織田信奈の野望 第2話 「織田家、お家騒動」
※女装はまだです。
現代から戦国に飛ばされ、織田信奈の足軽“サル”として仕えることになった良晴。
その良晴がおっぱいについて熱く語っていると、何やら悪態をつく少年が。
信勝「はっはっは、下品だねぇ、姉上のサルを一目見ようと思ってたけど、こんなのとはねぇ…。」
彼は、織田信奈の弟・織田信勝。
信勝君は、姉の信奈をうつけ者だと言い、あんな姉上に任せたら尾張は確実に滅んでしまうと嘆く。
良晴「じゃあ、お前はどうなんだ。尾張を手にしてどうする。こういう国にしたいという野望はあるのか。」
信勝「ういろうを宣伝して、全国区の食べ物にするとか…!」
良晴「失格だ!お前は大名の器じゃない!県知事クラスがいいところだ!」
信勝「て、訂正する!僕は、今川と斎藤を滅ぼす!そこからは…う…うーん、かわいい女の子を全部尾張に集める!」
良晴「(個人的には気が合いそうだが…)ダメダメだ!お前が戦国大名になれるなら、俺にだって務まるぜ!」
とにかく信勝君は、姉は南蛮かぶれの大うつけだと言って譲らない。それに切れた良晴は信勝君の頭を叩いてしまう。
これに激怒した信勝君は、信奈側に良晴の首を差し出せと言い出した。拒めば反乱を起こされるかもしれない。
打首を阻止したい信奈側は、良晴が足軽でなく侍大将であれば交渉の余地もあるのでは?と、良晴に三千貫で米を八千石用意しろと命じた。期限は1週間。これは相場の倍の量であるが、それほどの手柄を立てれば侍大将にしても良いだろうというわけだ。
良晴は、ゲームで培った「特産品を他の町に持って行き高く売る」という技で金を稼ぎ、期限目前に米を三万石も用意。
しかし、信勝君はこれを気に入らない。米を運ぶところを邪魔するなどしたが失敗したため、末森城に籠城し挙兵に踏み切った。
とはいえ、「うつけ姫を必ずや討ち取れましょう」という家来の言葉には、「別に殺さなくても…」と気が進まない様子。
末森城を取り囲む信奈軍。ここで良晴が取った作戦は、「のーぶーな!のーぶーな!」とまるでコンサート会場のように信奈コールをあげ、俺たちの主君は信奈だとわからせてやるというものだった。
信勝「あの声なんとかしてよ!」
地鳴りのように響くコールに参る信勝君。しかも信勝の家老である勝家までもこのコールに参加し始めた。
信勝「降参だ、降参する~!」
信奈は謀反した信勝を切腹にするという。
信勝「え~!そんな痛そうな死に方嫌です!」
痛そうどころじゃないと思うけど…。
しかしこれに良晴が止めに入る。
良晴「弟を殺すんじゃねえ!信勝を斬ったら、まわりの親しい人を斬って斬って斬りまくる人生一直線だぞ!」
身内だからといって許していたら示しがつかないとしていた信奈だが、良晴に言われて本当は殺したくないと本音を漏らす。
信奈「自分の弟を殺したい女の子なんてどこにいるのよ…。」
こうして許された信勝君は心を入れ替え…
信勝「僕は生まれ変わって、姉上のために働きます。もう謀反など起こしません。織田の名も捨て分家の津田を名乗り、名を信澄に改めたいと思います!」
信奈「津田信澄…デアルカ…。」
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