千代「翼さんの髪、とってもキレイですわね。キューティクルもツヤツヤで。」
翼（剛）「あ、ありがとう…。」

関根「翼って中性的な魅力があるからモテるんですよねぇ。」
翼（剛）「中性的…。」

関根「女子校の王子様ってやつですよ。」
リッカ「カッコいいねー！」
千代「ち、違いますわ！翼さんはとっても可愛らしい女の子ですもの！」

翼（剛）「うっ…。（グサリ）」

リッカ「《翼嬢だって本当はお姫様になりたいはず…》」

そうじゃないんだ、逆なんだ…。

リッカ「《そうだ！ならば翼嬢は女子のままで、他のみんなが男子になれば良いのではないか？》」
関根「《それって翼がお姫様で、イケメンハーレムってこと？》」

リッカ「《よし！その願いを叶えてやろう！喝ッ！！》」

という、いつもの大佐の暴走で…！

関根も千代も男子に変身した！
千代さんは「千代丸」という名前になっていた。

じゃあ、翼は…？

翼（剛）「キャーーーッ！！」

関根くん、ラッキースケベ（？）

こんなにやたらと女体化させられる子も珍しい。

関根「えっと…翼？」

翼（剛）「みんなには内緒で、兄の剛と入れ替わってるんです…。」

翼（剛）「だから剛って呼んでください。」

ややこしい設定…。
要するに“男子校のお姫様”となったわけだ。

関根「剛、ちょっと頼みが…。」

関根「させてくれませんか。」

このスケベー！

でも剛も関根の美少年っぷりにドキドキしている…！？

そのままの姿で登場するリッカ。
だが千代丸にはしっかり男子の「リッカードくん」として認識されており、その扮装にキレ始める。

そして頭髪を刈られそうになる…！

関根「《なるほど、女の子らしい千代さんが男子になるとこうなるのか…。》」

関根「《翼は…なんか可愛らしくなってるな。姫設定だからか？》」

これから学園の恒例行事「ふんどし競歩」が行われる。
毎年吐く人が続出するので「吐瀉会」とも呼ばれる。
この世界では「女」である翼はふんどしはムリということで見学に。

