への対処法…すべて落第点だよー。もっと心身を鍛えるべきだよー。」
3連休でどこかに行きたいね~という話になる4人。
翼(剛)は熱海にあるじいちゃんの別荘へとみんなを誘う。
一緒に入らないのは不自然な気がする。なぜそんな危ないところをチョイスするかね。
だが翌日…。
翼(剛)「実はじいちゃん別荘売っちゃったんだって。ずっと売りに出しててまさかこのタイミングで売れると思ってなくて…。」
そこで、関根が「別荘じゃなくて保養所なら」と切り出す。
関根「1人1500円かかるけど…。」
千代「出せますわ!」
リッカ「桁は3つ増えても大丈夫だよ!」
翼(剛)「良かった…みんなをガッカリさせるところだった…。」
受付の人「その子男の子でしょう?そんな髪型したってわかるよ。」
なんとあっさりー!
組織の保養所となれば、受付の人も超能力者なのだろう。
翼(剛)「《やっぱりわかっちゃうもんだな、男同士だしな…。》」
喜んでる場合じゃないんだよなあ…かわいいけど!
関根「いや、この子は正真正銘の女の子ですよ!」
翼(剛)「グサッ…。」
千代「女の子の中の女の子ですわ!」
翼(剛)「グサグサッ…!」
リッカ「こんな可愛い女の子いないよ!」
翼(剛)「グサグサグサッ…!」
こう言われる。
こんなに可愛い子が女の子なわけないだろ!(逆方向の養護)
学生証はないし、ブライアン先生はこけしを見に行ってるしで、残る手段は…。
それって本当のことだけど、そう言い訳するしかなかった。
剛「本当にすみません…。」
リッカ「剛くんだったか。」
関根「えーっと剛さん、本物の翼は今どこに?」
剛「呼び捨てでいいです…。姉はその…アイドルのコンサートに行ってます。」
千代「え?アイドル好き?初めて聞きました。」
関根「急にチケットが手に入ったんですかね?」
多分本物の姉の「つばさ」は行ってるんだろうなぁ。
それでもみんなは「翼さんがドタキャンなんて、よっぽどのことですわ」と言ってくれる。
剛が築いてきた「翼」の信頼。
「3人で宿に泊まって」と言う剛。
だがみんな「翼さんがいないのは寂しい」「4人がいいんだよ」と、泊まらず帰ることにするのだった。
せめてみんなで熱海観光を。
剛「じゃあ俺はここで…。」
リッカ「剛くんも一緒に回ろうよ!」
リッカ「少年よ、あの日君に受けた恩義…忘れる私ではないのだよ。」
剛「あ…ヤバ…今普段のノリで接しちゃってた…!」
関根「じゃあこれにしますかね。」
剛「まあでも関根は大丈夫か…そういうこと気にしそうにないし…。」
関根「チャラい…。」
剛「千代さん、見てこれ。」
千代「まあ可愛らしい。」
剛「千代さん、男子苦手って言ってたけど普通に接してくれてるな…よかった。」
ナレーション「殺生戒とは、生き物、特に人を殺すことを禁ずる戒律である。」
関根「千代さん大丈夫ですか?馴れ馴れしいって言おうか?」
千代「ええ…全然殺生戒ですわ…。」
関根「それにしても翼から聞いた印象と違いますね。」
剛「えっ…翼はなんて言ってました?」
リッカ「モテないとか器が小さいとか言ってたよ。」
剛「あいつだって、夜中にアイス買いに行かせるし、朝は洗面所占領するし、アスパラは芽のとこばっか食べるし、人としてどうかと…。」
「つばさ」の悪口で「翼」の評価を下げては…ああややこしい。
千代「翼さんにそんなこと言わないでください!忍者の特訓を必死に頑張ったり、お誕生日にマスクマのマグカップをプレゼントしてくれたり、女の子らしい優しさに満ち溢れているんですわ。」
関根「えーっと、そうですね…たこ焼き焼くの上手ですよね。まんまるで。後はえーっと…女子力高いというか…。」
剛「女子力…。」
リッカ「そうだよ。七夕の時にリッカの分まで願いごとしてくれたよぉ。可愛かったぁ。」
それは女体化の時のであり、なおさらえぐるやつですね…。
リッカ「翼ちゃんはどれが好きかな?」
千代「これかしら。」
関根「こっちかも。」
リッカ「こっちは?」
千代「そっちですわ!」
関根「そうですね!」
次回予告
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たんちゃんを見つけているとはお目が高い!!その娘は最近のお気に入りです。
いつかアニメ化してこのブログで取り上げる日が来るといいですね