「海月姫」クラゲマニアの前に現れたお姫様!?
ペットショップで間違った飼い方をされていて、今にも死にそうなクラゲを見つけたクラゲマニアの倉下 月海(くらした つきみ)。
死にそうなクラゲを別の水槽に移せばいいのだが、対人下手でうまく説明できず困っていると、そこに“お姫様”とも言うべき美女が現れた―。
そのお姫様は店員とうまく取り持ってくれて、「どうせ死ぬんだからちょうだいよ」と、クラゲをもらうことになった。
ところが朝になってみると、美女だと思っていたその人は…男になっていた。頭はカツラだった。
無論ニセ乳でつ。
月海の住む天水館(あまみずかん)は男子禁制のため、蔵之介が男性であることは月海以外の住人には内緒。
自らを「尼~ず」と称すここの住人は月海同様ファッションというものに疎く、世間に溶け込めない者ばかりだった。
尼~ずたちを交渉に向かわせるため、蔵之介は自らのファッションセンスで変身させる。
蔵之介は大物政治家・鯉淵慶一郎と、その愛人である舞台女優のリナの間に生まれた。しかし幼い頃に母親と引き離され、鯉淵家に引き取られる。
そのことへの反発から「政治家には絶対ならない」と、男でなければいい、むしろ“変態”と思われていた方がならなくて済むだろうという考えから女装するようになった。
キラキラした母のクローゼットを見せてもらった思い出、「あなたが女の子だったら一緒にいられたのかもね…」と残していったドレス。これも今の蔵之介に影響したものと思われる。
取り壊しを止められないなら、天水館を買い取ってしまえばいい!と、その資金を稼ぐためにフリーマーケットに出展する。
天水館に眠っていたレトログッズ、尼~ずたちが作ったクラゲのぬいぐるみを売り…。でも足りるわけがない。
そんな時、月海が部屋で布きれを体にまとい、ドレスごっこをしているところを目撃する。
「月海がお嫁に行く時は、クラゲみたいなドレス作ってあげるからね…」と、幼い頃母が言ったことを思い出していたのだ。
この月海に、うっかりときめいてしまった蔵之介。
だからって、そんな表情されたらこっちがどうにかなりそうです…。
このあと、蔵子(天水館ではこう名乗っている)はあまりのドキドキに倒れてしまい、偽乳であることがバレてしまった。
男であることはバレなかったけど、これはこれで恥ずかしい!
とにかくこれをきっかけに、蔵之介と尼~ずたちはクラゲをイメージしたドレスのブランドを立ち上げることに。
尼~ずには天敵の「オシャレ人間」がたくさん集うファッションショーへ、いざ出陣!
- ▼コメント(0) / トラックバック(0)
-
トラックバック (0件)
コメント (0件)