4人はそれぞれウソをつく 第7話 「響け!友の歌声」 関根を取り戻せ!…最後はカオスに
一体なぜこんなところに…?
翼(剛)「きっと飲み物になにか入ってたんだ!これ絶対人身売買だよ!変態の大富豪とかに売る気だ!」
関根「あの、えーと…。」
翼(剛)「誰か来たら体当たりするから、みんなは逃げて!」
関根「いや、でも…。」
翼(剛)「大丈夫!みんなと違って買い手なんて付かないはずだから…。」
翼(剛)「《男だってバレたら殺されるかもしれないけど…!!》」
い~や売れるね!高値で!
女装少年は希少価値!自身の価値を知ろう!
カラオケで眠くなった時、関根のメガネが外れてしまっていたのだ。
能力を制御できずに被害を出したら研究所に戻る約束だった。
他の3人は関根の記憶を消去した上で戻された。
あれ?でもリッカ大佐だけ効いてなくない?
千代「あら?ここで一体なにを…。」
翼(剛)「なにって、3人でカラオケでしょ?」
翼(剛)「楽しかったなあ。」
千代「そうでしたわね!初めてでしたが楽しめましたわ。」
リッカ「うんうん!関根ちゃんの歌声がかわいくてビックリしたよ~。」
翼(剛)「関根?誰のこと?」
千代「リッカちゃんのお友達ですの?」
リッカ「え…?」
やはり宇宙人には効いてなかった!
翼(剛)「なんか、今日静かじゃない?」
千代「そういえばそうですわね。いつもはもっと賑やかだったような…。」
翼(剛)「まあ、気のせいだよね。」
千代「ええ、気のせいですわ。」
リッカ「《なぜ皆、関根嬢のことを忘れてしまったのだ?こういうことは地球人にはよくあることなのだろうか…?》」
“カラオケで能力がすごいことになって組織の人が連れて行く”、こういうことはよくあるのかとリッカは2人に聞く。
それはスカウトだね。
そうなれば“遠くの人”にもなっちゃうのかな?
そうか歌手デビューか!なら応援しなければ!…と理解したリッカ。
関根も3人のことを思っていた。
なぜなんでしょうねぇ。
関根「翼とはよくケンカしたなあ。だけど根はいいやつだから、すごく気楽に付き合えた。」
関根「きっと翼がまとめ役になってくれるよね…。うん、大丈夫、あの3人ならうまくやっていけるっしょ…。」
関根「そういえば、来週みんなでパフェを食べに行く約束してたんだ…1人じゃ食べ切れないビックパフェ…もう一度食べたかったな…。」
リッカ「色紙だけ置いておくつもりだったけど、なんだか寂しそうだから声かけちゃったよ。」
関根「別に寂しくなんか…。」
リッカ「あれ?そうなの?じゃあどうして泣いてるの?」
関根「泣いてないです…。」
「めざせ紅白」という、関根からしたら意味がわからない色紙。でも3人が書いてくれた色紙…。
そんな時、リッカの携帯に翼(剛)からの電話が。
翼(剛)「あのさ、うちの姉…弟がどこの事務所か聞いてくれって言うんだけど…。」
リッカ「今は難しいかなぁ。今その子泣きながら脱ごうとしてるから…。(身体検査で着替えなきゃいけないため)」
リッカ「うーん、つらそうに見えるなぁ。」
翼(剛)「そっか…もしかしたら判断力が鈍ってて、そこを悪い大人に付け込まれているのかもしれない。リッカが止めてあげた方がいいんじゃないかな。」
リッカ「うん、ありがとう翼ちゃん!」
リッカ「関根ちゃん、一緒に逃げ出そう!リッカがなんとかしてあげる!」
宇宙人の検体と聞き、その研究を発表すれば給料アップ→お見合い成功!と考える所長。
とにかく若い子が好みらしい。そのために年収という名の力を!
リッカ「さあ、逃げるんだよ!スモーキン!」
関根「誰だよ!?」
と、いい感じに終わったのに。
!?
学食で1日10個限定販売される本物のメロンの果肉がたっぷり入った超高級メロンパン!
ブライアン先生が、愛妻弁当があるのに間違って買ってしまったためこれをくれるという!
千代「わたくしも食べてみたいですわ。4人で分けませんこと?」
翼(剛)「ごめん千代さん…このメロンパンだけは分けるとかできないんだ…!」
関根「私も1人で1個食べたいです!」
リッカ「リッカもだよー!」
そんなわけで「ざわ…ざわ…」した絵になっているのだった。
なぜか千代さんだけは護られているし!
関根「《食費を切り詰めおやつも食べないでコツコツ貯金をしてきたぁ!この勝負に勝って久々においしいものが食べたいんじゃあ!》」
切実で泣ける。
一方翼(剛)の負けられない理由は…。
つばさ(姉)「学食で売っている超高級メロンパン買ってきて!よろしく~!」
この姉ってやつは…。
翼(剛)「《毎日学食にダッシュしたけど、いつも売り切れ…いい加減持って帰らないと…!》」
つばさ(姉)「地下送りにして鉄骨渡らすぞ。」
関根「いざ勝負!じゃーんけーん…」
翼(剛)「ちょっと待ったぁ!」
翼(剛)「パーを出すとか言って、チョキを出してこないよね?」
関根「はい。」
翼(剛)「本当に、本当にパーを出すんだよねぇ?」
関根「はい。」
翼(剛)「フン…お前は100%成功しないタイプ!」
関根「なに…?」
翼(剛)「気づいてないと思うけど、関根は後ろめたいことがある時、ほんの少しだけ眉毛が上がるんだ。」
翼(剛)「パーを出すか聞いた時(上がった)…だからパーを出すというのはウソ!グーを出すとわかったんだ!」
千代「おめでとうございます翼さん!」
翼(剛)「ありがとう!」
リッカ「うっかり忘れてたよ!リッカも限定パン、ゲットしてたんだよー!さあ、どうぞ!」
いやドロッドロですけど…。
次回予告
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