げんしけん 二代目 第1話 「道のむこう、約束の場所」 【前半】 波戸ちゃん登場!
大学のオタクサークル「現代視覚文化研究会」、略して「げんしけん」。
春をむかえ、げんしけんとしても新入生を確保したいところだが、今のところ前会長・大野加奈子(おおの かなこ)のアメリカ時代の友人であるスザンナ・ホプキンス(通称スー)1人しか新入生がいない。
「このままでは卒業した後にサークルが無くなってるかも…」
そう思って現会長・荻上千佳(おぎうえ ちか)が立ち上がった。
荻上はすでに新人漫画家としても活動している。その腕を生かし、下書きもなしにペンで直に描いてイラストを完成させるという実演パフォーマンスを見せた。
まず、この2人がやってきた。
左は吉武莉華(よしたけ りか)、明るくオープンな性格の典型的腐女子。
右は矢島美怜(やじま みれい)、言動は男っぽい感じで落ち着いていているように見えるが、やはり腐女子。
荻上「やっぱ私の絵で集まるのはこういう子たちか…」
と荻上が落胆したところに、さらにもう1人の入部希望者が!
「あの、見学させてもらってもいいですか?」
荻上「も、もちろんどうぞ!」
吉武「ういっス、皆さんに確認していいっスか?ここにいる女子の方は、頭に腐の文字がついてもOK?そういう話題OKっすか?NGならやめまっス。」
大野「大丈夫ですよ。」
吉武「エライ波戸ちゃん!というわけで自己紹介を兼ねて、私の好きなBL本の同人誌を。」
BL本に目をキラキラさせる波戸ちゃん!
そして「私も見ていいですか…」と手を出そうとした瞬間!
さっきから波戸ちゃんの美人っぷりに照れながらチラチラ見てた朽木学(くちき まなぶ、通称クッチー)が髪を触っていて…
これまで女声で喋っていた波戸ちゃんだが、ここでつい地声が出てしまう。ということはそう!
やって参りました男の娘!
ウィッグが取れて焦り恥ずかしがる姿を細かく載せてみましたが、これ動きがつくとすごく萌えるなぁ!
そして、この人もそんな姿に萌えたのでしょうか、大野前会長がスッと立ち上がったかと思うと、波戸ちゃんを様々な角度から観察し始めた。
大野「わかりました!徹底的なムダ毛処理、体型を隠す服選び、個性に合わせたナチュラルメイク、そして!女声を出すためのボイストレーニング!私には…いえ私だからこそわかります!この子は、最大限の努力をしてここに来たのですよ!私達とおしゃべりするために!」
大野「げんしけんへようこそ波戸君。フルネームを教えてもらってもいいかしら?」
大野「あなたにピッタリのコスプレを用意してあげますからね~。」
波戸「あ…あの私、そういうのはちょっと…」
そりゃそうですよねー!これほど逸材だもの、コスプレとかどんどんさせたいですよね!
この後、OB・OG達も集まっての新歓パーティー。
そこでOB達に「誰が男でしょう?」というクイズを出してみたり…
斑目晴信(まだらめ はるのぶ)先輩は…
斑目「わかんねーもん…ホントに1人男なの?」
吉武「なんかあの先輩萌えるっスね」
矢島「明らかに受けだな。」
斑目が合流したところで、会場となる荻上会長の家に向かう。
大野「荻上会長の家へゴー!」
「ゴー」って小さくやってる波戸ちゃん可愛い。
次は笹原完士(ささはら かんじ)先輩。現在は編集者となり荻上の担当でもある。
斑目「え?わかんの笹原。」
笹原「いやまあなんというか…普通に考えたら…。」
矢島「(ぜってー私って言う…)」
しかし、次にやってきた春日部咲(かすかべ さき)先輩は、クイズを出すまでもなく「君それ女装じゃん」と一発で見ぬいた。
春日部「相変わらずだね。アニメばっか見てるからだよ。」
笹原「返す言葉もない…」
男の娘アニメばっかり見てればわかるよ!
ここまででまだ前半終わったところです。
波戸君成分が濃いこと濃いこと、濃すぎるので後半はページを分けます。
後半はこちら!
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