女子校に通う4人…。
だがそれぞれ互いに正体を隠す曲者たちだった！

オープニング

エアバンド！

かっこいいー！

男子！！！

水着…（だがなんかおかしい？）

こっちは悪い顔…（なんか雰囲気が違う？）

「ポエ～」な歌声にみんな倒れちゃう。

すでになんかおかしい！

さてこの4人の正体は…。

ロリ宇宙人・リッカ。

宇宙帝国軍との戦闘中に機体が壊れ、地球に不時着。
現地人の記憶を操作し、この学園に潜り込んだ。
天真爛漫なキャラを演じつつ、仲間の救援を待っている。

抜け忍・千代。
学園長の命を狙うべくこの学園に忍び込んだが、学園生活を気に入りそのまま居着いた。そのおかげで里が送り込んだ刺客に命を狙われている。学園では世間知らずのためお嬢様扱いされている。

D級サイキッカー・関根。
超能力者で相手の思念を読めるため、リッカと千代の正体を知っている。
なぜその2人しか読めないのか？その理由はこのあとすぐ。

翼「《なんで俺…女子校通ってんだろうな…。》」

ナレーション「女装男子・翼。本名・剛。」

事の発端は…。

つばさ（剛の姉、本物）「剛。あんた、竹陰男子受かったの？」

剛「あぁ。」
つばさ「私と入れ替わってアンタは女子校に通いなさい。」

剛「はぁ？何言って…。」

つばさ「ジェニーズの高橋くん、今年竹陰男子に通うらしいから。」
剛「でも…。」

つばさ「大丈夫よ。双子で見た目が同じなんだから。」
剛「ヒイッ…！」

翼（剛）「《あの状態の姉に何を言ってもムダ…。》」

翼（剛）「《それに女子校に潜入とかラッキースケベが起きるに違いないと期待したところもあったんだけど…。》」

翼（剛）「《そもそも俺の好みって…一言でいうとセクシーお姉さんなんだよな…。》」

翼（剛）「ん…。」

＜好みと全然違う人達＞

翼（剛）「《まあでも楽しいからいいや…。》」

関根「《なんか翼って全然心読めないんだよな～》」

関根も知らないことだが、関根の能力は同性限定だったのだ。

入れ替わりを強要する姉も姉だけど、それをわりと受け入れてる剛くんも剛くんで…。でも、とにかく、ありがたい！
つまりオープニングの悪い顔してる方は姉だったわけです。よく見ると姉は前髪の流れ方が違うし、耳のピアスもないんですね。（ん？じゃあ水着は…。）

翼（剛）「ねぇ、リッカさん。そのぬいぐるみちょっと触らせてくれない？」
リッカ「うぇっ！？」

翼（剛）「ずっと持ってるけど触り心地はいいの？」

翼（剛）「よければちょっと触ってみたいんだけど…。」

ぬいぐるみが気になるとはかわいいねぇ…。
だがそれは大事な装置なので触らせるわけにはいかない。

リッカ「ごめんなさい、これはおじいちゃんにもらった大切なものだから…。」
翼（剛）「そっか。誕生日プレゼントとか？」
リッカ「えっとね、これはリッカにとって、いや全国民にとって何よりも大切な…建国記念日にもらったんだよ！」