関根もさっき殴られたケガを理由に休みたかったが、保護者による署名がないと見学はできないとのことで…。

関根「寒い…つらい…やだ…なんでこんな行事が…ありえない！信じられない！」

翼（剛）「関根～」

翼（剛）「往生際悪いよ。」
関根「ずるい！」

一方リッカードくんは。

リッカ「UFOでの移動も洗脳に含めておいてよかった♪」
関根「だったら吐瀉会のことも洗脳しといてよ！」

もちろんぶっちぎりの1位でゴール！

関根と千代丸もなんとかゴール…。

千代丸「おめでとうございますリッカードくん。君ならやれると思ってました。」

千代丸「じゃあさっきの続きだ。覚悟はいいな。」

リッカ「翼嬢すまん！これ以上は耐えられん！カーツ！」

いや大佐が勝手にやったことでしょ。

ともかくこれで元の世界に戻った！

翼（剛）「2人とも、お茶会遅れるよ。」

リッカ「吐瀉会でありますか！」
関根「一体なんのことか見当つきかねます！」

翼（剛）「お茶会だってば。頭でも打った？年一の恒例行事じゃん。」
千代「わたくし、お菓子を焼いてきましたの。」

リッカ「お茶会！」
関根「優雅！」
リッカ＆関根「女子校ってサイコー！」

リッカ「花は散るから美しいのよ。」
関根「やだぁ。」

突然関根の前にイケメンが現れ、関根のことを誘う！
女子校なのに！（さっきまでの世界は置いといて）

一方教室ではリッカが何やら落ち込んでいる。
大事なペットが逃げたのだという。

リッカ「こんなところに愛玩動物が？」

檻の中に入った愛玩動物って…？
リッカはそれを「フクちゃン」と名付け仲良くなろうとしたが、そのまま脱走された。

フクちゃンには相手の脳に胞子を埋め込み、理想の異性の幻覚を見せるという得意技がある…ってもしかして！？

やはり関根の頭にも胞子があった！

「あれが私の理想？」
乙女的願望を直視できない関根。

関根「翼…。」
翼（剛）「なーにー？」

関根「この間はメス顔ピアスとか言ってすみませんでした…。」

翼（剛）「いいっていいって。あ、じゃあさ、ちょっと頼みごと聞いて。」

翼（剛）くんはなんだか機嫌が良さそう…？

翼（剛）「えっと…実はさ…今いい感じの人がいてぇ…。」

関根「彼氏いたんですか？」
翼（剛）「あ、いや、そういうんじゃないんだけど…」

翼（剛）「えっと…昨日コンビニで声かけられちゃってさ…なんかすごい意気投合しちゃって…」

翼（剛）「で、でさ…2人きりで会いたいって言うんだよねー。」

やっぱりメス顔ピアスじゃないか！

それはともかく、これはフクちゃンの仕業に違いない！
関根は後頭部を確認しようとするがなかなか見せてくれない。

ナレーション「ほぼ苗床。」

翼（剛）「そりゃちょっとは思ったよ。年上だし釣り合わないかもって。」

女性相手でもメス顔になるんですねぇ。

関根「《でも翼って男が絡むとアホになるし…ここらで一度失恋を経験させてみるのもアリか…。》」

もしくはフクちゃンと恋に落ちる可能性も…？

いやそれはムリな話だ。
なぜならフクちゃンは、誘った相手を捕捉して養分にしてしまうのだから！

翼（剛）「今日その人に『お泊まりしよ』って言われてるんだよね。」

翼（剛）「というわけでぇ、関根んちに泊まったってことにしといてもらってい～い？」

関根「翼…単刀直入に聞きますけど…食われても後悔しない？」
翼（剛）「関根ってば、直接的すぎ～！」

翼（剛）「や～だもう！関根ったら～超いけずなんだから～！」

翼（剛）「あははは～あははは～」

こうなったらフクちゃンを直接止めるしかない。
翼の待ち合わせに張り込む関根。

そこに千代も来ていた。不埒な恋愛を止めるためだ。
だがそんな千代さんの前に現れたフクちゃンは、とんでもないチャラ男で…。

チャラ男「いいじゃんいいじゃん、俺っちと熱い時間を過ごそうよぉ～。」

千代「あ、あなた、翼さんのお友達でいらして？」
ナレーション「ストレスで作画崩壊した。」

関根は超能力で千代さんに見えているその姿を確認。
あれが千代さんのタイプ？嫌そうにしているが…。

関根「《あ、もしかして、フクちゃンは必ずしも理想の相手ではなくて、繁殖に繋がる可能性のある幻覚を見せる…ってことなのか？》」

たちが悪い！

千代「《殺そう。》」

でも…手を汚したくない…。

リッカ「ダメだよ。オイタが過ぎる。」

関根「カッコいいぞ大佐！マッチポンプだけど！」

翼（剛）「♪ふんふんふんふーん…」

翼（剛）「あれ？みんなどうしてここに？」

リッカ「致し方～ない！」

リッカ「消毒だぁ！」

翼（剛）「ゴホッゴホッ…なに！？」

リッカ「よし！（胞子の消毒完了）」

翼（剛）「何がぁ？」

さてこれが今回のカオスなキャスト欄です。
イケメン関係とか「翼の理想の女性」とか色々ありますが、「唾棄すべきクズ」という役名が一番ひどい！

次回予告

関根「あれ、テンション低くないですか翼？」
翼（剛）「そ、そんなことないよ！美肌の湯に浸かってお肌ツルピカにしちゃうわよ！」

熱海…温泉…どうするどうなる翼（剛）？