カイト・レイツェル・ジンが無事に帰ってきたと思いきや、ジンの様子がおかしい…
そこにルークから連絡が入る。

ルーク「カイト、そこにいるのはジンじゃない。オルペウスだ！」

それはジンの姿をした「オルペウス」だったのだ。

オルペウスは、鉄球を受けてレイツェルが倒れたという「異なる過去」をカイトに見せる。

キュービック「嘘だ…そんな…」
アナ「レイレイ…」

もちろん現実ではレイツェルは無事。
カイトの脳裏に実にリアルな映像が流されたのだった。

ノノハ「カイト？大丈夫？どうしたの？」
カイト「あ…」

エニグマも、同様にラヴーシュカの映像を見せられた。

ジン（オルペウス）「貴様には分かるはずだ。ただの幻ではないと…私に従えばそのぬくもりを取り戻す事も夢ではない。」
エニグマ「まさかラヴーシュカが生き返るとでも？」

エニグマはそう言われて夢中で付いて行ってしまった。

神の書を手に入れるためにファイ・ブレインを育てようとしていたPOG。だが神の書などは存在せず、オルペウスが復活するためにみんなが躍らされていた。

アナ「それで、ジンジンは？」
ルーク「ジンは記憶を失ってたわけじゃないんだ。」

ジンは、自らの記憶もろともオルペウスの精神をその身に封じて復活を阻止していた。
つまりカイトがジンの記憶を取り戻したために、オルペウスは復活してしまったということになる。

オルペウスには過去に干渉し未来を変える力があるという。
今はまだ見せるだけしかできないが、もし完全復活したら…世界は滅びる。

そこに、エニグマと共にオルペウスに付いて行ったレイツェルからの連絡が入った。

オルペウスが言うには、ジンの精神はまだ消滅していない。
そしてジンを救いたければ、レイツェル・カイト・ルーク・フリーセル・ギャモンの中の誰かがファイ・ブレインとして覚醒し、その頭脳を器としてオルペウスに捧げよと言うのだ。

アナちゃんは入ってないんだな。まあ入ってない方がいいのかもしれないけども。
アナちゃんの精神は独特すぎてオルペウスでも制御できないとか…？

オルペウスの言うことが真実だとは限らない。絶望の未来が待っているかもしれない。

レイツェル「ジンがいないなら…どんな未来もおんなじよ…」

レイツェルはジンのためなら悪魔にでも魂を売る覚悟だ。
カイトも「ジンを救えるなら行く」と言うが、さすがに今回ばかりはジンが助かるという保証もないのに行かせられない。

POGの持つパイプで関係各国の協力を仰ぎ、アムギーネ共和国を監視して動きを封じている間に、対策を講じようというのだが…

ノノハ「でも、方法なんて見つかるの…？」
ルーク「分からない。」
アナ「もし見つからなかったら…」
ルーク「その時はジンを…」

カイト「そんな事…そんな事、俺が許さねえ！」
ノノハ「カイト！」
アナ「カイトやめて！」

カイトはジンに「俺たちはジンに助けられたんじゃねえのか!?」と責め立てる。
確かにジンはかけがえの無い大切な人だ。でもだからこそ自分達の手で決着をつけなければならない。POGの管理官としての責任もあるからと、ルークも譲らない。

しかしいくら言ったってこのパズルバカが聞くわけもなく、やっぱり行くことにしたカイト。フリーセルも一緒。

メランコリィ専用の「プリティーメランコリィ号」を借りてアムギーネへ向かうカイト達。
アナちゃんはいないようですね…。

そしてアムギーネに到着。
するとカイト達の目の前に、幼いカイトとノノハが走り回っている姿が…