電波教師 第12話 「ルーチェvsファースト」 ボクはルーチェ!そして荒木光太郎だ!
チーム23の優勝祝賀パーティーをしようという鑑(ファースト)。サプライズゲストも来るという。
しかし光太郎(ルーチェ)はリアルでその顔を出せるのか…
光太郎「リアルでパーティか…昨日はボクも楽しかったしきっと大丈夫…でも明日はマキナさんや騎咲さんだけじゃなく知らない人も大勢来る…」
鑑「どうした?」
光太郎「いざとなるとちょっと不安で…あの!やっぱりボク行くのやめようかと…。」
それにしても肩出しとはけっこう気合い入ってる。
鑑「ここまで来て何言ってんだよ。大丈夫だって!ルーチェとしてみんなに会うんだから。」
光太郎「み…皆さん!リアルでははじめまして…ルーチェです!」
生徒「本物のルーチェさんだ!」
生徒「すげぇ!アバターそっくりじゃん!」
生徒「実物も超カワイイー♥」
生徒「ねぇ、どこの高校?」
光太郎「え?あの…」
生徒「彼氏いるの?」
光太郎「それは…」
ジュースを飲む様がなごみます。
だがこれはあくまでルーチェとして受け入れられただけ。光太郎としてではない。
ここからが鑑の授業の始まりである。
鑑はサプライズゲストとして、あの時光太郎きゅんの女装をバカにした3人、通称「西神鳴高校のウエスタントリオ」を呼んでいたのだ。
手をバッテンして止めるとかいちいち可愛すぎるんだよ!
でもでもこいつらはそれが分かんないんだな。
光太郎「ハァ…ハァ…ハァ…お、お願い!みんなにはボクのこと内緒にして!大事な仲間だからお願いします!」
コウスケ「お前、まだその気持ちわりぃクセ直してなかったのかよ。」
光太郎「はっ…!」
光太郎きゅんはクラスメイトに真相がバレたら、きっとクラスメイトからも気持ち悪いと言われるに違いない…そういう想像をしてしまう。
コウスケ「仲間とか言って性別から騙してんじゃねぇかよ。みっともねぇなあ。」
ルーチェ「みっともなくていいので…黙ってて下さい。」
コウスケ「ちっ…わかったわかった。お前とはもう別の高校で関係ねぇし…。」
マモル「相変わらずだせぇやつ。」
まあこれでもかなり勇気を持って言い返した方ですよ。
気持ち悪いと言われることが本人にとってどれだけトラウマになってるか!それも「クセ」と、悪いことだから直せと言わんばかりの言い方をされたわけです。そういうものによく堪えて言ったものだと思う。
だけど、みっともないなんて言われたままでいいのか?それを認めてしまっていいのか?鑑はそれが許せなかったんでしょうね。
鑑はウロボロスの優勝者権限を使って合戦イベントを決行すると言い出す。
鑑「俺が設定する対戦は、この俺ザ・ファーストと、鉄壁のシスター、ルーチェだ!」
光太郎「えっ!?」
鑑「そして俺はこのバトルに勝利したら、ルーチェに関するある重大な秘密を暴露しようと思う!」
光太郎「なっ!?」
生徒「マジか!」
生徒「ルーチェたんの秘密だと!?」
鑑「参加人数制限・魔力制限も解除する。ウロボロスのアイドルルーチェの秘密を知りたい者はこの俺に味方しろ!」
一同「おお~っ!!」
すごい盛り上がりだ!アイドルの秘密とかいい響きだけども!
