WORKING!!! 最終回スペシャル「ロード・オブ・ザ・小鳥遊」 強制女装、緊縛…ことりちゃんの受難、そして決着へ
伊波父とも和解し、小鳥遊くんと伊波さんの関係もいよいよこれから…という時。
だが問題はまだ残っていた。小鳥遊くんのお母さんである。
ワグナリアのみんなで集合写真を撮ったあの日。
あの後、伊波さんと雑貨屋に行く約束をしていた小鳥遊くんだが、「急用ができた」との手紙を残していなくなってしまった。そしてそれ以来バイトも休んでいる…。伊波さんも心配。
小鳥遊くんの妹のなずなちゃんによると、小鳥遊くんもお姉ちゃん達もお母さんに太刀打ち出来なくなっているらしい…。
「お母さんを超えてみんなを守る」と意気込むなずな。これで小学6年生か…?
そんな時、音尾さんが!街でことりちゃんの姿の小鳥遊くんに遭遇!
!
無言で通り過ぎることりちゃん。しかしバレバレだ。
音尾「(や、やっぱり小鳥遊くんだったよねアレ…。)」
それにしてもいいおみ足ですな!
しかし一体なぜ!バイトにも来ないで女装なのか!女装三昧なのか!
そしてことりちゃんは閉店後のワグナリアへこっそりと潜入。
ことりちゃん「(普段でも滅多に会わない音尾さんに街で会うなんて…俺だとは気付かれてないと思うけど…)」
ことりちゃん「あっ…いや…制服洗いたいから取りに来て…なずなに男子更衣室に入ってもらうわけにもいかないし…すみませんッ!」
うろたえてかわいい。
これまで特に心配する様子もなかった店長だが、さすがにこれを見て“小鳥遊対策会議”を開くことに。
杏子「さすがにヤバいと思ってな。」
しかし店長は結局めんどくさくなり、小鳥遊くんに直接電話で聞くことに。
杏子「それで小鳥遊はなんで普段まで女装してるんだ?目覚めたのか?」
ことりちゃん「目覚めてません!」
ことりちゃん「説明してもわからないと思いますが………というわけです。」
杏子「よくわからんが、お前の母親、頭おかしいな。」
ことりちゃん「そこだけわかってもらえれば充分です…。」
店長は、女装を見られないようにうまくやってやるからバイトに来いと小鳥遊くんを説得。
杏子「親も大事だが、お前は1人で立派に働けてるんだ。少しは好きにやったらどうだ。」
ことりちゃん「店長…ありがとうございますっ…今度、うちで焼いたマカロン持って行きますね…。」
杏子「女子か!」
息子に女装を強制するお母さん…確かに頭おかしい!おかしいけど、この色気は!女子力は!
胸ももちろん偽乳だけども、このなんていうんでしょうか、偽だからいいという感覚がことりちゃんにはある!
そして店長のおかげでバイトに復帰した小鳥遊くん。職場で着替えたのか?残念ながらここは男装である。
しかしその代わりバイトの時間を延ばされていた(入りを1時間早く、上がりを1時間遅く)。
次女の泉ねえさんもメイド服を着せられているなど、やりたい放題のお母さん。
店長の後輩である美月を見て「素直な子はいいわよね」と感心。
小鳥遊母「嘘つきは今の宗太みたいになっちゃうもんね…。」
ことりちゃん「………。」
小鳥遊母「あら?言い返さないのね?」
小鳥遊母「あんた、女装するとホントに可愛いわね!」
ことりちゃん「うるさいな…。」
男の姿でバイトに復帰した小鳥遊くん。しかし復帰後、まだ伊波さんとは会っていなかった。店長に頼んでかち合わないシフトにしてもらっていたからだ。
物思いに耽る小鳥遊くんの表情が乙女だとぽぷらは言う。ことりちゃんが板につきすぎたか。
そこで伊波さんは店長に直談判。男嫌いだった伊波さんが男とシフトを合わせろと言うとは変わったものである。
急なシフト変更は無理だが、小鳥遊のシフトを教えるからその後にでも会え、と店長。
セリフは可愛らしいが構えが…狩りでもするかのような。
気持ちの整理がつけられず、男らしくなくてすみませんと謝る小鳥遊くん。(ただし小さいもの好きは揺るがないらしい)
伊波「小鳥遊くんは…男らしいよ!お店に来たお父さんに説教してくれた時、すごくカッコ良かったもの!男嫌いの私が男の子にときめいたんだもん!」
小鳥遊「あの時女装してましたけど…」
伊波「そ、そうね…。」
女装ってのは一番男らしい行為だからな(?)男にしかできない。
伊波「でも、女装しててもしてなくても同じなの!男らしいもらしくないも関係ないの!小鳥遊くんはカッコいいよ! …でも私がしっかり触れたから男の子じゃないかも!」
小鳥遊「落ち着いて下さい。」
小鳥遊母「母親にも…嘘はつかないで欲しいわ。」
小鳥遊「母さ…んっ!」
お母さんは、父親に似て嘘つきな小鳥遊くんが許せない。
そんな息子を余所様とお付き合いさせられないと言って連れ帰ってしまった。
そしてとうとうお母さんは小鳥遊くんにバイトを辞めさせると言い出す!
そして連れて帰られた小鳥遊くんはというと、またことりちゃんの姿にさせられた上、イスに縛り付けられていた!
