4人はそれぞれウソをつく 第2話 「文化祭」 盛夏服で下着でかわいい服!忍者に憧れる翼(剛)!

翼(剛)「セーラー服っぽさを消したくてコレ着てるけど…さすがに暑くなってきたな…。」
ナレーション「少しでも女装感を薄くしたい翼(本名:剛)である。」

翼(剛)「ただいまー。」
つばさ(姉)「おかえり~ぃ。フフフ…。」

学園で夏に着られる盛夏服。
その下には透け対策として学校指定の下着を着用しなければならないのだ!

翼(剛)「これは…ダメだな…ダメダメダメダメダメ…絶対にダメっ…!」

つばさ「エヘヘ…。」
翼(剛)「あっ!?やっぱりムリムリムリムリムリ…!それだけは~!」

かわいいものが好きな千代さん。
盛夏服に合うかわいい服や小物を三徹して作ってきたらしい。
翼(剛)「《みんなやたら押してくるな…はっ…もしかして…!》」

千代「大柄なわたくしと違ってお似合いだと思いますわ~。」
翼(剛)「《美人の自覚もって!》」

関根「いらなかったらフリマサイトとかで売ればいいですよ。」
翼(剛)「《それは人としてどうか…。》」

翼(剛)「違う!違うんだこれは!ボーイッシュな女の子が恥ずかしがってるとか…。」
ナレーション「届かない魂の叫び。」

翼(剛)「《胡散臭っ…俺スピリチュアル系好きじゃないんだよな…。》」

ならば未来をみましょうと、将来の結婚相手について聞く。
すると浮かんできたのはこんな人。
なんか勘違いしてますね!

占い師「秘密にしてるかもしれないから詳細は伏せるけど、あなたはステキな結婚相手に出逢えるわ。行政に期待よ。」

占い師「今は悩んでいるかもしれない。でも大丈夫。社会は変化するし、ステキな結婚式がみえたもの。」
翼(剛)「はぁ…?」

そして、盛夏服あっという間に終了!
早くも文化祭のシーズンとなった。クラスの出し物は何にしよう?

あっ…そんなこと言うとまた千代さんのかわいい衣装の餌食になるぞ!

リッカ「いらっしゃいませダヨー!」
千代「リッカちゃんはウエイトレスさんですわ~。」
関根「安定の愛くるしさ。」
翼(剛)「エロくないのがすごい…。」

関根「焼きたてクッキーとかどうです…?」
千代「関根さんはカントリー風ですわね。」
リッカ「すっごくかわいいよ~!」
翼(剛)「ステラおばさんじゃん。」


千代「翼さんにはギャルソンですわね。」
関根「しっくりきますね。不思議なほどに…。」
リッカ「とってもりりしいヨー!」

千代「おかえりなさいませ。お嬢様方。」
リッカ「かーっこいいー!」
関根「イケメンすぎる…。」
翼(剛)「負けた…。」
リッカがメイド服を希望したので(本当は軍服がよかったが千代に忖度した)、それを作る千代。
だが「千代さんも着ればいいのに」と関根にそれを着せられてしまう…!
ド直球!
まさに翼(剛)くんにストライクなセクシーお姉さん!

千代「困らせてしまってごめんなさい。似合わないってわかっていましたのに…。」
関根&翼(剛)「《似合ってはいるんだよ!》」

関根「いや千代さんそういうことじゃなくて…めっちゃ指名取れそう!」
千代「指名…?」


翼(剛)「千代さん、まず聞いてほしいのは、それは人類最古の職業という説もあるくらいで、決して貴賤はなく、むしろたくさんの人を幸せにする可能性を秘めた…。」
ナレーション「前置きが長い。」

出し物の案は喫茶店が有力になってきたものの、どうせなら差別化を図りたいところ。(売上は打ち上げの費用になるので)

しかし抜け忍の千代。忍者はちょっと…。
そこで替わりに和風喫茶を強く推す!

千代「おしるこや和菓子を出せば差別化も…!とってもステキだと思いますの!思いますの!思いますの~~!!」
だがあっさり却下。

翼(剛)「小さい頃とか、マジで忍者を目指してたからね。なんだかんだ忍者ってカッコいいし…未だに憧れがあるっていうか。」

千代「《そ、そこまで言って下さるなら、忍者屋敷でも…。》」
翼(剛)「だから、忍者としてもスキル、高いと思うよ!」
千代さん、本物の忍者のプライドが炸裂!

翼(剛)「千代さん…すごいね…しかも後ろ投げ!?」
千代「いえそんな…忍者を名乗るなら最低限このくらいはできててほしいかな、みたいな…。」

翼(剛)「くっそー、けっこう上手いと思ってたんだけどなぁ。」

翼(剛)「うっし!当日までに腕立て伏せ1000回して、千代さんよりも手裏剣上手くなってくるわ!」


翼(剛)「《でもそれは、そのくらいの勢いという意味で、別に本当にするつもりでは…。》」
そしてついに…
顔に付いちゃってる顔に!

千代「リッカちゃん、翼さんに…。」
翼(剛)「《水とかくれるのかな?》」

リッカ「でもリッカが乗るのは良くないよ。」
翼(剛)「《ありがとうリッカ!下りてくれ!!》」

リッカ「だって軽すぎるもん♪」
翼(剛)「エッ…!」
リッカ「関根ちゃんが乗った方がいいよ!」
関根にはわかった。それはあくまで大佐の善意からの提案であることを。だからこそ傷ついた…!

翼(剛)「ぜ…全然重くないですっ!!」
ナレーション「二重の忖度。」
そして文化祭当日…。
そりゃそうよ…。

千代さんもさすがに罪悪感で、代わりの接客要員として名乗り出た。
その後千代は翼の家へ謝罪に。

千代「本当に、本当に申し訳ございませんっ…!」
翼(剛)「い、いいよ別に…土下座やめて。」

翼(剛)「いつもの千代さんに戻ってくれただけでいいからさ…。」
千代「翼さん…。」

翼(剛)「まあ…忍者のコスプレはしてみたかったけど…ヘヘ。」
関根から「翼の好物を持っていけば」とのアドバイスを受けた千代さん。そこで持ってきたのは…。

千代「忍者道具一式をお持ちしました。せめてものお詫びですわ。こちら差し上げますわ。」
そりゃ“本物”ですから…。

つばさ(姉)「高く売れたわ。」
翼(剛)「何してくれてんの!もらいもんなんだけど!」
この写真載せたなら確かに売れるかもしれない…。
いや弟のを売るなこの姉は!
次回予告
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