関根「《大佐が！大佐がまた間違えてる！建国記念日にプレゼント贈らないよ地球では！》」

翼（剛）「な、なるほど～。そういう考え方もあるか～。」
関根「《あっ…最大限に無難な相づち…。》」

その後も建国記念日の重要性について熱く語る大佐。

翼（剛）「なーんかトイレに行きたいな～。」

逃げた。
ん？トイレ？

もちろん女子トイレになるよ！入れ替わってるので！

翼（剛）「それにしても、話題って難しいわ…女子の好きな話ってなんだろ…。」

翼（剛）「まあいいや、そろそろ戻ろ…。」

翼（剛）「えっ！？」

そこに、追手と戦って返り血を浴びた千代が！

千代「え…えっと…これはその…“月のもの”でして…。」

翼（剛）「月のもの？」

翼（剛）「そ、そっかぁ～大変だよねぇ～。」

話を合わせた！

リッカ「《月！？地球の衛星のことか？何の関係が…！》うんうん、リッカもだよ～。」

翼（剛）「髪からつま先まで血まみれになるよね～。」
関根「さすがにそれはねーよ…。」

＜別のシーンへ＞

穏やかな会話。

そんな時、リッカがおならをしたくなった！
そう設定したとはいえ、痛いキャラでごまかすリッカ。

翼（剛）「《この子、社会に出てから大丈夫か…？》」

こういうアゴ乗せポーズとか似合いますね。

リッカ「ねえみんな…人前でオナラってしたことある？」
翼（剛）「あるあるー、全然あるー。」
千代「お恥ずかしいですがわたくしも…。」

そんな気楽なもんじゃない！
リボンのような触覚から出ようとしているそのオナラは猛毒！
それに気づいている関根は必死に止める！

翼（剛）「まあまあ、生理現象だししょうがないよ。死ぬわけじゃないしさ。」
関根「私はみんなのためを思って言ってるんです！」
翼（剛）「リッカが常識ないのは今日明日で治るもんでもないし、普段の言動に比べたらオナラぐらい…。」
リッカ「うぇっ…そんな風に思われていたのか…この星の文化に溶け込もうと努力してきたというのに…。」

せめてトイレでしてくると教室を出ようとしたリッカ。
だが教室の前にいた千代の刺客の前で発射！

＜別のシーンへ＞

リッカ大佐の装置にお茶をこぼしてしまった関根！

そのせいで装置の誤動作が発生！

リッカ「諸君。今すぐ手を頭の後ろで組んでそこに並びたまえ。」
千代「こうですの？」

翼（剛）「いきなり何言ってんの？」
リッカ「悪いが説得する気はないのでね。10秒以内に従わないのであれば、ププルム水銃で液状になってもらうぞ。」

翼（剛）「いや、急にそんなこと言われても…。」

関根「いいから、いいから従って…お願い…。」

関根は“ガチの危機”だと知っていた。

3人が地球人か確かめるため、クイズを始めるリッカ。

リッカ「地球誕生は何年前かね？地球人なら答えられるはずだ。」
翼（剛）「え…46億年？」
リッカ「地球は太陽系の中で何番目に密度が高いといえる？」
翼（剛）「1番でしょ？」
リッカ「地球の形成に関して最も有力視されている仮説は？」
翼（剛）「微惑星からの原始惑星モデル？」

リッカ「翼嬢…キミは…紛れもなく地球人だっ！」
翼（剛）「地球人って…もともと天体とか好きなだけで…。」

関根は思念カンニングで切り抜けた。

残るはリッカにとって一番中が良く、一番優しくしてくれる千代。
私情を挟んではいかんと思いつつも、「地球の形は次のうちどれ？」というすごく優しい問題を出した。

千代「三角ですかしら？」

千代は世間知らずすぎた…！

銃口が放たれる…！

千代は忍びのクセでそれを避け、リッカの背後から反撃。

正解したのにとばっちりを受ける翼と関根だった。

その後目覚めたリッカ。
翼くんはご立腹。

翼（剛）「リッカさあ、さっきの一体何だったの？」
リッカ「えっとぉ…。」

リッカ「疑心暗鬼に陥り、民間人を射殺しかけたあわてんぼの兵士ごっこ…かなぁ？（ほぼ自白）」
翼（剛）「趣味は勝手だけど、正直反省してほしい。」

反省のしるしとして、大切な勲章を返上するというリッカ大佐。

翼（剛）「全然反省してないね。この期に及んでごっこ遊びかよう。」

いやすごく大変な決意をされてるのですが…伝わらない。

千代「そんなに怒らないであげてくださいまし。貧血を起こしたばかりですもの（そういうことにした）。」
翼（剛）「2人ともさあ、リッカに甘いよね。とにかく次やったら絶交だから。」

そして夜。

スマホの音「くまくま、くまくまくま…」

ん？何見てるの？

翼（剛）「はぁ…何やってんだ俺…バレたらヤバいよな…。」

互いにウソをつく4人の友情はいかに！？

エンディング

姉弟と関根がすれ違っている？

カッコいい。

でもクールに見えて、こういう時はちょっと怖そうなのもいい。

次回予告

『文化祭』。
文化祭といえば女装…と思ったけど常に女装してた。

公約🌷
翼（剛）の脱衣イラストです☺️#4人はそれぞれウソをつく pic.twitter.com/S94UCKAvvN

— 橿原まどか@『4人はそれぞれウソをつく』アニメ放送中 (@mdkkshr) December 28, 2020