ルーチェたんの秘密を知りたい生徒がファースト側につき、圧倒的な勢力となる。
秘密を守ろうと、意を決してウロボロスにログインするルーチェ。
数ではファースト側に及ばないが、ルーチェ側にもついてくれる仲間が…。
ファースト「フッ、おもしろい。お前はもうルーチェじゃない。だからこの俺がお前の真の姿をみんなの前で暴いてやる!思い出させてやるよ!本当のお前自身をな!」
【1年前の回想】
ファーストを守るため結界をつくるルーチェ。
ファースト「懐かしいな…見るのはこれで二度目か…ルーチェの城塞結界、アラモ!」
ハァ…ハァ…と息を切らしながら結界を守るルーチェ。
だけど効力が落ちて敵が入ってくる…。
仲間が抵抗するが、ファーストにはかなわず…。
ファースト「これで邪魔者はいなくなったな。」
ルーチェ「ファースト…」
ファースト「1年前、ルーチェは自分より強い俺を守ろうとしてアラモを使った。しかし今、目の前にいるお前は自分より弱い者に守られてアラモを使ったな。」
ルーチェ「でも、それは…」
ルーチェ「くっ…。」
ファースト「2590時間!俺とルーチェがウロボロスで共にプレイした時間だ!俺がパートナーと見込んだルーチェはお前みたいなヘタレじゃねえ!」
【回想】
光太郎「ウロボロスかぁ…パッケージが可愛いからつい買っちゃったけど、面白いのかな…。」
光太郎「ん…?すごいな、これ…アバターの設定がすごく細かく作れるようになってる…。」
ファースト「お前はリアルから逃げ出すためにルーチェを作った!だったら!全く別のアバターにすることもできたはずだ。なのになぜ自分そっくりのアバターにした!?」
ルーチェ「それは…」
光太郎「(本当のボクを 認めてもらいたかったから!)」
ルーチェ「あ…あ…」
ファースト「ホントのお前を…汚すなよ…。」
光太郎「皆さん!ボクの名前は荒木光太郎!銀杏学園2年3組の不登校児です!」
みんな「エーーーッ!?」
光太郎「皆さん!今まで本当の事を隠していてすみませんでした!」
純音「あの…いろいろビックリしたけど…とにかく、その…よろしくね!光太郎くん!」
光太郎「こちらこそ…よろしくお願いします!」
生徒「僕も!」
生徒「私も!」
生徒「よろしく!光太郎くん!」
「あいつ、自分からバラしやがった。」
コウスケ「フッ…バカだな あいつ。」
そう言いつつもホッとした表情を見せるコウスケ。実は気にかけていた?
光太郎「はじめまして!荒木光太郎です!これからよろしくお願いします!」
鑑「おう!よろしくな、光太郎!」
いや~はじめましてとは泣かせるなぁ。
いや本当いい先生がいてよかった。本当に“荒木光太郎”としてクラスに受け入れられたんだ。
次回予告
今回の予告はなんとウエスタントリオが担当!
次回登場する新キャラについて…
「なんか美人の博士らしいぜ?」
「つか、ホントに女なんだろうな?」
なんだか疑心暗鬼になってしまった3人がそこに!
いいぞいいぞその調子で性別の概念をどんどん崩していけ。
だいたい男に生まれたとからって可愛いものを付けちゃいけないなんてことはないんですから。
全国には光太郎くんと同じような悩みを持っている人もたくさんいると思います。そういう子達がこの話をきっかけに少しでも勇気を持って一歩前に進んでくれたらと願ってやみません。
幸い今は女装・男の娘のキャラも増え、いわゆるおネェタレントというのも台頭してきている時代です。時代は後押ししてくれているんです。
確かに世の中には気持ち悪いと思う人もいるでしょう。だけどそれに負けてどうする。自分を汚すな。好きなことなら人に何と言われようとも貫き通すことです。
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コメント (2件)
オネェ関係ないだろ。
しかし、原作の画力問題を完全に吹き飛ばしてる、このかわいさ。
とってもいいよ。
うるうる、ルーチェ(光太郎きゅん)良かったね(T_T)
原作の方は知らないんだけど、ずっとこのままメインヒロインでいてください
それにしても。。。かわいい(^-^)