みなみけ 第2話 「おかしな学校」
これまでサイト名に反してマコちゃんの記事がありませんでしたが、第4期を控えた今、いよいよ書いていきます。
この2話ではまだ女装前ですが、初登場回にしてバカな子供っぷりが堪能でき、名言も多いので見逃せません。
「男と女が一緒にいれば、それはそれはおかしなことをするもんさ」
ある日、南家ではそんな話題が繰り広げられていた。
しかしチアキが「“おかしなこと”ってなんだ?」と聞いても、カナもハルカも恥ずかしがってちゃんと答えてくれない。
翌日、学校に行ってもチアキはその“おかしなこと”の正体が気になっていた。
放課後、マコトとシュウイチは、シュウイチの家に集まって宿題を協力してやろうと考える。それにチアキと吉野も誘おうとするが…
マコト「南も行くだろ?」
吉野「行こうよ。」
チアキ「ひょっとして、おかしなことをするのか?」
マコト「な、何言ってんだよ急に!お、俺を疑ってんのか!ビ、ビ、ビ、ビ、ビックリするなぁ!」
チアキ「なんだ、しないのか。」
マコト「し、しないのかって!あぁぁ~!」
もっとも宿題と言いつつも、ゲームをしたりケーキを食べたりしたいというのが本音なようで…
シュウイチ「昨日姉ちゃんの誕生日でケーキが余ってるんだけど、ケーキとか興味ないかな?」
チアキ「いや、ある。ていうかどこの店のどんなケーキが詳しい話を聞きたい。」
マコト「じゃあ行こうぜ!宿題なんて、ついででいいからさ!」
チアキ「ついでにおかしなことをするのか?」
マコト「だから言ってないって~!」
マコト「いい人と機会があれば、ついでじゃなくてもいいね…って何言わせんだ!」
チアキ「なんだ、私では不足なのか。」
マコト「あぁ~…とにかく…なんにもしないから…」
チアキ「まあ、いいか、行くことにしよう。」
マコト「はぁ…ビックリするなぁ…急に変な疑いをかけるから…」
1人で勝手に動揺しちゃってもう!
話は変わって…
マコト「で、台風14号と局地的豪雨が職員室でケンカしてたんだよ。そこに開かないビニール傘が割って入って…」
何を言っているんだ?謎の会話を繰り広げるマコト。
実はこれ、チアキが先生達につけたあだ名なのである。他に「腹黒しろくま」なども。
しかしチアキは自分でつけたあだ名を覚えておらず、会話がさっぱり分からなかった。
マコト「南のつけるあだ名は絶妙だな!」
チアキ「まったく記憶にない。」
吉野「え~、先生全員にあだ名つけたじゃない。」
内田「チアキは完成した作品には興味ないってことだよね。」
チアキ「なんだそれは。」
マコト「じゃあ次は、クラス全員にあだ名をつけてもらおうか。」
内田「そ、それはやめた方がいいんじゃない?チアキは容赦なく急所をえぐるところがあるから…」
シュウイチ「なら、マコトが真っ先につけてもらいなよ。」
マコト「もっと他にないか?あるだろう!」
チアキ「バカな子供。」
マコト「ストレートだ~!」
シュウイチ「そのままだもの。」
吉野「あだ名というより感想だもの。」
いちいちクネクネすんな!可愛いやつめ!
チアキ「どっちがいい?」
マコト「えっ…じゃあ、マコちゃん…」
チアキ「うん。」
マコちゃん誕生の瞬間。(しかし本当の意味での誕生はもう少し後である)
そしてクラス全員のあだ名も考える。次はこれといって目立つ特徴のないシュウイチだが…。
チアキ「プレーンヨーグルト。」
マコト「決定だー!砂糖を混ぜ込んでやろうか!」
シュウイチ「やめてよ…マコちゃん…」
こうして次々と絶妙なあだ名をつけていくチアキ。クラス中の急所をえぐって…
中には「男子A」「男子B」といったあだ名をつけられた子も…プレーンヨーグルトなんてまだマシである。
マコト「残るは南本人だな!」
チアキ「えっ、自分であだ名をつけろって?」
マコト「他に誰がつけるんだ!」
クラス中が見守る中、チアキが考えたあだ名は…
チアキ「姫。」
マコト「姫ぇ~? どうした南!あだ名のキレが鈍ったんじゃないか?」
チアキ「いや、だって自分で名付けるなんて酷じゃないか…?」
マコト「それにしたってだなぁ!」
チアキ「うるさい、バカ野郎。」
マコト「バカ野郎じゃなくて、俺はバカな子供!…って、自分で認めてしまったぁ~!うわぁぁぁぁ!」
またまた話は変わって、掃除の時間。
マコト「さあみんな~!掃除の時間だよ~!」
シュウイチ「マコト、掃除はもう佳境だよ。」
マコト「シュウイチ!俺のポジションはどこだ!」
シュウイチ「じゃあ、チリトリを頼もっかな。」
マコト「よーし!いくらでもゴミをすくってやるぞ!」
チアキ「黙って早くやれ、バカ野郎。」
マコト「おい南、それが人にものを頼む態度か?人にチリトリを頼む時は、『チリトリをしてください』ってのが常識だろ!」
チアキ「しゃべってないで、さっさとひざまずいてチリトリをなさって下さい。このバカ野郎。」
マコト「なっ… なさってくださいは丁寧すぎるぞ、逆に…。」
シュウイチ「もっと他に引っかかるべきところがあるぞ。」
そして「さあ来い!」と意気込み、チリトリをするマコト。
だがゴミをうまくすくえず、「チリトリの才能ゼロだな」とチアキに言われ、ホウキに交代させられてしまう。
チアキ「お前、バケツに水くんでこい!」
マコト「はい!」
マコト「くんでーきましたー!」
チアキ「立ってろ。」
マコト「はい!」
こうして掃除はマコト抜きで行われた。手伝おうとしても「立ってろ」とチアキに止められてしまう。
仕方なくずっと立ってるマコト。しかも律儀に、掃除の後の授業中も、放課後までもずっと立っていた。
先生も気づいてやってよ!
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