みなみけ 第6話 「マコちゃん誕生」(後編) ~技~

みなみけ 2012/11/11 1:21

今回はあのマコちゃん誕生の回!ということで前後編に分けてお送りします。
前編はこちら


ついに生まれる!

カナにマコトのことを話す内田。

内田「でね、マコト君はチアキに家に呼ばれなくて悲しんでるの。」
カナ「マコトって、あのバカな子供か?チアキが嫌いそうなタイプだからなー。よし内田、今度あいつ連れてきて。私が面白い方向に事を運ぶから。」
内田「心配だな…。」

そして南家に呼ばれたマコト。

カナ「お前がうちに来たい理由はわかってる。」
マコト「いや、別に俺はハルカさんに会いたいとかそんなヨコシマな…
カナ「わかってるから言わなくていいよ。」

カナ「でもチアキが呼んでくれないと。」
マコト「うん、どういうわけか呼んでくれなくて。」
カナ「なら話は簡単だ。私の友達として来りゃあいいんだ。」
マコト「でも…」
カナ「変装して。
マコト「…?」

マコト「ちょっと待った!南…チアキに顔見られたらバレるって!」
カナ「大丈夫だって。チアキの目が半分閉じてるのは、見たくないものを見ないためなんだよ。お前の顔見たことないんじゃないかな。」
マコト「なっ…」


カナ「ではまず、髪型を可愛くしよう。」
マコト「えっ…、可愛い髪型なんてダメだって!俺にはほら…」


マコト「あふれるワイルドさがあるから!


カナ「似合ーう。」
マコト「えっ!?そう?」


カナ「ついでに、服も私のお下がりを…」
マコト「えっ…!女物の服なんてダメだって!俺にはほら…」


マコト「生まれ持ったダンディズムが!

ねーよ!


カナ「似合ーーう。」
マコト「えっ!?マジ!?」


作戦を成功させべく、牛乳で気合を入れる。

それから30分後、チアキが帰ってきた。

カナ「これ、私の後輩。名前はマコちゃん。
マコちゃん「危険じゃないか?その名前!」


ところが、本当にバカ野郎は見えていないようで、チアキの目には内田は薄暗く、カナは真っ黒に写っていた。

そしてマコちゃんは…バカ野郎度なしと判定!

チアキ「こんにちは」
マコちゃん「礼儀正しい!」
カナ「そうでもないけど。」

その10分後、マコちゃん待望のハルカさんが帰宅!

ハルカ「あら?見ない子がいるわね。」
カナ「後輩のマコちゃん。」
マコト「こんにちは。」
ハルカ「はい、こんにちは。」

どうやらハルカさんにも気づかれていないみたいだ…とホッとしたのもつかの間、なんとハルカさんは、マコちゃんの目の前で制服を脱ぎ始めた!


いくら女の子だと思ってるからって無防備すぎるぞ!


マコちゃん「あは~~~、あぁ…


内田「カナちゃん!マコちゃんの顔色が信号機のように変色していくよ!
カナ「どんな技をかけられたらこうなるんだ…。」
マコちゃん「あはは…わ…技…」

場面は変わってとあるスーパー。

マコト…いやもうマコちゃんでいいや。マコちゃんが女物の服をみているところに内田が遭遇!


内田「み…見なかったことにするね…」
マコちゃん「ぬぁっ!待て!なんだその反応は!まるで俺が何かやましい事をしているみたいじゃないか!勘違いだ!俺は好きでこんな…
内田「好きなんだ…」
マコちゃん「話を聞いてくれ!好きなのはこの服じゃなくて!」
内田「いやぁ~だぁ~。」
マコちゃん「俺は、ハルカさんが好きなんだー!」
内田「ああ、いやぁ~あっ!」

またも引っ張りすぎて内田を転ばせてしまう。

マコちゃん「すみません!やりすぎました!」

えっ、見えない…?今はマコちゃんを見ろ!

内田「なるほど、またマコちゃんになりたいんだ。ハルカちゃん達を罠にかけるために。
マコちゃん「なっ、何を人聞きの悪い!俺は純粋に、あくまで純粋に、南のお家にお邪魔したいんだ!それにはマコちゃんになるしかないんだ!」


内田「またカナちゃんに服借りたら?」
マコちゃん「その手があった!」
内田「あーでも、いつもカナちゃんの服だったら、おかしいって思われるね。」
マコちゃん「やっぱり、服は買わないと!」
内田「待ってよ、男の子が女物の服買ってたらおかしいでしょう?」

ということで、内田が服を貸してくれることに!

マコちゃん「ありがとう内田!これなら女物の服買ってもおかしくないよ!
内田「うん、あたしの家がここの近くでよかったよ。」
マコちゃん「よーし、買うぞー!」


マコちゃん「なぁ内田、内田のこの服、これからも俺に貸してくれるってのは…」
内田「それはイヤ。


さあ張り切って買おう!売場を見て回るマコちゃん…
すると見つけたのは…こ…これはブラジャー…

マコちゃん「これも…付けなくちゃいけないのか…?


ハルカ「こんにちは。」
内田「うわっ!ハルカちゃん!?
マコちゃん「えっ!?」
ハルカ「あら?えーと、あなたはこの間うちに遊びに来た…」
マコちゃん「ま、マコちゃんです。」


自分でマコちゃんって言っちゃった。まさかのハルカさんとここで遭遇…

ハルカ「お買い物?」
マコちゃん「そ、そうです…でも俺、こういうの初めてで…」
ハルカ「そっか、初めてなんだ。じゃあ、私が手伝ってあげる。
マコちゃん「えっ!」
内田「ええっ!?」

で、そのまま更衣室に入っちゃったよ…?

マコちゃん「あ、あの…」
ハルカ「緊張しなくていいのよ。あなたに合ったものを選んであげるから。最初はなかなかうまくいかないのよね。まずは大きさを計らないと…服、脱いでくれる?」
マコちゃん「(ふ、服を脱ぐなんてダメだって…俺にはほら…)」


マコちゃん「(このたくましい胸板が…!)

だからねーって!


ハルカ「じゃあ計るわよ。」
マコちゃん「はいっ!」


ハルカ「あら?」

何か違和感を感じた様子のハルカさん、マコちゃんの胸を揉み始めたー!


マコちゃん「あぁー!! バババッ、バ、バレ…」
ハルカ「やっぱり…マコちゃん…あなた…


マコちゃん「うわっ…バレたか…!」


ハルカ「ちょっとまだ、付けるのは早いんじゃないかな?
マコちゃん「えっ!?」
ハルカ「あっ大丈夫よ、きっとすぐに大きくなるから。その時に改めて…ね。」
マコちゃん「は、はいぃ~。」

そしてハルカさんと別れた後…

内田「バレなかったの?マコちゃん。」
マコちゃん「あぁ~~~~!
内田「マコちゃん?またマコちゃんの顔色が信号機のように変色していく!」
マコちゃん「ま、またしても、技…!

みなみけ三姉妹の個性と、マコトの“バカな子供”っぷり。それらの化学反応によってできた作品「マコちゃん」。
三姉妹のうち1人でも欠けると女装はなかったわけですからね。ハルカさんに惚れるもチアキに嫌われ、そこでカナが面白い事を考えた結果生まれた。すごくうまいことできてますよね。
あと面白がってるのかしらないけどなんとなく協力しちゃってる内田がいい味出してる。“信号機のように変色していく”は名言。
まあ細かいことはともかく、可愛いということ!至高だということです!

みなみけ 2012/11/11 1:21
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