みなみけ おかわり 第9話 「そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん」
味噌汁のお風呂にカナが浸かっていると、どこからかカナを呼ぶ声が。
マコちゃん「カナー!」
カナ「今取り込み中だ。用件は発信音の後に。」
マコちゃん「女の子だからね!すぐそばだよ!コンビニのすぐそば!」
なんと、マコちゃんが女体化している!?
何がそばなのか分からないけど…マコちゃんがこれからより女に近づくという意味か!?
もちろんこれは現実ではなく、カナの夢。夢から覚めたカナは考える…
カナ「しかし…マコトのやつもどうしたもんかなぁ…女装するの嫌だって言ってたけど、けっこう楽しそうにしてるしな…放っといてもいいのかなぁ。そのうち本人に聞…zzz」
…考えようとしたけどすぐ寝てしまった。
場面は変わって、小学校。
積極的にゴミを捨てに行くなど、最近チアキが変わってきたという話に。
内田「チアキ、変わったね。口数が多くなった?」
マコト「そうか?俺が話しかけると無口だけどなぁ。無視とも言うな…。」
内田「昔はあんまり人と関わらなかったからね、チアキは。
内田「マコト君も変わったよね~すっかり女装好きに。」
マコト「それは違う!」
内田「そうかな~?」
マコト「あれはカナにどうしてもって頼まれると、父親譲りのサービス精神が走りだすんだよ。」
内田「…フッ(笑)。」
マコト「ほんとだって!」
内田「私、今日チアキの家に行って宿題するんだけど、うらやましい?」
マコト「カ、カナさんがマコちゃんに『来い』と言ってなかったか?」
内田「どうだったかなぁ?」
そこにゴミを捨てに行ったチアキが戻ってきた。
チアキ「宿題がなんだって?なんだ、お前(マコト)も来るのか?」
マコト「えっ…!」
シュウイチ「あの、今日僕も行っていいかな?」
そんなわけで、あっさりマコトも南家に行けることに。さらにシュウイチも一緒。
シュウイチはこれと言った特徴がないことから、チアキに「プレーンヨーグルト」というあだ名をつけられたあの彼である。
カナ「あれ?マコト?」
マコト「チアキの許可を得た!今日は堂々とお邪魔するぞ!」
カナ「ほ~う…。」
マコト「もうカナの思い通りにはならないぞ!あんな行為、母親譲りの男気的にNOだからな!」
カナ「私は許可してないぞ!ここは私の家だ!」
しかしカナはそれを許さず、マコトを突き返す。
マコト「うわあっ…!」
マコト「ぐあっ!」
チアキ「早速だけど、速攻帰れ。」
マコト「そ、そんな…」
で、結局“マコト”は追い出されてしまった。が…
内田「マコト君。カナちゃんがこれをマコト君に。」
マコちゃん「お邪魔しまぁす!」
チアキ「あ、マコちゃんだ。」
カナ「やっぱりイキイキしてるなぁ。」
マコちゃん「そう?自分じゃよくわからないよ!」
マコちゃんならばOK!
これで問題なし!女装祭り!…と言いたいところだが、マコちゃんには不安があった。
マコちゃん「なあカナ、俺の変装は完璧か?」
カナ「そりゃあ、これでもかってぐらい。」
マコちゃん「チアキにはバレなかった。内田は俺の正体を知っている。じゃあ吉野は?吉野にはひょっとしてバレるんじゃ…。」
カナ「バレるんじゃないの?」
マコちゃん「えぇ!?」
カナ「何焦ってんの。バレんのが嫌ならやめれば?」
マコちゃん「ええっ…だって…」
カナ「お前は私が女装を強要しているみたいに言うけどな、お前はいつでも自由さ。この宇宙を飛び回る羽を持っているんだぞ。」
マコちゃん「よくわかんないけど、いいんだな?」
カナ「ああ、いいさ。」
マコちゃん「お、おう!」
そう意気込んでカナの部屋を出たところ、いきなり吉野と遭遇…!
吉野「あ、マコちゃん。」
マコちゃん「どうも…」
吉野「マコちゃんは中学生なの?小学生じゃないよね?」
マコちゃん「う…あ… そ、そうです…(カナの後輩で中1という設定)」
吉野「どうしてマコちゃんは敬語なの?」
マコちゃん「そ、それは…俺が取るに足らない存在だからです…」
吉野「女の子なのに、俺って言うんだね。」
マコちゃん「それが…俺流だからです…」
吉野「どうしてマコちゃんは汗をかいてるの?」
マコちゃん「そ、それは…夏の太陽が俺を攻め立てるからです…」
吉野「あはは、今冬だけど。」
マコちゃん「(気付いてるんじゃ…)」
カナ「(ほう、吉野はマコちゃんに興味があるみたいだね。)」
吉野にたっぷり尋問を受け、どっと疲れた様子のマコちゃん。
宿題を始めた吉野だが、なんかチラチラ見られているような…
そこにトウマがやってきた。マコちゃんはトウマに助けを求める。
マコちゃん「トウマ!頼む、吉野との間に座って攻撃を防いでくれ!」
トウマ「どうして?何の?」
マコちゃん「さっきから俺をチラチラ見るんだ!」
トウマ「さすが、難考不惑と言われた吉野嬢…すでになんか引っかかってるのかもな。」
マコちゃん「誰が呼んでんだ?」
トウマ「いや、チアキが。」
トウマは、吉野にはバレるかバレないかというより、敵に回さないことだと言う。「それがお前の戦いだ」と。
一方、トウマにも戦いがあった。それは宿題を教えてもらうこと。そのためチアキと吉野の間に座るというのだ。
トウマを必死に引き止めるマコちゃん。
マコちゃん「頼むよぅ!ここに居てよぉ!」
トウマ「うるっさい!」
マコちゃん「ああっ…!」
トウマが振りほどくと、マコちゃんの手は吉野の胸に!
マコちゃん「うわああっ…!」
吉野「どうしてマコちゃんはそんなに慌てるの?」
吉野「女同士なのに… 変なマコちゃん。うふふふ…」
マコちゃん「かっ…、帰りまーす!」
吉野、恐ろしすぎるぞ…慌てて家の外へ逃げるマコちゃん。
マコちゃん「もうダメだ…耐えられない…やめるチャンスだったのかな…。」
カナ「いいじゃないか別に。」
マコちゃん「なんだカナか。俺どうすればいいの?」
カナ「嫌いなモチもいずれは好きになる。」
マコちゃん「…?モチは好きだよ?」
カナ「どっちにしろ、その格好じゃないとうちの敷居を跨がせないけど。」
結局、女装からは逃れられないわけで。しかし黒いランドセルは似合わないな。
ところで、すっかり忘れていたシュウイチだが、「プレーンヨーグルト」と呼ばれるのが嫌で、自分もチアキのように変わりたいと相談をしていた。
いっそシュウイチ君も女装すればいいんじゃないかなぁ?
翌日、学校。
チアキ「宿題はちゃんと持ってきたかー?」
内田「宿題?」
吉野「宿題…宿題といえば…マコちゃん…!」
思わずビクッとなるマコト。
どうしてマコト君がビクッとなるのかなぁ?うふふふ…
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