原作ファンからも「真のヒロイン」と呼ばれるなど名高い、本作主人公・直枝理樹くんの女装！
ついにアニメにも登場しました！

夜、理樹達男子が部屋に集まって野球盤で遊んでいると、小毬とクドが「理樹君、大変なんです。」と言って呼びに来た。
しかし、実のところ特に大変でもなさそうなので、理樹くんは男子達と遊ぶことを選ぶ。

真人「そうか、理樹は俺達を選んだか。」
恭介「なら、あいつらに負けないほど今夜は弾けないとな。」

弾けるために？誰が好きかという話を始める恭介。

恭介「俺は、今んとこ理樹が一番だ。」
理樹「えっ…？」
謙吾「お前、照れてないか？」
理樹「いやいや、そんなことないから…！」
真人「そうか、良かったぜ。もし2人が結ばれちまったら。俺が理樹と2人でいられる時間がなくなっちまうもんなあ。」
理樹「（三角関係…？）」

恭介「で、理樹は？」
謙吾「恭介じゃないのか？」
恭介「えっ！？マジかよ！」

理樹「ないない…好きとかそんなんじゃ…。全然好きじゃないから…」
恭介「そうか…ちょっと風に当たってくる…」

好きじゃないと言われ本気で落ち込む恭介。理樹は恭介を追いかける。

理樹「あんなの嘘だ！僕、リトルバスターズのみんなが大好きだ！だから、恭介だって大好きだよ！」

なんだか告白みたいですが、これはあくまでも友情の形です（多分）。
そして「リトルバスターズ最高！リトルバスターズ最高！」と2人で連呼しあう。

そうしていると、理樹の携帯に鈴（りん）から「あたしの部屋に来て。一人で。」とメールが来た。

鈴の部屋は女子寮。男子禁制だ。

女子生徒に見つからないよう、理樹くんは女子寮に潜入…ってどこに隠れてるの。

しかもこんな時に限って風紀委員が取り締まりを強化していた。
理樹くんは細心の注意を払いながら、なんとか鈴の部屋にたどり着く。

そこには、鈴だけでなく女子達みんなが集まっていた。

来ヶ谷「さて、大変楽しいお泊り会の始まりだ。」

あのメールは女子達のお泊り会に理樹くんを呼ぶための罠だった。
さっきの小毬とクドもその作戦の一環だったのだ。

来ヶ谷さん「めくるめくキャッキャウフフなガールズトークと洒落込もうか。理樹くんは朝まで我々のオモチャだ。」
理樹くん「えぇ～！」

それを電話で告げられ「拉致られた…」とショックを受ける男子側。

理樹くんは帰ろうとするが、ドアを開けたところで危うく風紀委員に見つかりそうになり、仕方なくお泊り会に参加する。

理樹「風紀委員達がいなくなったら、スキ見て帰るからね…」
来ヶ谷「うむ、理樹くんも覚悟を決めて、『むしろハーレム状態じゃんヒャッホー！こいつはウッハウハだぜ！』と、気持ちを切り替えたところで…」
理樹「いや、そんな切り替え方は…」

鈴がお風呂に入るのが恥ずかしいというので、目隠し＆緊縛される理樹くん…完全に遊ばれちゃってます！

お風呂の様子を想像して赤くなっちゃう理樹くん。

それから女子達は順番にお風呂に入っていく。全員入り終わったところでやっと外してもらえた。

葉留佳「じゃあ次、理樹くんね。」
理樹「えっ、僕も？」
小毬「入っていっちゃいなよYOU!」
クド「ですよ、YOU!」

着替えの寝間着までしっかり用意されていて、言われるがまま入ることに。

理樹「来ヶ谷さんって、恭介の数倍タチが悪い気がするな…。でも、鈴がこうやって友達とお泊り会なんてできるようになったのは、良いことかな…。僕が無理矢理参加させられたのって、鈴がこの場に居やすいように？もし、そうだとしたら…一晩ぐらい、犠牲になってもいいかな…。」

