エリアの騎士 第32話 「お帰りなさいませ、ロミオ様!?」
このアニメは、主人公の逢沢駆(あいざわ かける)ら江ノ島高校サッカー部の成長を描く物語である…が、今回の話ではサッカーはやりません。文化祭の話です。
サッカー部は文化祭の出し物として、メイドカフェをすることに。
サッカー部マネージャーにして女子サッカー日本代表・なでしこジャパンの美島奈々、他校の生徒だが「私も着たい!」と言って参加している同じなでしこジャパンの群咲舞衣など、最初は女子だけでメイドをしていたが、店が評判になり人手が足りなくなってきた。そこで…。
舞衣「わー!可愛いじゃん、駆っち!」
奈々「うん、ほんとほんと!」
駆「えー…?」
こうなりゃ男子も使うっきゃない!ですよね。
照れ照れの駆っち。(右は変身前)
そしてもう1人、さらにレベルの高いのがいた!それは的場薫(まとば かおる)くん!
一同「ええええええ!!」
薫「なに?」
駆「薫くん…?」
「マジ女かと思った…」
「可愛い…」
舞衣「ちょー悔しいー!」
駆「かしこまりました御主人様…。」
照れながらもなんとか接客をこなす駆くん。すると駆くんにお客さんが。
駆「あっ、あれ、日比野?」
日比野「駆か?なんだその格好。ハハハハ…。」
駆「僕だって好きでやってるわけじゃないよ…。遊びに来てくれたんでしょ?なんか飲む?サービスするよ。」
彼は駆の幼馴染である日比野光一。
するとそこに薫くんが通りかかる。
日比野「か、可愛い… 駆、誰だあの娘!」
駆「えっ?ああ、薫くんだよ!」
日比野は呆然。“薫くんだよ…薫くんだよ…薫くんだよ…”という声が頭の中で響きわたる。
一方こちらは、さっき女装した部員のうちの1人・織田涼真。彼は果敢にも(?)メイドの格好のままトイレに行っていた。
すると知り合いの明智という演劇部員から、部員が全員熱を出してしまったので代わりにサッカー部に演劇をやって欲しいと頼まれる。
どう考えても無茶なお願いだが、明智に土下座までされ、織田くんは引き受けてしまう。
それを他の部員に話すと、最初は反対されたものの、駆くんが「困ってる織田くんを見捨てられない」と言うと、みんな賛同してくれた。
もっとも「こんな仕事もううんざり」というのもあるようだが…。
中塚「…って、どこ行くんだよ!」
薫「ちょっと、離せよ中塚!」
中塚「勝手にいなくなんなよ!お客様のご指名なんだぞ!」
中塚公太は今回この店で店長を務めているツンツン頭。
店のナンバーワンを手放すわけにはいかないですもんね!
中塚「薫子ちゃん、戻りました~!」
そんなわけで、薫くんと中塚以外のメンバーが参加することになった演劇。
抽選の結果ロミオ役は駆くんに、ジュリエット役はサッカー部エースの荒木竜一くんに決まった。
しかし…嗚呼ジュリエット、あなたはどうしてふとましいの。
そしていよいよ本番を迎える。
駆(ロミオ)「おお、なんと美しい満月、なんと美しい星空…!けれど、この世に彼女の美しさに敵うものはない!おお、ジュリエット、今いずこに…。」
荒木(ジュリエット)「ああ~、ロミオ、あなたはなぜロミオなのぉ?」
客「ゲーッ!なんだあのデブは!」
客「しかも男じゃんか!」
客席を睨みつける荒木くん。
駆(ロミオ)「荒木さん、おさえて、おさえて…。」
それからも駆がセリフを忘れるわ、音響係が効果音を間違えるわ、挙げ句の果てにセットを壊してしまうわで大騒ぎしながらも劇は進む。
木曜日に婚約者と結婚させられる予定のジュリエット。それは嫌だと神父に相談する。すると神父はジュリエットに毒を渡す。これを飲めば仮死状態になり結婚式をしなくて済むと。
豪快だ…。
金曜日になれば目覚めるのだが、この計画がロミオには知らされておらず、ロミオは本当にジュリエットが死んだと思い…
駆(ロミオ)「おおジュリエット…なぜ僕をおいて…行かせはしない、君1人を行かせるものか、共に行こう、神の御下へ…」
そう言ってロミオはジュリエットを抱き上げようとするが…重い。
駆(ロミオ)「荒木さん…重い…」
客席からも「頑張れーロミオー!」と応援の声を受け、必死にジュリエットを持ち上げようとしたロミオだったが、やってしまった。腰が…
一方、薫くんのいるメイドカフェ。
女性客「ばいばーい。」
薫「行ってらっしゃいませ、お嬢様。」
薫くんも女子達も飲み食いする間もなく頑張っている。ところがそんな中、店長の中塚がこっそりお菓子を食べていたところを見つかってしまう。
当然メイド達は大激怒。中塚はこんな姿にされ、メイドカフェはお開きに…。
そして、ロミオの駆くんが出られなくなってしまった劇はといえば…
なんと、今メイドカフェを終えた奈々と舞衣に変わっていた。
「どっかのプニエットとは大違いだな。」
荒木「誰がプニエットだ!」
確かにこれは美しい…でも薫くんでも見てみたかった。(もちろんジュリエット役で)
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