魔王様、リトライ! 第11話 「ユキカゼ、襲来」 おじさまと再会でユキカゼ全開!恋はバブリシャス…♥
ユキカゼ「あ~~~♥ 昨日もおじさまの夢をみた…たくましかったぁ…♥」
ユキカゼ「夢からは醒めても、お尻の熱さがまだ冷めない!」
ミカン「だあっ…朝っぱらから勘弁してよもう…。」
しかしおじさまは最近忙しいせいもあり、2人の名前を思い出せない。
おじさまが新都に調べ物に来ていると聞き…。
ユキカゼ「国外のことをギルドの職員に聞いても得られるものは少ない…私が教える!まかせて!」
ミカン「だあっ、ちょっとユキカゼ!勝手に話を進めないで!相手は魔王なのよ!」
ユキカゼ「じゃあミカンは帰って。部屋の片隅でひっそりと冷凍ミカンになってて。」
このやり取りで名前を確認したおじさま。
おじさまの中では「ユキミカン」と勝手にコンビ名がつけられていた。
九内「《こいつ本当に白いんだな…なんだか溶けない雪のようでもあり、神秘的ですらある…。》」
ユキカゼ「じゃあこっち…。」
九内「後ろをついて行こう。子供じゃあるまいし手をつなぐ必要はないぞ。」
ユキカゼ「だめ…迷子になる…私が…♥」
九内「《お前がかよ!》」
九内「《この子、見た目は図書館で本でも読んでそうなイメージだけど…天然なのか?》」
ユキカゼ「恋の迷宮、ラビリンス・ラブ…♥」
九内「《何言ってんだこいつ…》」
ユキカゼ「ぷはっ…おじさまの…ノドにからんで…♥」
九内「《妙な言い方をするな!》」
九内「《んっ…こいつ人が口にした物ばかり手を付けてないか…?》」
ユキカゼ「んっ…おじさまの濃くて…ドロドロしてる…♥」
九内「《だから妙な言い方をするな!》」
九内「《こいつ天然とかじゃなくて痴女じゃないのか!?さっさと本題に入らないといつまでたっても無限ループしそうだ…》」
果たして“痴女”かな?
九内「思ったより多くの話が聞けたな。感謝する。」
ユキカゼ「おじさまになら、何でも答える…♥」
九内「《ぐっ…こいつ距離が近すぎないか…?馴れ馴れしいってレベルじゃねえぞ…》」
未発見のアイテムを見つければ、その名付け親になれるらしい。
ユキカゼ「2人で名前を考えて付けよう?字画にもこだわる…」
九内「《だめだ~こいつといると調子が狂う…この馴れ馴れしさはどうかしてるぞ…》」
九内「おまえが?」
ユキカゼ「私はこう見えてBランクの冒険者…役に立つ…。」
おじさまは考えたのち、「たしかに経験者は必要だな」と思い…。
九内「そうだな、迷惑でなければ近いうちに頼むとしよう。何事も最初は先人から学ばねばな。」
ユキカゼきゅんの念願叶う!
なんだかんだでユキカゼきゅんのいいところを認めるのが、おじさまのいいところ!
九内「《おぉ…たまに妙なことを口走ってるが、改めて見るとものすごい美少女だな…》」
九内「《この悪人面と2人旅なんかしてたら検問で止められそうな気がしてきたぞ…。》」
そうだよ男だよ!最高だろ?
ただおじさまはまだ知らない…。
ユキカゼ「今ならおまけにミカンも付いて来る。」
ミカン「勝手に人をパーティーに入れんな!しかもおまけって何よ!」
九内「うむ。ならよろしく頼む。」
ミカン「頼まれないわよ!勝手に2人で行け!」
ユキカゼ「2人で…イ…け…♥ ミカンはフシダラな子…♥」
ミカン「ああぁっ!アンタはもう黙ってて!!」
さあおじさまとユキカゼきゅんの旅が始まる…というところで次回最終回!どうすんのよ?
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