ところが、お風呂から上がってみると、なんと着替えが女子制服に！

理樹「前言撤回。」

理樹「来ヶ谷さん！」
来ヶ谷「ふんどしの方が良かったか？」
理樹「もっと嫌だよ！」
来ヶ谷「ハッハッハ、まさかパンツ一丁で出歩くわけにもいくまい。」
理樹「なーっ！もうー！」

来ヶ谷さんやってくれたなあ！
そこに女子制服しかない以上、それを着るしかない！というわけで！

小毬「理樹くん可愛い！」
クド「可愛いですー！」
理樹「あ…ありがとう…」

鈴「（真顔で）似合ってるよ。」
理樹「んぐっ…」
来ヶ谷「うむ、私と背丈がほとんど一緒なだけあって、ピッタリだな。」
葉留佳「髪結んであげる！」
小毬「リボン何色がいいかな。」
理樹「もうどうにでもなれ…」

さらに美魚に写真まで撮られてしまう。

理樹「うわっ、撮らないでよぉ！」
美魚「写真、大切にしますね…」
理樹「しないでよぉ！」

こうなるともうオモチャ化は止まらない。
来ヶ谷さんは理樹くんに絡み始める。

葉留佳「ひじょ～にエロいです。」
美魚「背景には百合の花が似合うと思います。」

来ヶ谷「ほう、それはこういうのか？」

来ヶ谷「君は、可愛いな…」
理樹「あぁっ…」

美魚「（写真を撮りながら）いい感じです！」
理樹「だから撮らないでってばぁ！」

来ヶ谷「うむ、棗兄とバカ2人にもデータを転送してやろう。」
理樹「あぁ！ホントやめてよぅ！」

そしていつの間にか、新聞紙を使ってのチャンバラごっこが始まった。

一番斬られた者は好きな人の名前を言うということになり、みんな必死。
しかし、騒ぎすぎてとうとう風紀委員の軍団がやってきてしまった！

軍団を取り仕切る風紀委員長は二木佳奈多（ふたき かなた）。
佳奈多「いつまで騒いでいるの！」

そして理樹くんが見つかってしまう。

佳奈多「あなた、こちらへ来なさい！」

ビクビクしながら佳奈多の方へ向かいます。

佳奈多「あなた…」

佳奈多「リボンが曲がってるわ。」
理樹「えっ？」

佳奈多「見ない顔ね。自宅通いの子？この時間寮生以外は立ち入り禁止よ。」
来ヶ谷「私が連れ込んだんだ。彼女に非はない。」
佳奈多「では来ヶ谷さん、後日始末書を提出してもらうわ。消灯時間を過ぎてなお騒いだ場合、全員厳罰に処します。いいわね！」

全員「はぁ～～。」
葉留佳「気づかれなかった…」
クド「直枝さんの女装はパーフェクトなんですね！」
理樹「うわぁぁ…無念なり～！」

そしてそのまま部屋でお泊り。朝を迎える。
みんなが起き出さないうちに部屋を出る理樹くん。

来ヶ谷「気をつけて帰れよ。」
理樹「うん、ありがとう。来ヶ谷さん。」

女子寮を出ると、恭介がいた。

あれから、誰が理樹を助けに行くかを決めるためにゲームで勝負していた男3人。だが決着がつかず朝までかかってしまったのであった。

恭介「もう着替えちまったのか？」
理樹「えっ？」

恭介の携帯には、あの写真が…　しっかりと百合の背景まで。

理樹「うわぁぁ！あの人ホントにやったぁ！」
恭介「いいじゃないか、似合ってるんだし。」

恭介「可愛いぞ、理樹。」
理樹「えっ…？」

ああもう、ホントに理樹くんは男子からも女子からも愛されてるな！

そしてこのサブタイトルである。