「気になる人はいない」と言っていたのに…
お母さんの前でも伊波さんの前でも自分の気持ちに嘘をついていることがとにかく許せないお母さん。なぜここまで許せないかというと…。
小鳥遊くん同様小さいものが好きだった小鳥遊くんのお父さん。
なのに、小さかったお母さんに対して「やだね!僕は背の高い大人っぽい子が好きなんだ!」とつい嘘をついてしまったのだ。
お母さんがそれを知ったのは根性でだいぶ成長した後だった…。
小鳥遊母「嘘つく男は絶対ダメ!女の人生を狂わせる!嘘つきな宗太には彼女をつくる資格も男でいる資格もありません!」
ことりちゃん「す、すこし素直になれないくらい許してくれよ…」
小鳥遊母「ダメよ!私は嘘つきが大嫌いなの!死なないって言ったのに死んだし…。」
ことりちゃん「それは許してやれよ…」
資格はともかく別にこの姿のままでもいいんだけどなぁ…。
伊波さんはこうなった原因は私にあると責任を感じる…一方で原因が自分なことが嬉しくもあるらしい。
伊波さんは小鳥遊家に乗り込むことを決意。
しかし相手は強敵…しっかりと装備をしなければと山田に言われ、着たのがこちら。小鳥遊くんの制服!
まるでことりちゃんが捕われの姫で、伊波さんが王子様みたいだな!性別逆転いいぞ~!
小鳥遊家に向かう途中、次々と現れる四姉妹!
彼女らを倒さないと前に進めないというが…
再婚おめでとうと言われて戦意喪失する長女・一枝!
待ってただけで疲れちゃった次女・泉!
泉は2人を応援しているのでやられてくれるというが、伊波さんがデコピンを…する前に倒れてしまう。
三女・梢。彼女も応援派だが、なんか面白いので戦うつもりらしい。
しかし陽平と美月に呼ばれて「私の負けでいいよ」とあっさり退散。
最後はなずな。なずなはお兄ちゃんがドMだから殴られてると思っていたのに、実はノーマルなお兄ちゃんを殴っていたと聞いて怒っている様子で戦う気だ。でもなずなちゃんを殴るなんてできない!
しかしなずなはそう言って伊波さんの思いが本当が試していたのだった。やっぱり恐ろしい小学生…。
その書類は相馬さんが、山田の母から手に入れた「相馬さんの好きなもの」だという。
いよいよ王子様がことり姫を奪還に!
…きちんと挨拶する礼儀正しい王子様だ。
何を言いますか、男がお姫様役でもいいじゃないか!
なずな「うふふ、感動の再会ってやつね。なんかいろいろと男女逆だけど…。」
伊波「あ、あの、小鳥遊くんのお母さん!小鳥遊くんはいろいろと気難しいところがあって…彼が私のことどう思ってるかはわからないですけど、私の男嫌いを直すためたくさん殴られてくれたり、お父さんを叱ってくれたり、とっても真っ直ぐな人だと思います!だから私は、これからも一緒に働きたいです!一緒にいたいです!だからバイトを辞めさせないでください!」
小鳥遊母「だそうだけど、宗太は?」
小鳥遊「え!?あ…まあ…」
小鳥遊母「はっきりしなさいよ!あんたが素直になれば、私も無駄な心配しなくて済むのよ!」
ここでなずなが、さっき受け取った書類の中にあった写真を見せる!
それはお母さんの昔の写真!
人はこんなにも変われるんだから、お兄ちゃんだってこれから素直になれるはず…。
この写真はなずなが相馬さんにお願いして手に入れてもらったものだそうで。
なずな「なずなも日々成長してるんだよ。お兄ちゃんの役に立つために。さあこの写真を家族や各方面にバラされたくなれけば、お兄ちゃんを許しなさい!」
ことりちゃん「気持ちは嬉しいが、そんな方向に成長しちゃダメだなずな!」
しかしお母さんは強い。そう簡単に脅しには屈してくれない。
なずな「(でももう少しよ…何か…何かもう少しだけ押しがあれば…どんなちっちゃいことでもいいから…)」
小鳥遊母「こんなちっちゃい子がいるのに、宗太は伊波さんとどうこうしてたの…?」
小鳥遊母「あなた…あなたに似てアホみたいにちっちゃいものが好きだった宗太が…その子を差し置いて普通の女の子を意識するようになったんですって…親はなくとも子は育つのね…宗太のバイトを認めます。」
ぽぷら「いいお話だと思うんですけど、私をお供えにしないでくださいっ!」
お父さんの遺影ひどいな!昔ことりちゃんに着せていた服かな?
そんなわけで、いろいろなものに免じてお母さんは帰ってくれることになった。
でもぽぷらは置いていけ!
そして2人の時間へ…
小鳥遊くんは「小さいものが好きなのは変わらない」ときっぱり言った上で…。
小鳥遊「俺の長所は、好きなものを好きだと言えることなんです。……俺は伊波さんが…好きです…。」
ついにやった…やったね…長かったね。
はじめに最終目標として掲げていた「手を繋いでどっかに行く」もようやく達成。
こうしてワグナリアにも平穏が訪れた。
新しいチーフになったぽぷら。ちっちゃい先輩はいつもそこにいる。
ワグナリアの日常はこれからも続いていく――。
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