アラタ カンガタリ~革神語~ 第1話 「革ノ命~ARATA NO INOCHI~」 アラタ少年を秘女王に!

アラタ カンガタリ~革神語~ 2013/04/14 11:26

人と神々が共に生きる世界「天和国(アマワクニ)」で30年に一度行われる秘女王(ひめおう)交代の儀式。
秘女王には天通力のある秘女族(ひめぞく)の娘しかなれないのだが、秘女族では長年娘が生まれず困っていた。

そこで秘女族のおばあちゃんは考えた。
なんと、秘女族の少年であるアラタに女装させて儀式に出し、新たな秘女王にしようというのだ!


マカリ(アラタの祖母)「アラタよ、今日からお前は女だ!
アラタ「だからそれ無理ありすぎだって!」
コトハ「大丈夫ですアラタ様。私達釆女族(うねめぞく、秘女族に付き従う一族)も、精一杯女装のお手伝いを!
アラタ「帰れコトハ!ったく、女装しようが何しようが、男の俺が女王ってありえねぇだろうが…。」


マカリ「やはり…お前をちゃんと女として育てておくべきだった!
アラタ「問題はそこじゃねぇ!男の俺に天通力はねぇし、バレたら殺される!」
マカリ「断っても殺されるわ!娘を差し出さねば、反逆の罪で一族を粛清するとのお達しだ…。」
アラタ「一族を…。」

30年前にも娘がおらず、今の秘女王・キクリはすでに在位60年。
今度の儀式には国の存亡がかかっていると聞き、渋々女装をすることに。


アラタ「そうは言われても…最悪だ…」
コトハ「可愛いですよアラタ様!本当に女の子みたい!
アラタ「張っ倒すぞ!」


アラタ「本当の秘女族の娘を探しだすまでの時間稼ぎか…。」
コトハ「祭りは3日間。3日の辛抱です。」
アラタ「3日も秘女王と秘女王に仕える十二神鞘(じゅうにしんしょう)を騙し通せると思うか?」
コトハ「あ、それは…」
アラタ「あーあ、遠い世界へ行っちまいてぇ。」


しかし、コトハからお守りにと、コトハがキクリにお仕えした際に頂いたという「ミチヒノタマ」を受け取ると…。


コトハ「こんなことくらいしか、私には…」
アラタ「心配すんな。オババを殺されたりしたら胸糞わりぃからな。どこまで御上を騙せるか、やってやろうじゃねぇか!」

おっ、乗ってきた!可愛くなってきたよ!

儀式に望むアラタ。

キクリ「来てくれて礼を言う。愛する者たちとの別れはつらかったろう。許せ、アラタ…。」
アラタ「ダメだ…できねぇ…この人を騙すなんて…」


ところがそこで十二神鞘が反乱を起こし、キクリを殺しに!

カンナギ(十二神鞘の一人)「これは我らが十二神鞘の革命なのだ」


アラタも男と見破られ、殺されそうになるがなんとか逃げ出す。

カンナギ「皆の者、聞け!秘女王が殺された。賊の名はアラタ。男の身ながら女に化け、秘女王を殺めて逃走した。国に仇なす逆賊、必ず捕らえて処刑しろ!」


アラタは十二神鞘にキクリ殺しの罪をなすりつけられ、追われる身となってしまう。


アラタは必死に逃げ、そのうちに人を喰うと言われている「神開の森(かんどのもり)」へ。
“喰われて戻った者は別人になる”と言い伝えられている森で、アラタは現代の日本に生きる日ノ原革(ひのはら あらた)という少年と入れ替わってしまった。

クラブサンデーにて原作第1話が無料で読めます。

アラタ カンガタリ~革神語~ 2013/04/14 11:26
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